感謝祭日の話題は、
「週末にかけて嵐が来る」
「大雨となる」
「西うねりが大きくなる」
そんな3つのことだった。
正午から大雨だという。
それなら午前中にサーフしようと、
ブライアン・ミラーを誘って、
夜明け前のソルトクリークに行った。
碧い坂を下りていくと、
猛々しくなった西北西からのうねり筋が見えた。
その角度を見ていると、
ロッキーショアができそうだった。
近くからチェックしようと、
岬まで歩いて行くと、
それはそれはのパーフェクトだ。
感激していたら、
なんとミラーが水中から写真を撮ってくれるという。
The Pink Champagne on Ice 7’
Photo by Brian Miller
.
ここは岩だらけなので、
その海底を反映して斜面がぶれる。
フルレイル・セッティング、
さらにはレイルグラブして、
振り落とされないように斜面の出口に向かって進撃するのは、
ちょっとした非日常だ。
しかもぶれてもフィンが抜けそうになっても平気だと感じるメンタリティは、
普段使いのフィンレスで学んだこと。
「急がば回れ」
そんな言葉を思いだしていた。
□
ダナポイントのソルトクリークには、
一つだけ岬があり、
その先から南側に乗っていくのをロッキーショアと呼ぶ。
これはそのロッキーショアの北隣のブレイク。
ここでもこのパーフェクション。
要はこの付近の全てが良い波で、
サーファーの歓びというのを感じた日。
強く、
硬い波だった。
しかし美しい水のかたまり。
たまに晴れ、
たまに大雨のコンディション。
たまにやってくるのは、
すばらしい波。
普段ここまで硬く、
寄ってくる波壁を味わえないので、
一気にテンションが上がった。
これはバックドア気分でバレルイン。
フリートリム。
今朝は、
今年一番の冷え込みだったようで、
とても寒かった。
このロッキーショア・セッションに感銘を受け、
着替えてから岬の上の崖まで登ってみた。
上の画像は、
右、
つまり北側からのロッキーショアの俯瞰図。
良い波だが、
このサイズだとどうしても岩の中を通っていかねばならず、
記憶力と状況整理全てに長けているサーファーがいい波に乗っていくことができる。
通常は干潮が良いブレイクである。
うねりが大きければ大きいほど、
セットアップには良いが、
そうなるとm
右から左への流れが激烈になるので、
パドリングでしっかりと流れをかき分けられる大きなボードが必要とされる。
南側の斜面から見たロッキーショア。
一人だけでサーフしている人が見える。
これを幸運と言わずになんと言えばいいのだろうか?
法王のご加護、
タキビ神の夢、
または総料理長のオムレツ(銀鯖道の夜)か。
雨なので、
しかも感謝祭最後の日曜日、
寒い、サーフラインでは、
「POOR(貧しい、やめたほうがいい)」
と表示されていたが、私たち的には
「EXCELLENT(最高、絶対にサーフ)」という日だった。
逆もまた真なり(逆真流)なんです。
このことを14年前のコラムにも書いたけど、
このブレイクは隠れ岩群(デス・ロックス)があるので、
マニアックなるサーファーたちに支持されている。
よくここで見かけるのは、
クリスチャン・フレッチャー
マット・アーチボルド
ケーシー・カーティス
パット・オコーネル
ドノバン・フランケンレイター
そんな個性派ばかりが来るサーフスポットです。
14年も前のロッキーショア。
お時間があれば読んでみてください。
□
こちらの今日は日曜日の18時。
感謝祭週末が終わり、
明日からいよいよクリスマスに突入する。
その前にサイバーマンデーか。
商戦でありましょう。
車もクリスマス仕様(この場合はトナカイ)になった。
ウナクネトレーディングカードの33番。
アロハ・スコット。
彼こそが、
デューク・カハナモクの思想をいまに受け継ぐ子孫だ。
またはデュークが蒔いたハッピーサーフィングをしんから提唱し、
そして実行している。
機知に富んだウィットと、
かなりの人格者で、
『ALOHA』の心を深い次元で伝導しているようでもあります。
#クラシックスタイルイズベスト
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎