Cosmos Surfboards TheOne 6’4”
Nakisurf Original Twin-Fins
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今日は法王誕生日。
先日逗子で催された法王誕生日の宴がよみがえった。
それぞれの、
多情を受け止めるサーファーズ岬の波。
そのご縁で集まるサーファーたちのパーティだった。
鎌倉妙本寺。
悲劇の舞台となった本山として知られ、
その後もさまざまな試練に見舞われながらも、
現在はこのように美しい霊所聖地となっている。
八脚の二天門には、
この両脇には持国天と毘沙門天がいて、
どの方向からもそれらの視線が痛いほど感じられる。
勘が良い人なら立ちすくんでしまうだろうし、
悪行におびえるのなら逃げ出してしまうだろう。
昔もいまも人の心に訴えることは同じなのだ。
昔話となる。
まだ私がバイクしか持っていなかったころ、
横山泰介さんと沖に泳ぎ出て、
タコを獲ったことを思い出した。
先日泰介さんと海の上でお会いした際、
あのときのタコ獲りの話をしてみると、
最近はこのあたりの海産物は、
特産品となって高額で取引されるらしく、
漁師以外が獲ると、
怒られてしまうようになったという。
「自分が食べるだけだからいいのに」
「めったに獲れないのに」
50年前を知る私たちはそう思うが、
漁師が日夜目を光らせて守るほど、
個体数が激減しているのだろう。
タコが激減する理由はいろいろあるが、
堤防や護岸によって、
そしてダム等の流水制限で海岸に流入する砂が減り、
エサとなる小魚、
貝や甲殻類が減ったからと推測してみた。
国土交通省からの要請で、
各地の土木業者は、
お上からの長期高額事業の受注に歓喜するだろうが、
国民にとっては将来的に良いものではなくなってきている。
Amami Oshima
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つまり、
こうした海産物のことなどは一切考えずに、
「(海が領土を侵略しないように)
コンクリートで固めてしまえばいいじゃないか」
そんなことから始まったのだろうが、
最近は、
「津波が来るかもしれません。
もっと高い堤防のほうがいいのではないでしょうか?」
そんなことになって、
工事を受託する企業をさらに潤しつつ、
雇用率が上がったと、
経済を回している気になっているのではないだろうか。
とにかく海岸状態をやったらめったらと変えるのは、
護岸という言葉の魔法である。
護岸することによって、
他の海岸も浸食されて、
次なる滅岸の標的となる。
護岸というラミネート言葉でコートしているが、
その内側というか近い将来は、
周囲をメツガン(滅岸)させる工事であると断言したい。
こんな策は、
もはや昭和のオート三輪並に古い。
真摯なる再考を願う一人が、
法王誕生日に声を上げたと感じてほしい。
国土交通省は、
国民のことを考えて、
このことをしっかりと再考するころではないだろうか。
そんなことをタコ値段から感じた。
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「サーフィンにかけるさまざまな想い」
そんなものを各地で見てきたが、
今回も激烈なるソウルフルを感じた。
この彼もまたサーフィンの源流を見据えている。
たいてい夜明け前というか、
未明にお会いする。
聞いてみると、
「この時間にサーフするのは、
(自身の持つ)魂を無人の無垢な波で確認したいから」
そんなことらしい。
もっと聞いてみると、
誰もいない海に浮かび、
好きなラインを、
自身のスタイルで滑っていくのは、
至福を超えるものがあるのですと教えてくれた。
波情報の発達、
適正浮力推奨メディアなどによって、
魂系のサーファーが現象し、
もはや絶滅危機にあるが、
こういうすばらしい考えを次世代につなげていってほしいと、
祈るように願った🙏
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【巻末リンク:魂のことをもっと知りたければ】
【特大号:NALU誌特集記事】エントロピー:ーENTROPYーアムステルダム・コミュニティというメッセージ_(9172文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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