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【サーフィン研究所】強い波@外国人VS日本人_総料理長かく語りき_(1549文字)

東京から70〜90分程度で千葉にやって来られる。

なので、

混雑で知られているが、

ある程度のサイズになると無人になるブレイクがある。

それらのいくつかは、

もはや国道から丸見えであるし、

さらに書くと、

すばらしい波なのに誰も入ろうとはしないのだ。

そのくらい強い波は深遠であるようだ。

カリフォルニアでこのくらいの波サイズとなると大混雑する。

ハワイもそうだ。

彼らの多くは、

背丈程度のうねりですら、

「波がない」と言ってサーフしないが、

オーバーヘッドを越えると、

そわそわしつつ波の再確認を始める。

で、

波が上がっているとわかれば、

どこかから紳士淑女諸君が沸くように出てきて、

それぞれの見事な芸やターンを波上で披露していく。

よくある「口だけ」ではなく、

見事なほどサーフィンが上手だったりもする。

しかも各季節に数度程度しかサーフしないのに、

荒れる海に軽装&笑顔でパドルアウトしていく。

もしあなたが深い思慮だったり、

多くの経験や教訓を受け、

それを濾過してきたサーファーならば、

過酷や可憐な海になればなるほど、

沖に浮いているのは、

外国人ばかりになることを知っているだろう。

これはなぜかを考えてみると、

こんな外国人は幼少、

少年少女時代にたっぷりと海で遊んでいるし、

波が怖い私たちは、

海でたっぷりと遊んでいないかの違いではないだろうか。

事実、

海でたっぷりと遊んだ幼少時があるサーファーは、

強い波でもリラックスしているように見える。

日本だと、

国民のほとんどが泳げないように教育されている。

例えば、

「小中学生は海で遊んではいけません」だったり、

または、

「遊泳は可能。けれど遊んでいい深さはくるぶしまで」

そんなのばかり。

国はなぜ海で遊べない、

泳げない国民を作るのだろうか?

あ、

もしかすると、

『誰かが儲かる愚策〈消波ブロック山積み〉』が、

海で遊ばれると、

ばれる、

見つかるからだろうか。

うーむ。

鎌倉にやってきた。

ラカ法王の教えと、

総料理長にお会いしたく、

そして仲間たちに会えたらいいなと思ってやってきた。

Honda Sabatt 2011

.

現実世界でも、

私たちのドラグラ世界でも総料理長の小島さんとは、

レンバイ=農協即売所にご一緒させていただき、

素材のあれこれイロハを伺(うかが)っている。

本日は、

ガチョウと鳩の食材のお話から、

現在のホリデー・メニューのメニューの由来等々。

鎌倉も冬野菜が本格的になってきた。

大根、

カブ、

人参、

ビーツ等々。

総料理長はクリスマスの思い出話から、

フィレ肉のことを思い出され、

トリュフとフォアグラから、

作曲家の「ジョアキーノ・ロッシーニ」氏のお名前まで出てきたので、

フランス料理は、

思想までふくめて食べるものだと理解すると、

「それは違う」

総料理長はそう言った。

よくわからないので聞いてみると、

「波乗りの根源と、食のそれは同じなのか」

そんな問いかけが昨夜の品川(横須賀線)、

横浜駅での遅延60分の最中にやってきたという。

「東海道線に乗り換えておけばよかったかな?

おかげで今日も踏切で上下線同時がやってきて、

当分開かずに遅れてしまったんだ」

「交通の悲哀ですね」

そんなことを話しながら、

渾身編集のカレンダーを掲げてくださった。

「なぜ6月なのですか?」

「それはさ、

この甘さというか、

On n’a qu’une vie. (人生は一度きり)

ということが言いたかったのかもしれないね」

そんなことを教えてくださった。

物語は唐突(とうとつ)に終わるが、

「パドルアウトでまた始まりにループする」

というプロット(plot:筋)である。

【巻末リンク:来年のカレンダーの概要】

【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!