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naki's blog

[GW特大号]ハイパーソニック2_キャンバス復活!?_イチローさんに重ねる_加齢してわかったこと_(3890文字)

こどもの日。

おめでとうございます!

どんなGWの日となっておりますか?

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今日はブライアン・ミラーが、

海の上から写真を撮ってくれるというので、

NATIONハイパーソニック2でサーフしてきた。

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NATIONハイパーソニック2は、

前足部分のしなりを出すためにカーボン・ストリップを短く入れた後期テストバージョン。

実際乗ってわかったのは、

前足から剛性があったほうが良いということ。

つまりオリジナルの1に軍配が上がった形だ。

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Hyper Sonic 1 at Chiba, Japan

↑これがオリジナルのサイドフィンから伸びるカーボン・ストリップ。

このセッティングの詳細を簡単に説明すると、

カーボンが長い方がターンの初速がつきやすい。

ただサンオノフレのように日本よりも柔らかくて、

力が無い波質ならば、

逆にこのフレックスによって取り回しがよくなるのでありがたい。

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All Photos By Brian Miller

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夕陽時間に写真を撮ってもらっていたのだが、

ミラーは「陽が沈んでも入っているのか?」

そう聞いてきた。

はて?

彼はまだ撮っていたくてそう聞いてきたのか、

または終わりたくてそう言ったのかの真意がつかめなかった。

そこでこんな質問をしてみた。

「あとカードは何枚残っているの?」

「126枚あるぜ。撮ろう撮ろう」

そういうことになって、陽が沈んでもサーフし続けた。

で、ずいぶんと暗くなって、最後の波を待った。

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やがれそれはそれは良い波がやってきて、

真っ暗マンライを決めた私。

そしてこれらの写真が残って、うれしいミラーと私。

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タイラー・ウオーレンとクリスチャン・ワック。

親友の二人だが、

お互いのサーフボードにそれぞれのアートを入れられることはあまり知られていない。

クリスチャンのキャンバスにタイラーアート。

タイラー・ウオーレン・ハンドシェイプにクリスチャンアート。

さて、そのキャンバス。

2014年12月にクリスチャンが、

「100%の時間と愛を使ってデキマセンから一度止めます」

1年近くそう言い続けて、2015年をもって休止した。

みんなで「さよならキャンバス」をしたのであります。

すると、投資家というか出資者が現れて、

「キャンバスを買いたい」ということになった。

クリスチャン・ワックの条件は、

「オリジナルメンバーがひとりでも欠けないのなら売ります」

出資者は、

「逆にそれが私の条件でした」

そんなことになり、

話は転がるように進んでまとまり、

出資者が金銭の管理をして、

クリスチャン・ワック=ディレクター

ライアン・イングル=シェイパー

製作:NATION FACTORY

そしてメディアとPRということになった。

ついに復活、しかもパワーアップしての復活であります。

DSC_8992

で、こんなキャンバス号がやってきた。

メルセデスのスプリンター。

私と工場長のジェイソンが乗ります。

「この車を海で見かけたら、

免許証と引き換えにキャンバスボードの試乗ができる」

そんなキャンペーンをしようと、

現在20本のカスタムオーダーカードを私が持っていて、

これから書き込むところです。

それらのボードは後日ここに投稿していきますね。

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まだ新価格等が決まっておりませんが、

ここに現在の状況を記しておきました。

5か月ぶりにキャンバスが復活しますので、

どうぞよろしくお願いします。

[おまけ]

私が野球好きだとは、

ここにも書いているので知っている方も多いと思う。

野茂さんがやってきたときに私もアメリカに渡り、

そしてイチローさん、松井さんたちがやってきて、

リアルタイムで中継を見続けてきた一人でもあります。

メジャーリーグにやって来て、

全世界に妖怪として認定されたイチローさんが、

40歳となったら打率が下がり、

比例するように使ってもらえなくなり、

打数がみるみると減り、衰えたように見えるようになってきた。

名門過ぎるほど名門のヤンキースにいるから試合に出してくれないのかと思っていたが、

イチローさんが41歳のときにフロリダに移籍したので、

これでイチローさんもスターティングメンバーだと喜ぶと、

そこにはスタントン、イエリッチ、オズナという、

マンガのような最強怪人外野手たちがいて、

イチローさんは「第4の外野手」そんな位置づけとなっていた。

少し前の私の予想では、

イチローさんは、60歳になってもスタメンでバリバリ打って守って走って、

そう信じていたのでかなり驚いてしまった。

イチローさんを使わない監督批判をバリバリしていたら、

私の声が聞こえたのかその監督はクビになり、当時のGMが監督として天下ってきた。

監督経験がないというか、フロントの人間が監督をするというのは、

メジャーはやはりマンガのような筋書きのおもしろさを持っているということで、

それはそれで楽しかったが、結局はイチローさんは後半投手交代の際の代打役、

または上記した3人を休ませたい日の代役となっていった。

(オズナが怪我をしたりで登場はわりと多かったのが2015)

今年、

イチローさんが42歳となって、

メジャーリーグで3000本安打の記録まで近づいてきても、

新監督であるマッティングリーはイチローさんを代役でしか使わないようだ。

打席に立たないと3000本安打は遠のき、

そしてイチローさんは日々老いていくのかと、

怖々した毎日を送っていると、

何回かスターティングラインナップにイチローさんの名を見るようになった。

韋駄天ゴードンが60試合出場停止になったので、

「一番、ライト、イチロー」とアナウンスされるだけで

「むむ、これはイチローさんぽい」と喜び、

ヒットが出ると手を叩き、

マルチ(複数安打のこと)だと目が熱くなるほど感動していた。

でもマルチの翌日でさえもまた代打業に戻って、

3試合に一度くらいの頻度で打席に立っては、

ヒットを打ちまくる。

これはすなわち「やたらと打つイチローさんの復活」である。

201605_ichiro

で、昨日中継を見ていたら、

イチローさんの本拠地フロリダの、

アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦。

6回まで1−4でリードされていたのだが、

四球でランナーが出て、

前出した怪人オズナが特大の2ランホームランを放ち、

3−4の一点差とした。

その後、相手ピッチャーが動揺したのか、

ストライクが投げられなくなり、

ついには二人もピッチャーが代わり、

1アウト満塁となったところで、

代打イチローさんとコールされた。

盛り上がる観衆。

その大部分がイチローさんTシャツを着ているのをカメラは映し出す。

この日は入場者全員にプレゼント配布された

「イチローTシャツデー」だったのであります。

もし、イチローさんのことを知らなくても、

初めて野球を見に来た人ですら、

(プレゼントされた)Tシャツの選手はわかるというものです。

そんなこともあって、

観衆の「イチロー!イチロー!イ・チ・ロー!」

のチャント(*合唱)が自然発生し、

それを受けたイチローさんは、

得意そうにいつもの所作をしているとき

「これは打つな」そう直感していた。

2ボールのあとの3球目、

95マイル(約153キロ)の直球をとらえ、

それは見事な流し打ちで、

ショートの頭上をライナーで越える逆転2ランタイムリーを放つと、

イチローさんチームの本拠地マーリンズ・パークは熱狂に包まれていく。

そして私は不覚にも涙があふれて止まらなくなった。

カメラはファーストベース上にいるイチローさんを映す。

背番号51が滲んで見える。

ただただうれしい。

本人は飛び上がるほどうれしそうなんだけど、

それをぐっとこらえている表情が映し出されていた。

自慢げで、自信に満ちあふれる顔。

昔の顔。

今年のイチローさんは、

たくさん打ちそうな気がします。

そして年齢の定説を打ち破って欲しいと、

この50歳の私が祈るように思ったことを記しておきます。

確かに私も加齢して、

いろいろな能力が低下したけど、

ミッドレングス、

フィンレスに、ログやツイン、

キャッチサーフと、

ありとあらゆるサーフボードに乗るようになって、

NATIONのライアン・イングル博士との縁があって、

またショートボードに戻ってくると、

体の芯がみなぎりはじめ、

そしてミッドレングスにまた乗ってみると、

また上達していて、

次にショートに戻ると、

ミッドレングスのターンのおかげでまた上達して、

そんな毎日がやってきた。

現在このブログ上で長期連載中の

[私の歴史・回想編]の連想で、

ウエイブウオリアーズ3を再び見ると、

私の波乗りの歴史_第16編_ウエイブ・ウオリアーズVHS_(1945文字)

その中のマット・アーチボルドがギラギラと輝いていて、

それは私がサンクレメンテすら知らない時代に、

憧れだった場所に今住んでいたことを知り、

マット・アーチボルドのボードにいま乗ってみたいと考えていたら、

マットからCOLE経由でマジックボード『ブラック&ホワイト』がやってきた。

naki_BW

すごかったのが、

今回2017年モデルのZ1サーフスーツを開発していて、

これも『ブラック&ホワイト』。

そんな不思議なことになり、

もっと言うとハイパーソニックに乗っていなければ、

このマットボードに乗る機会がなかっただろう、

そう言い切れるほど、

「流れ」というのは重要だと感じたこどもの日であります。

年齢もそうだけど、

「歳を重ねた味」スタイルで波に乗りたいのであります。

若いときはそんなことを思わなかったけど、

60歳になったときにまだこのブログを書いていたら、

今度はその気持ちを表現してみようと感じていた。

お、GWだ!

それではすてきな日にしてくださいね。

Happy G.W.Holidays!


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