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【サーフィン研究所:法王誕生日の魂編】サーフィンへの想い_タコ護岸_(1549文字)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4”

Nakisurf Original Twin-Fins

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今日は法王誕生日。

先日逗子で催された法王誕生日の宴がよみがえった。

それぞれの、

多情を受け止めるサーファーズ岬の波。

そのご縁で集まるサーファーたちのパーティだった。

鎌倉妙本寺。

悲劇の舞台となった本山として知られ、

その後もさまざまな試練に見舞われながらも、

現在はこのように美しい霊所聖地となっている。

八脚の二天門には、

この両脇には持国天と毘沙門天がいて、

どの方向からもそれらの視線が痛いほど感じられる。

勘が良い人なら立ちすくんでしまうだろうし、

悪行におびえるのなら逃げ出してしまうだろう。

昔もいまも人の心に訴えることは同じなのだ。

昔話となる。

まだ私がバイクしか持っていなかったころ、

横山泰介さんと沖に泳ぎ出て、

タコを獲ったことを思い出した。

先日泰介さんと海の上でお会いした際、

あのときのタコ獲りの話をしてみると、

最近はこのあたりの海産物は、

特産品となって高額で取引されるらしく、

漁師以外が獲ると、

怒られてしまうようになったという。

「自分が食べるだけだからいいのに」

「めったに獲れないのに」

50年前を知る私たちはそう思うが、

漁師が日夜目を光らせて守るほど、

個体数が激減しているのだろう。

タコが激減する理由はいろいろあるが、

堤防や護岸によって、

そしてダム等の流水制限で海岸に流入する砂が減り、

エサとなる小魚、

貝や甲殻類が減ったからと推測してみた。

 

国土交通省からの要請で、

各地の土木業者は、

お上からの長期高額事業の受注に歓喜するだろうが、

国民にとっては将来的に良いものではなくなってきている。

Amami Oshima

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つまり、

こうした海産物のことなどは一切考えずに、

「(海が領土を侵略しないように)

コンクリートで固めてしまえばいいじゃないか」

そんなことから始まったのだろうが、

最近は、

「津波が来るかもしれません。

もっと高い堤防のほうがいいのではないでしょうか?」

そんなことになって、

工事を受託する企業をさらに潤しつつ、

雇用率が上がったと、

経済を回している気になっているのではないだろうか。

とにかく海岸状態をやったらめったらと変えるのは、

護岸という言葉の魔法である。

護岸することによって、

他の海岸も浸食されて、

次なる滅岸の標的となる。

護岸というラミネート言葉でコートしているが、

その内側というか近い将来は、

周囲をメツガン(滅岸)させる工事であると断言したい。

こんな策は、

もはや昭和のオート三輪並に古い。

真摯なる再考を願う一人が、

法王誕生日に声を上げたと感じてほしい。

国土交通省は、

国民のことを考えて、

このことをしっかりと再考するころではないだろうか。

そんなことをタコ値段から感じた。

「サーフィンにかけるさまざまな想い」

そんなものを各地で見てきたが、

今回も激烈なるソウルフルを感じた。

この彼もまたサーフィンの源流を見据えている。

たいてい夜明け前というか、

未明にお会いする。

聞いてみると、

「この時間にサーフするのは、
(自身の持つ)魂を無人の無垢な波で確認したいから」

そんなことらしい。

もっと聞いてみると、

誰もいない海に浮かび、

好きなラインを、

自身のスタイルで滑っていくのは、

至福を超えるものがあるのですと教えてくれた。

波情報の発達、

適正浮力推奨メディアなどによって、

魂系のサーファーが現象し、

もはや絶滅危機にあるが、

こういうすばらしい考えを次世代につなげていってほしいと、

祈るように願った🙏

【巻末リンク:魂のことをもっと知りたければ】

【特大号:NALU誌特集記事】エントロピー:ーENTROPYーアムステルダム・コミュニティというメッセージ_(9172文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!