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【テクニック編】フィンレスサーフィングの魅力_(2088文字)

今日はテクニック編というわけではないが、

フィンレス、しかも小波での楽しさ、

そしてあり余るほどのスリル、

体幹、重力、遠心力について書いてみます。

用意するのは、

どんなボードでも良いのだが、フィンを外してください。

私がキャッチサーフを使うのは、

柔らかいので、もし自分に当てても怪我をしづらく、

さらにはトリプルストリンガーの剛性、

パイプライン対応レイルがフィンレスにとても向いていると思う。

連続写真で説明していきますので、

写真の間のテキストを読んでいってください。

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テイクオフしたらすぐに波側の手を入れる。

これが支点となって、ボードは滑り始めるだろう。

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姿勢は低く、

より低く、

さらに低くを意識するといい。

これが大波の練習になるという。

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支点が機能して、ボードが逆走を始めたら、

そのまま支点となっている手でボードを掴む。

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「姿勢を低く」

そう上記したが、

このボードを掴めるくらい低い姿勢を一度してみるといい。

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後ろ=背中側に滑り始めるからボードをしっかりと掴んで、

遠心力に耐えよう。

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ここまで廻った時点で、

さらに不安定になるので、

私流は前の手もボードに接着させている。

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ちょうど重力が入れ替わるようで、

なんともいえない不思議な感覚となる。

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ここまで来ると、

サーフボードは波からスピンアウトして、

波面を浮いているだけなので、

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ボードと両手足をさらに接着していく。

テイルがノーズとなっているので、

ノーズ側の後ろ足(むずかしいですね。笑)を浮かせていく。

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半回転を越えたら、

前方(この場合はテイル)波側に落としていく。

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今度は後ろ向きで滑走しながら元の姿勢に戻っていくので、

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その進行方向に頭を向け、

姿勢をあまり動かさず、

この遠心重力を楽しもう。

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ボードを波面に平らにするだけでし、

そのままノーズが波側に廻ってくるのを待とう。

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波が小さく、弱いので、

ここですでに失速しているが、

進行方向のレイルを浮かせて、

抵抗を受けないように横滑りさせていく。

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ショートボード技のテイルスライドと似ていて、

しかもそのまんまでもあるのがおもしろい。

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元通りになっていくので、

姿勢正しく、再出発のときのターンを探り始めるのがこの辺り。

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このとき、

斜面はまだ続いていたので、

正常側にレイルが入ったら、

そのまま横に滑ろうと決定した。

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スピンの最後は最も速度が出るか、

このように失速しながら降りているので、

もっとも不安定な瞬間が続いていく。

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集中して、

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さらに集中していくと、

長く続くフェイスが見えるだろう。

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テイルを踏み、

レイルターンに備えよう。

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この位置でニュートラル。

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ここからフロントサイド側に加重していく。

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弱く、しかし確かに加重しよう。

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レイルを滑走のために浅い(薄い)角度で沈ませていく。

外側、

先ほどは逆側のレイルを掴んで安定を計ろう。

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レイルを掴んだら、

大波のドロッピングと同じ姿勢とレイル角度で斜面に向かってボードを傾ける。

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このときあまり傾けすぎると、

スライドしすぎるので、

軽く、けれどしっかりとレイルの距離全てを波に噛ませられるように。

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波にレイル角度が合致すると、

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突然加速を始める。

これが楽しい。

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それはまるでバックドアでバレルを狙うように、

的確にそして大胆にレイルを沈めていく。

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この瞬間はほぼ無重力である。

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フィンレスの奇跡。

そして新次元。

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「全てが解き放たれる瞬間」

そう感じるほど胸が高鳴る。

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本当にーー感激するほどの瞬間がここ。

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歓喜。

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しかし、歓喜のセクションが終わりを向かえようとしている。

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斜面を残すことなく、

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全てを味わう。

そう考えると、

フィンレスは波に対して最もエコではないかとこれを書いていて気づいた。

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バレルアウトの瞬間と似た驚喜。

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サーフボードはその速度のまま浮き始める。

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またやってきたたった20cmの斜面、

けれど気分はオーバーヘッドサイズの波であります。

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今私が一番難しいと思っているのが、

この背中側からのスライド、

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両側のレイルを掴んで安定させよう。

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うお!

そんな感覚の滑り。

かなり怖いけど、たった20cmの高さの驚喜。

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こんな角度で滑るとは、

夢にも思わなかったが、

現実になるとなぜか滑っているワタクシ。

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レイルを立てたり寝かしたりして、

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ちょっぴりウナギクネクネ風味。

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レイル側を立てて、

逆側で滑る至福を知った。

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ヘヘー。

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速度がなくなってきて、

失速が進むので、体勢を低く、

さらに低く。

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こんな弱い泡波でも、

抵抗がないのでスルスルと滑り降りていく。

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ふわふわドコドコ。

そんなオノマトペ。

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バランスと体幹。

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行けるだけ滑る。

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まだ滑っているが、

波がここまでで終わりのようで、

そう考えると、こんな小波でもドラマの連続となるフィンレスサーフィングは、

それぞれの感動が止まらないものでもあります。

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*普通の波乗りが飽きた人に

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*新次元を感じたい人に

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*体幹を鍛えたい人に

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*小波でも大波気分になりたい人に

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*初心者に

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*女の子に

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*子どもに

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*そしてハードコアに波乗りを愛する人に

それでは今日もハッピーサーフィング!

 


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