The Rocky Shore.
ソルトクリーク群海岸公園に属するレアなブレイクである。
冬のサーフスポットで、
今シーズン初のブレイクを見せた。
シーズン序盤は沖に砂が付いておらず、
よって深く、
テイクオフ箇所と岩が近いので誰もやってこない。
じつはこのファーストシーズンのロッキーショアが一番好きなのであります。
砂が沖になくて、インサイドにたっぷりとある。
夏のあいだの南うねりの連続で堆積してしまったのですね。
だからブレイクは一瞬バレル、
そしてクローズアウトとなってしまう。
しかもその位置が岩の前か横なので、
テイクオフするときは、
象徴的な岩の位置を確認して、
そこから感覚で、
「後何メートルくらい」とやりながら乗っていく。
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速度あふれるスパルタンなボードを活かし、
この位置からハイラインで落としていきます。
岩のおかげでスリル満点。
そして大連休だというのに無人。
これは日没直前、
最後に乗ったゴールデングライドのショット。
さきほどインスタグラム経由でFBにアップしました。
たくさんのコメントとLIKEをありがとうございます。
ちょうどバレルの視界が撮れたので、
ここに共有します。
ロッキーショアのバレルは、
最初ドカリと掘れて、
その次の瞬間には半分ほどせばまる。
その時にラインを上に上げておかないとつぶされてしまう。
撮ってもらった動画からフレームグラブで切り出してみました。
バレルセットの瞬間。
ボードはもうおなじみのライトニング・キッカー5’7″です。
https://www.nakisurf.com/brand/cole/detail-lightningkicker.html
これはバレル途中ですが、
バレル直径がすでに半分ほどになっていますね。
だからこその威力なのでしょう。
でも乗っている本人の視界は、
先が見えて大きく口を開けているので、
メイクできる気でいましたが….、
さらに小さくなっていく波蔵と、
狭まってくる空間だった。
これは抜けたかったけど、俺には無理でした。
合わせるときにもう1回パンプさせて、
飛び込んでいったらチャンスがあったように思えます。
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ハーレーかつさんの師匠ポールゴメスのインスタグラムを見ると、
お隣ソルトクリークがポストされていました。
彼はグーフィーフッターなので、
ミドルスのレフトに食指が動いたのでしょうね。
ソルトクリークに降りて、
これだけのうねりが見えたら、
それはロッキーショアもブレイクしている可能性が高いのです。
すばらしい光景。
カメラをインサイド側にセットして、
↑これはiPhoneで撮ったショットです。
こんないい波なんです。
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朝から夕方までそれは長い2セッション
(6時間近く!)をやったのですが、
ずっとカメラ係をしてくれていたナカガワと選手交代して彼を撮りました。
彼の初ロッキーショアは、
視界に見え隠れする岩が気になったようで、
安全な波にしっかりとテイクオフしていました。
彼はとても堅実なんです。
Canvas Butter Zone 5’8″
マンライで上がってきて、
うれしいような、
安心したような混合した表情が印象的でした。
セットが来て引きずられると、
そのまま岩地帯に入場してしまうので、
恐ろしかったのでしょうね。
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https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49686
昨日もお伝えしましたが、
ジェイ・アダムスとのセッションでした。
彼が乗ったマンライ X 終了波。
(マンライ=満足ライディング)
こんなにいい波なのに無人とはこれいかに。
お隣は50人は入っているのに。
威風堂々ですね。
夕陽がとってもきれいだったので、
「見ろよ、夕陽すごいすごい!」
と写真を撮りまくっていたジェイ。
子どものような人で、
もちろんハッピーピープルです。
伝説をいつまでも続けてください。
狭まった視界の作品をアップしておきましたので、
イメージトレーニング用にお使いください。
リップから発生する泡(フォームボール)も踏まないように。
それではすばらしい土曜日になりますように!
HAPPY HOLIDAYS!!
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