【ドラグラ流】開運幸運笑門来多福 あなたの中に宿る_「ハッピーサーフ@サンオノフレ」大特集_(3799文字)

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昨日書いた

「いつも何度でも_歌詞の意味を読み解いてみた」

について温かいメッセージをたくさんいただきました。

うれしかったので、今朝もう一度読み返してみると、

少し分かりづらい表現があったので、

そこを整えたら4488文字となった不思議。

さてこれは土曜日、

サーフィンライフ誌チームにフォードアーズセッションを企画した。

これはこの波の楽しさ、

そして真のローカリズムについて感じていただこう、

というのがその主旨。

題名をと思いまして、

心の師であるラカ法王にお伺いを立てると、

「開運幸運笑門来多福あなたの中に宿るハッピーサーフ勉強会@サンオノフレ」

とスラスラというタイトルをいただいた。

それでは長いので、

「ハッピーサーフ@サンオノフレ」

とまとめてみた。

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サンオノフレは朝6時開場。

週末なので、

少し前にゲートに行って並んで入場を果たす。

到着すると海から冷気が漂っていて、

「海は冷たいぞ」と直感する。

波情報サイトには前日と同じ74F(23℃)とあったが、

後で実際の水温を調べてみると、

69F(20℃)となっていて、

一晩で3℃も下がってしまっていた。

水温の1℃は大きなことで、

お風呂の温度で40℃と39℃の違い、

さらには40℃と37℃を確かめるとそれがよくわかる。

カリフォルニアは、

真夏でも水温が千葉北の真冬並の14℃程度まで下がることがあって、

フルスーツが必需品だ。

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全方向に滑りたかったのでフィンレスとする。

冬のサンオノフリー三兄弟編で、

ネズミ花火のような波乗りというか、

瞬間的に海面で弾け、

全員のドギモを抜いた森原さんも登場しました。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/48233

今回は、

「ネズミ花火を封じるセラピー」

としてオディシーをお渡ししました。

森原さんに

「ターンをしないようにしてください」

とお伝えすると、

森原さんは意味不明となったようで「はい?」と答えた。

「はい、ターンをしないようにしてください」

「はい?」

「ターンをしないようにまっすぐ滑ってください」

「はい〜??」

「トリミングの練習をしましょう。

なのでターンをしないようにしてください」

と4回お伝えしたのですが、

まったく意味不明だったようで、

結果は下の画像のようにフルボトムターンをした。

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森原さんは、

ネズミ花火ターンができない不満を持たれたのか、

この後すぐに上がってきて、

ご自身のショートボードと取り替えて、

私たちから見えないようにオールドマンズに行ってしまった。

「ターンをしないでください」

やはりその意味すらわからず、

あの瞬殺サーフの呪縛から解き放つことができなかったようだ。

波乗りだから波に乗っていかないと。

前にもワンちゃんが同じことをしていたな。

ショートボードしかしたことがない人は、

「サーフィンとは、ターンの連続」

という固定観念があるのだろうか。

「ターンをしない」

というのも大事な技術なのに。

さて、サーフィンライフのAチームは、

長いショルダーのフォードアーズをシェアライド。

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左からO先輩、

鈴木さん、

そしてミズキちゃん。

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なんと、

こうして流れてきたボードを追いかけて、

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テイル重心にしながらタイミングを見計らって、

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フィンを掴んで動けなくしました。

(柔術でフィンチョークという技)

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それからレイルを掴んで投げ技(テイクダウン)。

「えい!」

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それは見事にキャッチした。

しかも

「ショアブレイク手前のキックアウト位置」

という完璧なロングライドと、

ボードレスキューを同時に完成させていた。

さらに書くと、

彼女はシギーGの実の姉であるのだ。

これで

「ドラグラ会@サンオノフレ」」のMVP受賞候補となった。

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インサイドはまだ干潮で浅いので、

フィンを当てないようにボードを裏返し、

さらにはニーパドルという小技です。

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ログはまるで船。

MVP候補みずきちゃんの操舵。

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ここにいろいろなボードがあったのだが、

このボード人気がやたらと高く、

その理由を全員に聞いてみると、

確実な操舵性がよかったのだという。

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フォードアーズは、

週末だけど、

マイナー・ブレイクなのでほぼ無人貸し切り状態。

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だけどお隣オールドマンズはこの混雑。

さきほの森原さんもここにいるだろうか。

これはブレイクのブランド志向というのがその理由だろう。

または、

「南西うねりはオールドマンズで」

という波情報にサーファーは集まるのか。

「野性」を磨くはずのサーファーが、

こうして情報に飼い慣らされてしまうのは悲しいことだ。

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金澤さんはロングにミッドレングス、

さらにはフィンレスにもチャレンジされていました。

「いつか嫁と子どもを連れて来たいです」

というすばらしいお父さん。

彼は後のキャッチサーフ・ジャパンの担当者となり、

オーダーミスをして丸坊主となり、

そして対立勢力のキャプテンフィンに行きます。

そう法王は予見されていた。

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50スタンプ(152cm)にもチャレンジした鈴木さん。

今日だけで5種類のサーフボードに乗りましたね。

ボード基地まで徒歩50歩の至福。

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冷水に触りたくないテイクオフ。

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マンライ風味のウオーキング。

遠くにウネクネ流の旗がなびく。

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子どもに英才教育を施す母。

早期教育は、

イギリスのグラマー・スクール、

ドイツのギムナジウム、

フランスのリセが広く知られているが、

ここはサーフ早期才能教育であろうと推測してみた。

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一日でどんどん上手になるのは、

彼女のすばらしい才能が花開いていったからであろう。

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そらは晴れてきた。

そして夏日となった。

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愛妻家の金澤さんのキャッチサーフLOVE。

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「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

「サンオノフレ・サーフクラブの入会者募集です」

とてもかわいい勧誘。

でもセンテンスの間隔が短いので、

やたらとうるさかった。(笑)

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マンライ注意報を発令したのは鈴木さん。

「サンオノフレ、

みんなやさしくて笑顔で、

サーフィンがこんなに楽しいとは思いませんでした!」

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「もう平気よね、私もウエット脱いじゃお、えい!」

MVP候補のミズキちゃんがウエットを脱いでいく姿が、

極真空手の征遠鎮(せいえんちん)という型に見えたのはなぜだろうか。

そして波に乗るときも征遠鎮で、

「両足を軸に45度騎馬立ちで、

足の前で左掌底をボードに合わせ、右手刀は波側に出し、

顔面の位置をボードの中心に合わせて息を吐くのよ」

という大事な立ち方だという。

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この少女のいでたちを見ていると、

WBCのメキシコ代表に思えてならない。

ランディ・アルゼロナ。

ワンダー・フランコ。

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「パンチェッタのカルボナーラ・ブカティーニ・ パラレル」

という料理名に近いライディング名を書いていたら

なぜかダウンタウンブギウギバンドの

「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」

のメロディが浮かんだ。

なんの関係も意味もありませんが。

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体を冷やしてしまったので、

こんな波待ちが暖かい。

いつでもできる体幹トレーニング。

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鈴木さんも

「法王を練り込んだクネクネーニ パラレルのバターソース」

をメイク。

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完全防備の子どもを乗せたお父さん。

ワイプアウトで見えるのは竜宮城だろうか。

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「フォードアーズ産 センタースタンスのウナクネ寄せ

滑らかなシングルフィンのムースリーヌ」

という長い名前のグライド。

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マンライポーズが出た!

最高ですね。

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この人が大きいのか、ビールが小さいのか。

世界は広い。

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金澤さんドラグラ道。

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マンライ(マンゾク・ライディング)第50回記念の鈴木さん。

もう笑いが止まりません。

サーフィンライフ誌取材の最頂上を極めましたね。

金澤さんと同じく、

「奥さんと子どもとまた来たいです」

ここはそんな場所です。

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永遠の少年少女の遊びが、

サーフィンだなんてやっぱり最高です。

ということで、

「ハッピーサーフ@サンオノフレ」は大成功となった。

参加くださったみなさん、

ありがとうございました。

これからも楽しくサーフできますように!

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そのサーフィンライフチームの日曜日は、

ロングビーチのアンティーク・フリーマート経由で、

パサディナのローズボウルに行き、

さらにはメルローズで買い物というショッピング日となったようです。

こういうのもカリフォルニアの楽しみのひとつですね。

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レッツパーティのデッキパッドが再入荷しましたよ。

欲しい方はshop@nakisurf.comに。

タイちゃん家に行くと、

ハリー・デイリー(またはハリー・ホリデー)が遊びに来ていた。

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「うわ、ハリーだ!」

すぐに私が気づくと、

それがうれしかったようで、

「きみにアート作品を一枚差し上げよう」

とサインしてくれました。

インスピレーション展のときのハリーは、

何も言葉を発さなかったけど、

見事な発音の知的な英語に驚きました。

不思議な人です。

今日も長くなってしまったので、

ハリーのすばらしいアートをここに置いて、

この項を終わります。

harry daily

やはり平行スタンスからだ。

ハリーアートを読み解くと、

波へボード色が反射しているほどの写実派であるが、

*アルフォンス・ミュシャのアールヌーボー再来がここにある気がしてならない。

(*Alfons Maria Mucha 1860-1939)

Happy Surfing!

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