コールの工場に行くと、マネジャーのロボ(ジョン・ロバートソン)がWCTライブ中継を見ていた。
コールのシェイプルームは真空の磁気を帯びているようで、入りづらい雰囲気がある。
道具も同様で、本物の光を帯びている。
これはプレーナー。
ストリンガーや細かい場所を削る鉋(かんな)。
そしてサンダー。
厚みを測るキャリパーという道具。
「波よりもシェイプ優先」と手書きサイン。
昨日の動画にも登場した夢のフリップを会得したライアン・カールソンのボード。
ファイヤーフライのラミネート。
アンディ・アイアンズがオーダーしてきた6’2″。
ロボが黙々とラミネートを切っている。
こちらはAVISOブラックダイヤモンド3(BD3)の3Dスキャン。
当初BD3は全て5’0″で作ろうとしていたのだが、テストライドの末、長さと幅、厚みのバランスが悪いのではないか?
ということになり、サイズを見直したら5’2″になりました。
このサイズが最高なようで、これで体重90kg前後の方まで乗れるようになりました。
(BD3現行サイズは75kgまででした)
コールが250パウンド(約115kg)なので、その体重のプロ浮力と考えてもらえればばっちりです。
これは前回のマスターBD3をスキャンして取り込み、コールが手を加えながら拡大したものです。
「リサイズなんか、コンピュータでやればわけないのに」とコールに言うと、
「ただ単にサイズを大きくするだけでは性能はよくならないんだ」と逆に教えられました。
気になるレイルは
コールが自身で乗るフィッシュと同様の『MEF』となるそうです。
これはブルース・アイアンズのBIレイル。
これにコールがどのように魔法を施すのかがとても楽しみです。
ボード全体のフォイルを示すコール。
高浮力版なので、いくつかの新要素が組み込まれるそうで、現在シェイプ中です。
明日にはグラス工場に行き、樹脂とクロスで巻き行程(グラッシング)に入ります。
テストモデルの変更等で遅れてしまったけど、11月始めには製品モデル1号が完成しそうです。
サイズも5’2″そして幅が21-1/4~4/3″、厚みが3-1/4″以下ということで決定です。
コールのシェイピング終了が楽しみです。
俺ならファンボード並のサイズなので、SUP波に乗れてしまうかも、と少し夢見がちです。
(お知らせ)
新しいサーファーズジャーナル誌
の巻頭広告で、私のドノバン作品が見開き掲載されております。
内に入ったドノバンスタンスがいいなあ。
すばらしい。
これはおなじみエルサルバドルですね。
今見ると本当にいい波だ。
コールBD3シェイプを待っているあいだ波乗りに行ってきます!
FIRE BLADEは一体いつになれば…
BD3高浮力バージョン。
本日のブログで書きました。
明日乗ってきます!
はい、わんちゃんさまの待ちに待ったバージョンです。