昨日あまりにもロッキーショアが良く、
しかも無人だったので、またミラーを誘って行く。
こういうことをサーフ用語で「通う」と言う。
同じうねりの方向とサイズ、
そして同様の潮位だと前日の経験に重ねられるので、
良い結果となることが多い。
昨日よりも少し小さいかも。
ロッキーショアの満潮は岩々が隠れていて、
やたらと怖いが、そのおかげで誰も来ないので、
両刃の剣のような雰囲気がある。
未明から大雨。
一度夜明けに止んだのだが、結局降ったり止んだりの日だった。
これが昨日ブログのリンク。
ミラーが水中から撮ってくれた標準レンズ写真群。
Brian Miller
そのミラーは、
カメラを自作シングルフィンに持ち替えてハイスピードクルージング。
「柔波で有名なサンオノフレで修練を積み、この強波に乗った」
そう書くと、ちょっと変だが、実際にそうなのである。
夏の弱い波でも必ずピークの中に移動し、
その芯に合わせて、
全力でノーズを落としてテイクオフをしていた効果は絶大であります。
Ryan Jimenez
こちらはコーヒーマスターのライアン・ヒメネス。
ミラーの高校時代からの親友であります。
いつもニューポートやリバージェッティでサーフしているだけあり、
急角度のドロップインを楽しんでいた。
Jamison “JAMO” O’Connell
こちらロッキーショア初体験のジェイミソンことジェイモー。
最初に波の中に見える岩を確認するやいなや、
消沈し、「やっぱ帰る」と駐車場に戻りそうになって、
「大丈夫だ」そうミラーになぐさめられ、
結局沖に出る際に2回も流され、
1時間はすったもんだがあった上で、
最後はミラーと一緒にストランズ側からパドルアウトしてきた。
結局彼が乗った波は3本だけだったが、その激烈波に大興奮していた。
なんだかんだと思っていたよりも根性があったので、
ジェイミー・オブライエンをもじって、ジェイモー・オブライエンと命名。
本人はまんざらではなさそう。(笑)
大きな波は速く、
がしかし、
そこまでのサイズがないので、
セカンドリーフとつながるかまたは届かないかという波質。
前に前に滑っていくスピードサーフィングを堪能。
無論、私の好きな波質である。
突然、岩付近をパドルアウトしてきたサーファーがいて、
それはなんとウナクネ派団長のJETアキラくんだった。
彼らはサンタクルーズまで600kmも北上し、
そしてちょうど帰ってきたところだったので、
「ソルトクリーク岬においで」
と、前日にロッキーショアが良いヒントを伝えたら、
それを実行してくれた一例。
それにしても往復1200kmか、楽しそうなドライブであります。
そのアキラさんは、
「ドリャ!」と岩を飛び越えていて、
思わず「なるほど」とうなったが、
このことを良く考えると、彼ならではのテクニックとわかる。
(私の場合は、もし岩が出てきたらボードからジャンプして飛び越えようと思っていた)
このTVチームと同行している瀬筒雄太くんもやってきて、
ロッキーショアを初体験したのがめでたい。
この3週間に渡る撮影を担う髙波邦行さんが水中カメラを構えていた。
他にサーファーはいないので、
それは楽しい、本格的なハッピーサーフとなりました。
彼らは明日帰国だというので、
最後にすばらしいセッションとなったのがうれしい。
ダナポイントを後にし、サンクレメンテに戻る。
その距離14km、車で22分。
NATION/CANVAS工場では、
ライアンが7’0″を友人に納品したところで、
こういう手渡しされるサーフボードというのは、
COLEだったり、タイラー・ウォーレン、
そしてスキップ・フライが得意としているぞ、
そんなことを想っていた。
NATION人気がものすごく、
ニセモノが出回りはじめたほどで、
人気というのは不思議なことだと感じた。
さて、人気というか、
そんなことを一切考えないのが私のシェイプボード。
先週は、
この動画にもあるようにフィンレスボードを2本創造しました。
こちらは私用&誰でも乗れるデモ用フィンレス。
新世界への誘いチケットです。
左右ほぼ対称(笑)
6’5″ / 38CL
こちらベンチュラハイウエィ・セイジからのご注文。
あれあれ、左右の形が違うとクレームが来そうだが、
これがセイジからの「お題」でもありました。
左右非対称For Ventura Sage
6’11” / 44CL
フィンレス兄弟の2ショット。
こんなに違く見えます。
今日からネイラーが顎というか、
奥歯4本の手術をするらしく、
しかも全身麻酔での大きなものだから、
「下手をすると5日間くらいベッドの上かもしれない」
そんな懸念があるらしく、
その前に巻けるだけ巻いておくと宣言通り、
この感謝祭週末を使って、
毎日工場にやって来て、
結局全てのシェイプボードを巻いていった。
セイジは、サーフボードが経年変化、
つまり日焼けしてしまうのが苦手だそうで、
「ティントボードはほぼ日焼けしない」
そんな原則に則ってのオレンジティントを選択していた。
しかもネイラー巻きは彼の夢だったようで、
電話の向こうから、ちょっぴり興奮した彼の声が聞こえてきた。
私もうれしい。
それでは明日またここで!
Happy Surfing!!
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