暗い内に起きてフリーウエイに乗ると、もう大渋滞だった。
まだ7時前。
以前はこの時間は空いていたのに車の氾濫で、一山いくらで売れるほど車が走っている。
夕方などは両側で14車線が渋滞で満杯となったときはヘリコプターを飛ばして写真を撮りたくなったほど。
原油高だが、他の交通手段がないロスアンジェルスの毎日はこんな渋滞地獄のようです。
それに較べて日本は電車があるから便利ですね。
今日はWCTローワーズ決勝日。
USサーファーマガジンの副編集長(写真部)のJPから電話がかかってきて、
「ここにいるのなら水中から撮れる特別パスを出すから撮って欲しい」と言われたが、「今年はパスします」と断ってしまった。
写真を撮ってばかりの頃は一生懸命にコンテストの温度、緊張感を写そうと朝は暗い内から陽が沈むまで会場で撮っていたが、その気がなくなってしましった。
かっこよく「燃え尽きた」と言えばよいのだろうが、そんなものではなく、サーファー同士の勝負に興味がなくなってしまったのです。
もちろんケリー・スレーターは見たいし、世界のサーフィングの今はどうなっているのかは知りたい。
しかし、それ以上に「勝負としての波乗り」に興味がなくなってしまったのです。
メールが2通届き、それには
「世界のサーフィングがそこにあるのになぜ見に行かないのですか?」
とやさしく諭してくれる人、または
「行きたいのに行けない人がいるのに、観戦を放棄するとは何事か、自己批判せよ!」
と厳しい人もいる。
そこで、腹をくくって自己批判してみようと、
「俺的には今まで『すごいサーファー、サーフィングの熱いファン』で、それぞれのサーファーたちも分類し、特徴を知っているつもりでいたから、コンテスト観戦に行かないことによって、明確な自分の立場を自分自身に見せたい」という思いなのです。
ということで、ベーカリーでチョコレートクロッサン(クロワッサン)、柳瀬がアーモンドクロッサンを買い求め、Tストリートで波を見ながら食べていると
なかなか良いセットが入ってきていた。
よし、ここでサーフしよう!
と入ると、インサイドはこんなドカボレコンディション。
ノーズのレイルまで全てを使い、なんとかテイクオフしました。
こうして見ると、サーフボードを余すところなく使っているのにびっくりしました。
今日はHPS-4に先に乗り、その後柳瀬のMPツインに乗りました。
トップターン。
このセクションも掘れていますね。
クリス・ワードが入ってきて、いきなりエアをぶちかましました。
あいかわらず良いサーファーです。
「ひさしぶりだね。マリアは元気?」
とひさしぶりに言葉を交わしました。
クリスの娘、マリア・ワードはサンクレメンテ小学校のノアの元同級生なので、親同士のつきあいなのです。
俺が海から上がり、カメラとサーフボードを柳瀬と交換すると、フルレイバックスナップをバリバリ。
すごい!
次の波はセクションが大きく開いて、切り立っていたので「エアになる!」と瞬間的に判断し、縦位置でシャッターを切るとやはりこのようにお高いエアをされました。
あまりにもすごいので敬語になってしまいます。
Tストリートは混んでいるので、ジプシーサーフボードのシェイパー、スティーブ・ケスラーでさえもアツガリ・ゴンザレスにこのような前乗りをくらわされていました。
どうやらソウルサーフィンはピアのあっち側に行ってしまったようです。
クリスはショートセッションで、というか波数が少ないのでさっきの波で上がり、柳瀬はどこかな?
と探すともう上がって歩いてきていた。
ごめんなさい、クリスに夢中で撮れませんでした。
聞くと、ボディボードにはさまれて乗れなかったのだそうで、柳瀬にとってもなかなか厳しい朝だったようだ。
そのままフリーウエイに乗り、大好きなIN N OUTバーガーに行き、最近凝っているハンバーガーのレタス巻きを3つ注文する。
1個1.65ドルなので、3個食べても550円と安く、大満足するメニューです。
順番待ちのレシート#が32なので「サーフ!」と柳瀬と顔を合わせてにっこりとする。
完成作品。
このようにミートパテとトマト、炒めたタマネギとソースがレタスにくるまっているのです。
おいしい!
とWCTコンテストに向かった柳瀬と別れ、ハンティントンビーチにある「プロキャム」へ行きました。
ここはカリフォルニアでは随一の高精度サーフボードの3Dスキャン、そしてそのデュープリケイト(プレシェイプ)が可能な工場で、コールのマジックボードの多くはここでスキャンされています。
俺のエルサルバドル、カリフォルニアでのマジックボードであったファイヤーブレード(旧名エリア51)のスキャニングが終わったというので、工場見学を兼ねて取りに来たのです。
プレシェイプ済みのボード群。
内側から工場外側。
プロキャム主宰のブライアン。
14フィートの長さのボードまでスキャン&削れるんだそうで、これは12フィートの長さだそうです。
その在庫群。
ブラーブランクという新素材。
おなじみジャストフォーム。
今月からやってきたさらなる新素材。
もうついていけません。
今まではこのシェア全てをクラークフォームが握っていたと思うと、怪物みたいな業界だったのだな、と再認識。
これからミーティングするジーボーから電話があり、
「タジがケリーを9.00と9.63でコンボ(10点満点では追いつけないほど離すこと)したんだ。
で、後半ケリーが9.70を出して近づき、そして最後の波で9.27を出して逆転優勝したんだぞ!!」
と言う。
うー、それなら写真を撮りに行けば良かったかな?(笑)
と電話を置き、今度はコントロールルームに行くと、ちょうどアウトラインをカットしていました。
操作計器はPCですね。
画面を見ると、やたら細かい。
それにしても新時代ですね。
このSUPのアウトラインを切っているそうです。
おー、俺のファイヤーブレード!
工場の人間がこのボードを愛しているそうで、俺も同じですよ。
と言うと笑っていた。
ブライアンに持ってもらってパシャリ。
デッキ側。
昔なつかしいX-A51のコードネームが書いてありました。
これがボトム側です。
これでファイヤーブレードは3Dスキャンによって永遠のデザインとなりました。
どこまで精確か、新素材で全く同様なのをオーダーしました。
「X」のマークの意味は半分だけスキャンし、それをコンピュータで左右対称とするのだそうで、それでもプレシェイプから本シェイプに移行すると、ボードって非対称になるからおもしろい。
これを指摘すると、シェイパーたちは「人間の体が非対称なのだから左右対称である必要はない」と同意見。
俺もそう思います。
たかがサーフボード、されどサーフボード。
ジーボーの待ち合わせの時間までこの漫画を読む。
カレーが食べたくなりました。
ベスパのチャオを発見!
浅井さんも現れ、ミーティング開始です。
ジーボー・テンバーグ。
デザインの天才で、現在ピジン・オレンジをあのジェフ・ヨコヤマと主宰し、ハーレイ社のメインデザイナーです。
弊社に戻ると、発送日のようで竜次くんがパッキング中でした。
結局夕食はカレーとしました。
名付けて味平印カレースパゲッティ。(笑)
nakisurfでやってください。
日本初「IN N OUT」七里ヶ浜店!
KSのサーフィンは見たいけど派今日感謝より
新しいコンセプトのエリア51気になります。
ファイヤーブレード(^-^)フナキさんのインプレたのしみにしてます!aviso化ぜひーー!!
IN N OUT七里ヶ浜店をオーシャングライドの下、いやファーストキッチン横でやりたいです。
スタッフの方にはサーフ休憩時間を毎日2時間お付けしますね。
そうです。
エリア51が改名してフィヤーブレードとなりました。
深いセンターコンケイブ、怖ろしく速い高性能です。
AVISO化もちろんです。
インプレッションをお待ちください。
YES!
IN N OUT はよく行きますが、バンズなしは始めてみました。ハンバーグのレタス巻きも美味そうですね。あと、カレーパスタ美味そうです・・・
昨日初WCT行ってきました!!
ケリーとミックは凄かった!
時間がなくタジもブルースアイアンも見れなかったんですが楽しかったです!
大会には出てないですが、カラニ・ロブにも会えたしでいい経験でした^^
何処でもあるんですね・・・
包丁人味平
懐かしいです~
何時もブログを拝見しています。CA在住ですので、馴染みの場所も多く楽しませてもらっています。何が不思議かと言うと、今日のブログを見てビックリ!僕のオフィスの隣がプロカムなんですよ。写真を見て、NAKIさんが来てたと思うと不思議な感覚に包まれました。写真を撮っている位置が、僕の車を駐車している場所だし。OCでサーフィンするので何時か会うだろうと思っていた矢先の出来事でした。今度、プロカムに来た時は是非、お声を掛けてください。MACと言う会社で看板が出ています。
Osamu
レタス巻きは「Plotein style」と言えばそうなりますので、ぜひぜひ!
炭水化物を摂らずに野菜をゲットです。
WCTはそういう楽しみもありますものね。
もしかしたらOSAMUさんの駐車位置に駐めたのかもしれません。
すごく偶然で、私もかなり驚きました。
プロキャムに行ったらお声をおかけしますね。
COLEのモデルを何時も見てどれにするか迷っています。次回、お越しの際は声掛けてください。 是非~。
了解です。
味平カレーもよろしくです。
ぜひぜひ!(平仮名なんですよ)