こんにちは、
そちらは日曜日ですね。
こちらは土曜日。
昨日は機内の椅子で9時間睡り、
それから自宅のベッドで3時間、2時間、
そして5時間と小分けで10時間睡眠を達成した。
日本にいたときはほとんど眠れなかったので、
これでずいぶんと体調は戻ってきた気がする。
しかし、座り過ぎたのか、
体幹、特に腰回りの部分が弱くなっていて、
しっかりと鍛えて戻さないとサーフにならない状態なのがわかった。
昨日一日で座っていた時間は
リムジンバス内2時間
出発前のインターネットテーブル2時間
機内11時間
車内2時間
合計17時間というものでありました。
腰回りがパンパンで、運動するのが怖い。
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さて、RVCAジャパン主宰のYoheyさんがビジネスミーティングのために渡米されていて、
悪魔の化身というか魔界からの使者風のクリスチャン・フレッチャーによって、
ショアブレイク極限切り立ちのグラブルズ地獄に落とされていた。
で、今日はクリスチャンの目が緩んだので、抜け出してフォードアーズにやってきてくれた。
「自分は隠れウナクネ党員なので、こちらの方がサーフィンという気がします」(Yoheyさん)
「クリスチャンが好きなのって、夜だったり、激浅系だったりするから、気が休まらないよね」(私)
「はい、波が良ければいいのですが、たいていは修行させられます(笑)」
「このボードは?」
「センパイ(クリスチャン)の私物らしいのですが、
(サンオノフレなら)”これ持って行け”ということらしく置いてありました」
「Yoheyさんがウナクネ式なの知っているんだね」
「はい。でもそれには関与せずに修行系ばかりでした」
「はは、でもこれ1972年のオリジナルボンザーじゃないの?」
「センパイはいつもすごいの持ってます」
「ハーちゃん(ハービー・フレッチャー、クリスチャンの父)のコレクションも当世随一だね」
「あの家やばいです。まさしくサーフ王朝です」
「そうだね。あの家の歴史から近代サーフの歴史が始まったようなものだしね」
「その歴史が忘れ去られようとしています」
「大丈夫。そんなことはないです。それにしてもこのボンザー、完全オリジナルだ」
「やばいです。このボンザーコンケイブの彫り込みとかきちゃってます」
「サーフボードはこのくらいセクシーじゃないと、ウナクネの完全表現がしずらいね」
「ソースイボンザーですね。これでウナクネ、できますかね」
「総帥は御社のadvocate(主唱者=チームライダーのRVCA式呼び方)じゃない、
やっぱりこれでテイクオフするだけでウナクネ道まっしぐらですよ」
「そうですよね。船木さんは何に乗るのですか?」
「キャッチサーフの”勝手にジャスティン・アダムス・モデル”かな」
「勝手に、ですか?」
「そうこれ。そうか、あの日のブログ読んでいないんだね。
ベイビー・スパークルズとか出てきて、ヤタくんアートとかもいいよ」
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/63087
「このくらいキワモノ気味のフィンセッティングがウナクネですね」
「そうなんだよ。なんたって勝手にフィッシュゴッドだしね」
「後で乗せてください」
「ぜひ、いつでもいいから乗ってください。そのボンザーにも乗らせてね」
「はいぜひ」
そうやって私は勝手にジャスティン・アダムス・モデルで、
Yoheyさんはオリジナルボンザーでパドルアウトし、途中で交換してそれは良い波を得続けた。
特にYoheyさんの4パームスまでの連続マンライづくしによって、
平均ライディング距離が100m強というスペシャル級となったセッション。
「やはり波乗りは距離が大事ですね。完全マンライ満足状態です」
「本当にそう思うよ。このあいだ吉浜でさ、
みんなテイクオフした瞬間にいきなりターンして、ワイプアウトかプルアウトしちゃうの。
例によってダンパーオンリーだったから、
まっすぐ滑って岸に向かって乗ってくる人が皆無で、波乗りというより、
“波・寸止め”という違うものになっていたよ。長く乗った方が楽しいし、
沖にみんないなくなるから波取りのストレスも低下するのに」
「その点七里ヶ浜は、みんな長く乗るからどちらかというと自然にウナクネ系になりますかね」
「そうだね。それは自然発生的なウナクネに近いね」
Seeaベイブスというガールズだちも登場したフォードアーズ。
ウナクネ式満載でしたが、
ペソズの連中とフィッシュゴッドがいないのが残念だった。
それではすばらしい日曜日をお過ごしください。
波、どこも良さそうですね!
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