こんにちは、
今日はお待ちかねのテクニック編です。
テイクオフの開始位置に加えて、
波ピーク内に存在する『芯』の解説をしていきます。
これは今まで誰も詳細を伝えていなかったもので、
グッドサーファーへの足がかりとなるために、
という内容としました。
今日のボードは、
タイラー・ウオーレンの”ミニ”こと、
ボンザー5’1″を使用しました。
この薄く、体積がほとんどないボードだからこそ
テイクオフの位置、開始するタイミングが問われると思う。
乗る波を決めたら、
そのピークに向かいながら、波の芯を探る。
ここでは、
私のパドリングしている方向に芯となりそうなものが見えている。
この位置で、
その芯は★マークのど真ん中にあります。
わかりづらいのですが、
カラー画像を見て、何度も確認してみてください。
これはわかりやすいほうです。
芯が自分の方向にシフトしてくるのを予想し、
波との距離も近づいてきたのでテイクオフへの角度にセット。
「芯は常に動いている。変化している」
自分のパドリングの方向(パープル)。
芯がシフト(グリーン)して自分に向かってくる方向をつなぐ『X点』を想定し、
そこに向かって漕ぎ始めた。
芯が「段」とか、「コブ」と称されるように、
波面の中に筋が見えます。↑
上下二枚画像では、
その芯が消滅しているように見えるが、
実際にはあって、その芯の中に入るべく、
ノーズを押しつけながら深く、強くパドリング。
低く、深く、そして強く。
ついに芯が出現した。
しかし、
それは自分のボードより下部にあることがわかり、
無駄なのだが、足をキックして少しでも自分を下に落とそうと試みた。
この★が芯であります。
これもカラー写真で見てご確認ください。
読みがたった20cmほど外れ、芯の上となってしまったが、
「セクション」または「ピーク」は存在しているので、
迷わずテイクオフを実行する。
(ここでの20cmは、20mにも感じられるほど大きい)
私、芯の真上であります。
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芯の上だが、
セクションとしては「始まり」。
いわゆる波セクションの分岐位置にいるので、
その斜面を有効に使えるテイクオフ位置。
ここで波の中に入る。
それまでの自分のパドリングスピードあっての結果。
このとき私が見えているのが、赤いラインのセクション。
このセクションを使って、テイクオフのイニシャルターンに入っていく。
ちなみに右側にある水色実線が「別の」セクションで、
逆に言うと、ここからレフトに行けば、グーフィーの佳い波への始まりとなる。
セクションの壁に向けて、
テイクオフスピードを全て使ってターンを開始する。
これで完璧。
サーフィングにとって、
テイクオフは全てと言っても過言ではなく、
逆にこれがないとサーフィングは成り立たない。
「始めよければ全て良し」
カットバックも、
ノーズライドも全てテイクオフあってのこと。
このあまりの詳細な内容と、
それら委細に気持ちは揺らぐでしょうが、
実際のところそこまでむずかしいわけではありません。
このことをしっかり学んで、
波に乗ることをさらに究極的に楽しんでください。
それでは、
今日もみなさんのすばらしい日でありますように!
また明日ここで。
ありがとうございました。
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