日本からサンクレメンテまでの移動で、
長時間(17時間)座り続けていたことは昨日書いた。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/63753
で、サーフィングのすごいところは、体の調子の詳細がわかることでもある。
パドルアウトしてすぐに体幹筋が弱くなっていることに気づいた。
つまり、パドリングが左右にグラグラしたからだ。
これはこの体幹筋が弱い初心者の方、
また疲れていて体幹が使えずにサーフしている人が当てはまるので、
ここにその状態を書いておきます。
ご参考にしてください。
【体幹が弱く(または弱い)なっているときに当てはまる8箇条】
1.パドリングがグラグラする
2.パドリングするときに両膝とつま先をまっすぐにし、その箇所も使ってボードを押さえるとボードと体を密着させたパドリングができる。だが、そうしようとすると、体がねじれないので腰に負担がかかり痛むので、どうしても力がかけられず、結果グニャグニャしたパドリングとなってしまう
3.1と2の理由からテイクオフの精度が悪く、立ち上がろうとしても遅延というか、滑り降りすぎてしまう
4.ダックダイブやプッシュスルーも「押さえ」が効いていないので、波に持っていかれることが多くなった
5.キックアウト(プルアウト)した後、すぐにボードの上に乗るのだが、ここでもグラグラ度が高くて不安定だ
6.グラグラしたままサーフするので、ひどく疲れてしまい、良い波が来ても、体力温存のため直前までピークに向かってすら動けないので、良い波に乗れる頻度が激減した
7.ボードが重く感じられる(調子が良いとボードの重さがうれしいものだが、重いと辛く感じられた)
8.乗っているときも体幹筋が使えないので、短く、弱いターンになった
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今までサーフを教えているときに、
生徒にこのグラグラを積極的に直していたのだが、
逆に体幹筋が弱い、または私のように疲弊していてもこうなることがわかった。
それは技術というものではなく、体幹筋だったのだ。
そこで、海から上がってきてから私がしたのは、
イ.温かい場所(今日の場合は砂浜)で背中を温める
ロ.ヨガみたいなストレッチで硬く、そして痛くなっているところをゆるめた
ハ.簡単な腹筋とスクワット、前足蹴り、腰を回すような動作を各10回行う
そしてこのイロハのどれかを繰り返したりして、
体幹筋が元通りになれるようにしています。
同様なパドリングなってしまう方、またはこのような症状の方はぜひやってみてください。
体幹筋のことを調べてみると、
「骨格筋を随意で動かす筋肉」とあった。
この筋力はサーフィングバランスをとるためには必須で、
ここが弱いと全く波乗りにならないことを確認できた。
そういえば今までも調子が悪いときは大小あるが、こんな感じで同様でした。
海から離れて実行するサーフィング・フィットネス、とても重要です。
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