こんにちは、
こちらは感謝祭当日。
しかもソリッドなうねりが届いていて、
ブイも5ft@15秒!
278°という西うねり、
ひさしぶりに強いうねりが届いた。
真西うねり、
サイズがあるということで、
迷わずロッキーショアに向かった。
およそ2ヶ月ぶりとなるオーバーヘッド(背丈以上の波)。
そのロッキーショアは、
自分がまるでロケットになったかのような初速だった。
サイズが出ると、
やはりものすごい波質となることを再確認した。
シーズン初めのロッキーショアは、
砂が取れておらず、
ピーク付近は逆に砂がついておらず、
ブレイクが岩の上なので、
干潮時以外は無人となる。
または、
ハードコアサーファーしか来ないので、
誰か来るとなると、
ヒーロー登場みたいにうれしい気持ちとなるサーフブレイクだ。
サンクスギビング(感謝祭)は、
朝から日没までオールデイサーフする日だ。
疲れはてた頃、
夕方の美しい光のなかに誰かがパドルアウトしてきた。
ジェイ・アダムスだった。

ジェイは私を見ると、
「波がこれほどナスティ(スラングで「極上」ということ)なのに、
誰も入っていないんだ?」
うれしそうにニヤリとした。
彼の所作、
そのすばらしい波乗りに感動してしまった。
沖でジェイとふたりだけでセッションとなったのは、
心の宝物部屋にしまいこめると、
じんわりと感じたサンクスギビング。

ジェイは私の名前を聞き、
それは苗字か名かとさらに尋ねられた。
「NAKIという綴りのワンワードですよ」
「ふーん、マドンナみたいだな」
名前も覚えてもらい、
晩秋の贈りものだと、
ひとりごちていた。

「明日はサン・ペドロのシークレットに行くんだぜ!
ブレイクがふたつあって、
トレッスルズみたいな波質と、
もうひとつはベルジーランドみたいに掘れ上がるやつだ」
その練習になったと大喜びしていた。
Zボーイズ、
ドッグタウンでおなじみのジェイは、
マンライで上がってきてこのポーズ。
「Zボーイズのドキュメンタリー映画を最低10回は観ました。
その中で一番ジェイ・アダムスが好きです」
というユフィの言葉にジェイは震えるほど喜んでいた。
ちなみにユフィは、
NAKISURFのインターンで、
上記の証明からもカウンターカルチャーを得意とする才女だ。
「へー、そんなにすごい人なら、
一緒に写真を撮ってください」
とマコさん(サンオノフリー三兄弟)も気楽に参加して、
気の良いジェイとこのポーズで締めくくった。
ジェイ・アダムスと、
Zボーイズたちのスケートボード・ムーブメントは1971年から起こった。

たとえば、
ボウル(お椀状のプール)で滑り、
垂直スケートボード革命の父だと歴史書にはある。
「スケートボード界のジェームズ・ディーンだ」
そうアラン・サルロ(プロサーファー、マリブの闘牛)に公言させたりしている。

ジェイ!
ありがとう!!!!
それではどうぞすばらしい週末をお迎えください!
Happy Thanksgiving!
◎













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