フィジー、ディーパーズでの俺です↑
波がすごいので折れてもいいボロボードでやっていましたが、結局折れずにここにまだあります。
暑いですね。
さっき朝日新聞コムを読んでいたら岐阜で39度あったらしく、体温よりも高い大気じゃまいっちゃうだろうな。
でも冬のあいだ、あれだけ待ち望んだ夏の到来です。
どうぞ楽しんでください。
夜明け頃、風が止んだのでホワイトハウスに行く。
着くと大きな虹が立ち上がっていて、しばし呆然とする。
波数が少なかったが、無人無言のサーフセッションに禅を感じた。
夢心地というのかはわからないけど、波が遙か遠くに感じる。
いつ来るかわからない波を求めて、水平線を見つめていた。
虹はしばらくあったが、いつのまにか消え、車に戻るといつもの音と感覚が戻ってきた。
ひさしぶりの深い感覚に「なぜこんな感じ方をしているのか?」と自問するが、答えは出なかった。
帰ってきて、オフィスに降りて仕事をしながら野球を見ていると、レッドソックスとヤンキースの試合をやっていた。
長年ライバル球団のゲーム差2という後半戦の鍵となる試合だ。
個性的な集団で知られるレッドソックスには、主砲にマニー・ラミレスという選手がいる。
彼がいるから個性的だと言われるほどで、それは群を抜いている。
俺が知っているマニーのいくつか
1.試合中守備位置にいなくなって、みんなで探すとスコアボードの中から出てきた。(後日ここは『マニードア』という名がついた)
2.「マニーの守備」と言われるほど守備範囲が狭く、全力プレーをしないので、見ているほうはハラハラする。で、彼がボールを捕ると、その意外性に観客は大喜びする。(レフト方向に打球が飛んだ時が見ものです)
3.対戦相手のスカウティングレポート、つまり投手の決め球はこれだ、とかカーブを投げる、速球は何マイルで、勝負球は外に切れ込む、等の情報を一切見ない。これは野球がつまらなくなるから見ないのだそうで、それでもあの打撃成績を残しているのだから、天才とされている。
4.昨年のチャンピオンシリーズ(準決勝)の際に(4回勝てば、決勝進出)レッドソックスは0勝3敗とインディアンスに追い込まれた。気合いの入るチームメイト。普段は一切インタビューやコメントには応じないマニーが珍しく口を開き、こう言った。
「これで負けても地球がなくなるわけではないからいつも通りやるよ」
これに気合いの入っていたチームメイトたちはみんなずっこけたのだが、レッドソックスはここから破竹の8連勝を飾り、ワールドシリーズを制覇した。
そんな彼の第二打席。
三回の裏。
ワンアウト、ランナー1塁でレフトライナーを打ったのだが、まったく走る、いや歩くそぶりすら見せず、二歩くらい一塁方向にバットを持ったまま歩き、打球の行方を見るマニー。
このプレーにかみついたのがFOXの解説者で、
「マニーはけしからん!あれでレフトがボールを落とすこともあることを考えて、一塁までは走らなくてはならないんだ。チームプレイが一切ない最低なパフォーマンスだ。マニーであること、と持ち上げられているけど私は野球人として彼に幻滅した」とまくしたてた。
リプレイで何度も彼のその動きが再放映されたから、TV中継で見た人もいるだろうが、みなさんがどう思うかは別として、俺はこれもメジャーリーガーぽくっていいなあ、って感じた。
だって通算500本のホームランを打って、生涯打率が三割を越えているマニーは、その存在だけでチームプレイを越えたものがあるんだと思う。
だからマニーにはどんどんマンガみたいなエピソードを続けていってほしいな、という怪物伝説に期待します。
これからのサーファーもこうあるべきな気がします。
まじめに「がんばります!」だけじゃなくて、自分の意見を言い、一風変わった動きを見せてほしい。
で、エルサルバドルで出会った変わった動きをしている「世界一周サーフ旅行中」の亮太くんからメールが届きました。
今イースター島にいるのだそうで、不思議なモアイ像の沖でブレイクする波の画像が届いた。
こんなライト波もあるのですね↓
だらだらいい波系だ!
これは多分モアイ前のレフト↓
パワフルだなあ。
彼のボードとモアイ↓
NAKISURFボードがイースター島に着いた日でもあります。
夕陽にさようなら。
モアイは大きいものだと15mあるそうで、巨大銅像が苦手な俺が行ったらすくんじゃうのだろうな。
亮太くん、どうぞ無事に旅を続けてください!
船木さん、ヤンクスを首になっていまいました。
クソ~、センクソよりはおれのが使えると思うのにー・・・
とりあえず歯の矯正をしてから今後を考えようかと思っています。
nomoさんと共にナキサーフでバイト募集していませんか?
やはり渡米前の俺の予想通りになりました。
高額の契約金と年俸がネックとなり、ここまで来たようです。
野茂さんはバイト大歓迎ですが、元29番さんはゲトーハウスに出向してもらいます。
観光客、モアイをボードを抱えながらスルーしてそのまま海へ。
海の中からモアイを独り占め。
もちろん波も独り占め。
時空を超えた波乗りでした!
やはりそんな感じなんですね。
誰もいないのかと思っていました。
しかし、このレフトはパワー炸裂といった波ですね。
どうぞ良い旅を続けてください!
あの島って本当にモアイで成り立ってますよね。
昔タヒチからノリだけで行ったら、
住民キッズたちがフギーボードでストークしてたのを見て世の中狭いなぁと思いました。
ラミレス、最高です。
もっと守備できたら松坂の防御率下がるのにな、なんていつも思ってます。