新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

虚無の混沌から飛びだすサーフィン_ウナクネの教え”There is the Unakune.”_(2006文字)

Full moon 2017.7.08

昨日、夕刻頃から昇りだした赤い月を見ていたら

「虚無の混沌から飛びだしてくるもの」

という言葉を思い出した。

あれはニーチェのことを指していたのか、

もしかするとヨーロッパのことだったのかな。

そんなことを浮かべてくれた月だった。

その本には、

「物事の本質は属性とともにある」

とも書いてあったが、

その意味はそのときわからず、

頭の中にメロディのような形で残っていたが、

その意味を知らしてくれるような夏の名月だった。

月は宇宙と言えるのかはわからないけど、

未知の場所であり、

“遠きを見て自分を知る”

というのは間違ってはいない行為だろうと考えながら、

そしてカメラレンズにキャップをし、スイッチを切った。

さて、シギーこと鴫原くんたちと千葉にやってきた。

いつものように一宮海岸に行くと、

海の家が建てられていて、

勝浦漁港から運ばれてきた大量の砂をブレイクに入れていた。

そこに地形ができてきていて、

それは見事な数のサーファーが集っていた。

その風景を見て思いだしたのが、

放流されたばかりの魚を狙い、

わらわらとそこに集まる釣り師たちのこと。

似ているようなそうでないような。(笑)

さて、

私たちはそんな混雑には目もくれず駐車場の奧、

北側を目指した。

途中『エックス』を見ると、

どうにもならないほどのパーフェクトな波がブレイクしていた。

人もピークで5人くらい、

インサイドピークは無人だったので、

予定変更し、その北側ではなく、ここでサーフすることに。

車を駐めた後も良い波が来続け、

「よしよし最高最高!」とそのブレイク付近に陣地を作った。

私たちの前では、

Seeaのワンピースにキャッチサーフ

というこの女の子がテイクオフを繰り返していた。

写真を撮っても良ろしいかと聞いてみると、

「私、チョッカリですが、それでもいいですか?」

「もちろんです!」

その会話の後、

確か『チョッカリ』は、

私の先輩が言い始めたことで、

とすると、もしかすると彼女は先輩の知り合いか、

はたまたその「チョッカリ」という単語が全国区、

または関東一円にまで普及したのかもしれなかった。

ちなみにチョッカリとは、

「直下る」=まっすぐにしかいけない状態

のことで、初級者のことを指す隠語でもあった。

Catch Surf 7’0″ Odysea Log

.

さて、

少し前ならそのチョッカリであったであろうシギくんは、

奄美大島、千葉、湘南のセッションを経て、

見事ウナクネストとなりました。

いつか彼のこの波の連続写真を見ていただくだろうけど、

この膝以下の波で、

見事に長距離滑走した腕前の正体は、

「ウナクネの教えを純粋に理解し、

実行したものだけが得ることができるもの」

と確信したのでありました。

その教えを抜粋すると、

There is no ego, there is peace.(自我を捨て、平和に生きる )

There is no ignorance, there is knowledge.(目を開けて知識を得ろう)

There is no passion, there is serenity.(感情的にならず、常に平静に)

There is no chaos, there is harmony. (混乱せずに調和だけを)

There is no false, there is the Unakune. (間違いはない、ウナクネだけがある)

というものでありました。

これを読むといつも自分の低さが分かり、

重くなってしまうのだが、

今週はThere is no passion, there is serenity

「感情的にならず、常に平静に」

ということを念頭に過ごそうと決めた日曜日です。

Catch Surf 5’0″ Skipper Fish

.

平静にソフトフットで乗る波は、

夏のそよ風に押されているようでなかなか風情があり、

サーフ後のタカラ鮮魚でサバ煮を食べながら一句詠めそうだった。

私は現在サーフ三段への昇段試験を控えていて、

今日もその練習に勤しみました。

水温はかなり上がり、25度くらいはある。

競泳用プールの水温が26度というので、

ちょっぴりひんやり、でもトランクスで大丈夫という温度です。

ご参考までに。

定番の冷やし中華感動系を千葉サバリバで。

これは湘南に3軒の店を持つ大新の、

鎌倉店バージョンのコピーである。

極細麺とゴマだれ、

煮椎茸と西洋辛子が渾然となる至福。

千葉NAKISURFには、

全世界からの過剰なる注文に工場が追いつかず、

遅れてしまった6月入荷分のボードが大量入荷しました。

お待たせして申し訳ございませんでした。

現在ワックスの塗り方動画を製作中です。

こちらもお待ちください。

それではすてきな日曜日となりますように!

Have a beautiful Sunday!!