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サンオノフリー三兄弟@フォードアーズ_(2404文字)

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寒い朝となりました。

“放射冷却”

なつかしい言葉が思い浮かんだ。

夜明け前にサンオノフレに到着すると、

すでに多くのサーファーが波に乗っていた。

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カリフォルニアでは、

今までにないほどのサーフィングブームで、

多くの人が各サーフブレイクに集まっているのです。

先週完成したノブさんのサンオノフリー8’0″。

めでたき初乗りです。

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こちらはマコさんのサンオノフリー5’29”

正確には7’5″だが、

縁起をかつがれてこの表記にされました。

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デイブ・ネイラーのボヘミアンラミネート。

これはテーマがあって、

サンセットと海と、

太陽とビール&ワインの色

となるようにマコさんがオーダーしたものなんです。

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使い込まれてきて、

さらにすてきな風合いとなりました。

そうこうしていたらヤスがいい波に乗って、

ふわりとノーズライドした。

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ヤスがとても上達した気がするのだけど、

こんな短期間で波乗りは変わるのですね。

53歳になるノブさんは、

セットの波をしっかりと待たれて、

フォードアーズのピンポイントのピークからテイクオフ。

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「アメリカジンはあんなに大きな体で9フィートのボードじゃないですか」

「そうですよね」

「そこで思いついたのが、ぼくにとっての最適サイズが8フィートだということです」

「なるほど」

「はい、これで正解でした。最高です。波に乗るのも全くストレスは感じません」

「1フィート違えば、取り回しも楽ですものね」

「車にも軽く中積みできるんです」

「さすがサーフィン歴30年ですね!」

「いやいや、伊達に長いだけですので」

波が見た目と同じように良いようで、

ニコリングライドをはじめたヤス。

これは7’1″

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この緩慢な斜面にミッドレングスを滑らせるのは、

軽快で、それでいて重厚感もあって、

自由なラインが楽しいのでしょう。

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みなさんかなり沖で待たれていて、

最遠沖でセットしているのはヤス。

全員がサンオノフリーなので、

サンオノフリー三兄弟と名付けた。

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ペリカン4兄弟がセット波の場所を教えてくれて、

インサイドでは、

このクラッシックスタイルの少年がクルーズしている。

無意識なのがいいですね。

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袖丈が短いのが、

カリフォルニアぽくて好きです。

駐車場が賑やかになったと思っていたら、

ライアン・イングル夫妻が到着していた。

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自身シェイプの9’4″にワックスをかけながら、

ボード話をしているのだろう。

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ノブさんのニコリンライド。

笑顔は伝染します。

サンオノフリー三兄弟のスリーショット。

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それはすばらしい波に乗っていたノブさん。

もうしてダウンザラインで波壁を滑る感覚というのは、

飛んでいるような気持ちになるのです。

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ペリカン4兄弟は波の上を飛んでいく。

きちんとターンしていくのです。

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サーフィンをはじめてまだ二年というマコさんは50歳。

こうしてしっかりとノーズを波に押しつけてテイクオフができる。

これであれば、どんな波にもしっかりと乗ることができますね。

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むずかしいバックサイドでも完璧にボトムターンされていて、

ものすごい上達曲線だと感じています。

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ノブさんのご友人の森原さんは、

超ワイドスタンスで、

ネズミ花火のようにクイックターンの嵐を刻んでいました。

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逆にナロー&平行スタンスのヤス。

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サーフ歴がたった二年で、

さらには7’5″でのテイクオフ位置とは思えないほどのドロップイン。

夜明けでも混んでいたので、

陽が昇るとその10倍の混雑となりました。

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すごいのがこのサンオノフレ。

これだけ混んでいてもシェアグライドできるので、

入っているサーファー全員が楽しく波に乗れるのです。

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これはライト(レギュラー)方向で、

こうして4人が乗って、

まっすぐにも何人か乗れて、

レフトにも4人が乗れるとすると、

1本の波に10人強が乗ることができる計算となります。

セットが4本入れば40人も乗れてしまう。

しかも各スポットでそうなのですから、

チャーチ、レフト、ポイント、

フォードアーズ、オールドマンズ、

ドッグパッチの7ブレイクとなると、

280人が1セットで消化できる単純計算となります。

実際には全部合わせても150人くらいしか入っていないので、

軽く全員が乗ることができるのですね。

ルールだとワンマン1ウエーブですが、

こういう緩慢波では、

こうして多くの人が一緒に乗ることができるシェアライドがありがたい。

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いつもは夕方に来るヘクターが朝からやってきた。

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笑っているような顔のイヌくん。

ニコリン伝染中ですね。

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ライアンは、

ボード納品も兼ねていたようで、

この新作シェビーがトラックから登場した。

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大満足の時間になりましたね。

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NATIONのTシャツが完成しました。

ライアンが早速カタログ用に撮影したのがこれ。

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100%コットンのGildanブランドをベースに製作しているので、

かなり高い耐久性があります。

ヤスとカメラ交代して、

俺が7’1″を乗ります。

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グラブレイルのハイライン、

リックグリフィン風というセッティング。

そしてグラブレイルカッティングと、

グラブレイルバウンスバックのコンボ。

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握り系なので、

おにぎりが食べたくなりました。(笑)

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マンライニコリン。

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パーチェイス9’8″

後ろにはライアンの奥さんのNATION9’6″が見えます。

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海上がりにサーフボード談議ができるのが最高です。

この後、

サンオノフリー三兄弟たちもライアンとも会えて、

ニコリン&マンライセッションは続くのでありました。

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念願の

“Happy Surf”スクリーンが仕上がったので、

デザイン実験日となりました。

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オレンジをオレンジのシャツに。

どうなるのでしょうか。

さてさて、

平均年齢45歳という夜明けサーフセッション日でした。

若い日のセッションも楽しかったのですが、

こうして年齢を重ねた友人たちのセッションも深くて、

思いやりがあって、すばらしいものだと感じました。

それではまた明日ここで!

長いのに読んでくださって、ありがとうございました。

 


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