日本は低気圧からの波が入っているようです。
どうかすばらしい波でありますように。
日本からの連想で、千葉北は無人ノースタイガーのことを思いだしていた。
どうしてここまで無人だったのか?
少し検証してみた。
ノースタイガーの北側に大きな堤防があり、それが南東うねりを遮っていた。
付近のサーファーたちはゲッティングアウトが楽だからと、
そこに集っていたようであります。
または御宿がとても混んでいたという情報があり、
やはり多くのサーファーは楽して波に乗りたかったのだろうという結論に達した。
ノースタイガーは横への流れがすごく、リップ(波先)は飛び、
渦を巻くようなインサイドとそれはワイルドだったが、
記憶に残る波だったので、その苦は結実したとも言える。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/64561
さて、私はSurferマガジン社のスタジオで、
写真部部長のJPとサーフボードカタログの撮影をしています。
ここに登場したのがNATIONのドリームクラッシャー5’7″ x 19-5/8″ x 2-3/8″。
このデザインの元々は、カーソン・ワック(クリスチャン弟)のアイディア。
名作MR(マーク・リチャーズ)ツインを現代風にしてみよう、というのがコンセプト。
オリジナルはVEEボトムだが、
ライアンが前足位置シングルコンケイブを入れ、
それをVEEにブレンドするというオリジナルで難しいボトムを表現した。
乗り味は信じられないほど軽く、そして速いという。
『ドリーム・クラッシャー』というネーミングの由来もいい。
「WSLに憧れていたサーファーが(Dream)、
それまでは真剣にペラペラのトライやクアッドで練習していたが、
このボードと出会ってしまったら最後(Clusher=壊す)、
そんなジャッジの望むコンテスト技ではなく、自分の表現したいフリーサーフィングの扉が開いた」
そんな意味をこめてカーソンが命名したという。
私もショートボードからフィッシュに乗ったとき、同じ気持ちになったのでとても共感してしまった。
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昔からあるサンオノフレ・サーフカンパニー。
ひさしぶりに行ってみると、
事務所が拡張されていてびっくりした。
今夜もスケートボード・パーティがあるそうで、
The Pesosは明日オーシャンサイドでライブ。
波も出てきたので、おとなしく寝ることにする。
ハンティントンビーチ市にあるSurfRXに行くと、
CJカフナがハワイ・ビッグアイランドから来ていて、
この5フィンBWTをピックアップしていた。
それにしても鍛えた体ですね。
鍛えている人はやたらと上半身を脱ぎたがるが、
このCJもまた同様で笑ってしまった。
主宰ドッキー師匠は、
NAKISURFからのオーダーカードを処理していた。
こちらはマス大山さん。
彼は18歳からカリフォルニアに目覚め、
当時はマット・大山と名乗り、マットアーチボルドのようなエアを決めていた。
あまりにもカリフォルニアが好きになってしまい、
ついにやってきて八年間も住んでいたが、家業を継ぐために日本に帰国するという。
彼はグレイトサーファーであり、またすばらしいシェイパーだが、
家業(居酒屋ぷん楽)という大きなものがあるのでは仕方がない。
人生いろいろですね。
さよなら大山さん。
元気で良い波に乗ってください。
サンクレメンテの裏山に登る朝陽。
この太陽が夏をまた盛り上げるのだろう。
波が出てきました。
1ft at 12s SSW (191°)
1ft at 10s S (170°)
1ft at 15s SW (226°)
ブイ情報は上記のように凡庸だが、
南西向きのブレイクでは軽くオーバーヘッドあります。
Big Wednesdayですね。(こちらはまだ火曜日)
それではみなさんのすばらしい水曜日になりますように。
Thank you for coming!!
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