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【昭和研究特大号】都内探索_お昼ごろの中野駅北口からブロードウェイ_(2269文字)

Cosmos Surfboards TheOne / 6’4”

Original Twin-Fins

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ものすごい雨が降っている。

予報は1時間で7mmだと安心していたら、

「7ミリの雨はすごいです」

NAKISURFのナカガワがそう教えてくれた。

マイナス・タイドという干潮日。

数時間も海底が露出するので、

私はブレイクまで見に行って、

ピークの下がどうなっているかを確かめた。

さて都内。

ひさしぶりに感じるのは、

海に多くいた証拠であると感じ入った。

今回の都内は、

アメリカ大使館に用があり、

『虎のモンキー』こと、

虎ノ門まで行ってきた。

ここにも

「38」という丁番地などがある。

虎のモンキーは、

官公庁風を装いつつ、

ドラグラ風味を出しているのだった。

東京は電車が便利だし、

高額な駐車場ばかりだ。

さらに書くと、

朝8時半は、

どの高額駐車場ですらも満車だった。

ホテルオークラは、

「ホテル御三家」のひとつとして知られているが、

「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたとは、

あまり知られていない事実だ。

高層ビルディングがあると、

空が狭く感じる。

目的地の在日アメリカ大使館。

テロを警戒しているのか、

付近の道路から警察官に荷物検査をされ、

さらにはX線スキャンをして館内に入るものものしさだ。

予約してあったので、

無事に申請をして、

NBAファイナルズの録画中継を見ながら待った。

準決勝のレイカースVSナゲッツ、

ニコラ・ヨキッチとレブロン・ジェームズの試合だった。

申請はすぐに終わり、

狙っていたカフェ・カルディーノがまだ開店前ということで、

次の目的地である中野に向かった。

到着すると、

時間が早すぎるのか、

お目当ての店がどこも開店しておらず、

中野北口はやはり夜の町なのだと再確認しつつ、

中古カメラ屋に行って、

狙うレンズを「いつかはきっと」などと眺めていた。

5年前くらいかな。

ブロードウェイの地下に、

香川一福で修行したうどん屋さんがオープンし、

人気店となっている。

この時間ならば開いていて、

かつ並ばないで食べられると思ったが、

両項目で甘い見通しだった。

ここは、

地下食料品街に活気があり、

刺身群がなぜか千葉の沿岸よりも安くておいしそうだった。

流通の不思議。

麺専門店などもあり、

こういうコンセプトは大好きなので、

このストア・フロントを見ただけで、

来て良かったと胸をなでおろした。

これはラーメン屋さんの行列。

やはりうどんよりもファンの絶対数の違いを感じる行列だった。

目的の店の多くは開店前だ。

一度「下界」に出て、

ランチを探す。

まだ11時前なのにテキーラ・バーがオープンしていて、

「朝から酔う」

大阪の新天地のような雰囲気を醸し出していた。

このフレンチ・ラーメンが11時に開店した。

のぞいてみるとまだ座れたので、

牡蠣豆乳ラーメンを注文してみた。

すると、

七里ヶ浜の名店「AWANOUTA」のようなエスプーマ風が出てきた。

こうなると、

フレンチではなく、

スペインがベースにあるラーメンではないかと思うのだが、

このおいしさに驚き、

総料理長のお顔が浮かぶほどフレンチ風味だった。

食後にブロードウェイに再入店すると、

正午を回ったからか、

開店したショップも多くなってきた。

昔持っていたオモチャ。

かなりの高値で販売されているが、

これはしっかりとした需要があるからに他ならず、

最近の購買者は外国人でもあるらしい。

このプラモデルを持っていたけど、

あのときはこんなに稀少になるとは、

ここまで価値がでるかわからなかった。

私のお気に入りの店は、

まだ閉まったままだった。

墓場画廊などは、

定休日のようであり、

しばし残念感を味わってからシャッターを押した。

仮面ライダーシリーズにくらべると、

ウルトラマンは値段が安定しているようだ。

個体数が多かったのか、

需要が少ないかのどちらかだろう。

Bar Zingaroが純喫茶としてオープンしていた。

村上隆さんのフラワーだらけなので、

きっと彼がプロデュースした空間なのだろう。

メロンソーダにカスタードプリン。

どちらも昭和の花形だ。

昭和40年代の正月期間は、

コンビニエンスストアなどもなく、

初詣の帰りに開いているのはこうした純喫茶だけだった。

正月価格とかで、

クリームソーダは1500円もするのだが、

連れていってくれた大人は

「正月だから遠慮するな」と、

次から次へ高額品を注文していて、

子ども心に『正月ブランド』のすごさを知ったことを思い出した。

中野を後にして、

JR中央線快速に乗り、

錦糸町で乗り換えた。

錦糸町にはカルディがある。

ここでメキシカンやその他食材を求めた。

中野で感じた昭和気分を思いだし、

ケーキが食べたいと、

このショーケースを見るが、

そこには昭和どころか、

令和系のこだわりケーキが並んでいて、

不二家のイチゴ・ショートケーキがなつかしくなるのだった。

錦糸町付近には相撲部屋も多く、

こうして多くの力士が電車を待っていた。

錦糸町から千葉駅で乗り換えて、

九十九里を目指す。

このラーメン屋はいつも行列だ。

幼少時は、

千葉駅付近に住んでいた(かつらぎ町)ので、

あのときあったニューナラヤを思い浮かべるのだが、

すでにそのカケラすらないほど、

千葉駅は近代的になっていた。

こうして時代が変わり、

50年後にはこの景色ですら古くなり、

懐かしむ人がいるのだろう。

【巻末リンク:前回の中野編】

【サーフィン研究所】シェイプ工具とサブカルチャー聖地でキングジョー_(1260文字)

【巻末リンク*2:視点が変わって】

【サーフィン研究所】浮遊愉楽_インパクト・パドルと音頭_市内でアベンジャーズ_(1538文字)

【巻末リンク*3:去年の中野】

【サーフィン研究所渾身号】悪い酒と天然酵母パン、そして中野の1960年代_(1369文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!