カーソン・ワックはクリスちゃんの弟で、
ハーレーのトップデザイナーとして、
数々のトップデザインを世に誕生させている。
ストライプのウエットスーツやトランクスは彼の作品のひとつでもある。
インスタグラムで、
レコードジャケットのように正方形デザインをすることに凝っていて、
これはそのひとつ。
当人がとっても気に入っているのもうれしい。
ピークの中に、
またはピークの後ろに入ろうとしているフェイドターンの極みをここに。
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NATION工場に行くと、
ライアンのパーソナル、
ソニックブームのグラッシング(ラミネート)が終了したところだった。
このハイ・デンシティフォームは名前の通り高密度で、
それを示すようにストリンガー付近に色が付いている。
SDSという特殊なグラッシングを施すとメガ級の耐久性となる。
私のボードをNATIONページ用のスタジオ撮影のためにワックスを落としたが、
30回以上も乗って、どこにもフットマークが付いていなかったことに驚いた。
このようにひとつの凹みすらない。
確か膝を何度か打ち付けたが、
どこにも痕跡がないのが不思議ですらある。
NATIONテクノロジー、
ライアン・イングルが主導者だけあって、
ネクストレベルなことが再確認できた撮影だった。
キャッチサーフの倉庫に行くと、このように空っぽ。
というのは、アメリカ本土はもちろん、
ヨーロッパ、オーストラリア、
そして日本からオーダーが殺到していて、
生産が追いついていないようです。
去年も予約注文した分しか買えなかったので、
今年こそは多めにと思っていたが、どうやら同様なようです。
売れるのはいいけど、ここまでとは…。
ジェイミー・オブライエンや、ジュリアン・ウイルソン、カラニ・ロブたちが、
あれだけこぞって乗っているだから当たり前と言えばそうだろう。
NATION主宰ライアン・イングルとキャディラック・エルドラド。
彼はユーモアがありすぎて、ひねったポーズを決めたのだが、
はたして何人がこのおもしろさを理解するのだろうか。
ちなみに後ろのメガネの人がマックス・デクスターで、
ライアンのコンピューターマシンのオペレーターとしてNATIONを支えています。
さらにはデイブ・ネイラーが全てのグラッシングを担当し、
いにしえのサンディングマン
『ジョー・ウッド(故人)』の第一弟子のジャーミーが、
こちらも全てのNATION&CANVASボードを仕上げていく。
彼もまた、北米ではトップサンディングマンとして名を馳せている。
ヨッシーさんのサンオノフレ、美しく完成しました。
サンオノフレに行くと、
またブラッドフォードが来ていた。
コーリー・コーラピントと彼のミッドレングス。
ほぼロングボードの長さがある8’11″という絶妙サイズ。
こちらはクリスチャン・ワックの
9’3″アローヘッドをカーソンがチェックしているところ。
ハングテン等のクラッシックと、
モダンカービングの両方ができる希有ボード。
これが短くなるとFLOWというモデルになる。
出世魚のワカシ、イナダ、ワラサ、ブリを思い出すにいたった。
これはボックス(オーストラリア)の近影だが、
まさしくホワイトハウスの大きな時と同一で、
あの興奮を思いだした。
あの凹みの下からパドルして、ボードを落とすようにテイクオフする。
それにしてもすごいボウル波です。
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クリスちゃんのアローヘッド映像を撮ったので、
ここに予告編を作ってみました。
それではすてきな週にしてくださいね。
明日またここで!
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