ライアン・イングルがこの5月のグリーンルームに合わせて日本に行くことになり、
さらにはその後のバリ用に自身のソニックブームをシェイプしていた。
5’7″x 19-3/4″x 2-3/8″ 84beers/29.4CL
ちなみにライアンの体重が175lb(約80kg)です。
日本の千葉波とバリ波に最速ボードを選んだライアン。
私はというと、
フィッシュフライ用のシングルフィンをシェイプしようと、
そのオリジナルデザインをコンピュータシェイプ用にデザインしてもらった。
まずは円柱という概念があり、
小波でも楽しく乗れるようにワイデストポイントをノーズ側に移行し、
ロッカーは可能な限りフラットとし、
ピンチレイルの深いシングルコンケイブからフラットとなり、
チャンネルVeeでテイルを抜けるというアイディア。
ダブルウイング・ラウンドピンの概念も表現できるというので、
スティンガー気味の大きなのを設定。
こんなアウトライン。
後はファインシェイプをするときに鋭くしていきます。
マックス・デクスターのスーパーフィッシュ。
7’5″もあって、
最近のフィッシュはミッドレングスタイプも多い。
やはり大きなフィンが支点となって、
波側にあるというのは安定性も操作性も高い。
ライアンのNATIONフィッシュ。
この美しい曲線フォルムを眺めていると、
私の中で何かが発芽し、
それはたちまち雲まで届く豆の木になってしまった。
スーパーフィッシュの創作者であるマックスは、
ツイン角度が気になるようで、フィン職人のフリオに
「何度で立てましたか?」そんな質問をすると、
ラテン系のフリオは大げさな身振りで、
「5度デス5度」と繰り返し言いながら自家製分度器を持ってきて、
誇らしげにマックスに見せていた。
フィンは立てるだけでなく、それぞれの角度も重要なようで、
職人たちはそんな詳細の中を作業している。
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「言い忘れていましたが、明日からニュージーランドに行きます」
とはタイちゃんことタイラー・ウオーレン。
家が近所なので約2週間のお別れを言いに行き、
今夜のペソズ話で盛り上がると、
「ヤーンが好きならこれも好きなはずです」
かけてくれたLPレコード。
なるほどペソズみたいな穏やかさとゆるやかさで迫ってくる。
Allah-Las気に入りました。
B綿の一曲目バッファローニッケルをYouTubeで見つけたので、
ここにリンクを置いておきますね。
タイちゃんと新しいデッキパッドのプロジェクトがあり、
その素材選びから始まっている。
タイラー・ウオーレンのボードルーム。
軽く100本以上あり、
歴史的なもの、感傷的なもの、
マジカルなボード全てがここにある。
反対側もみっしりと詰まっていて、
そこにディング上に貼られたNAKISURFステッカーを発見し、
さらには先ほどデザインしたのと同様なるチャンネルシングルフィンがあり、
それを見せてもらい研究した。
このモデルはVeeボトムで、
1980年代のサンセットの大波用だということで、
なるほどフォルムが厚くしぶとく見える。
波は小さいのだけど、
南西向きのビーチなら胸からオーバーヘッド。
そうでないところは膝くらい。
うねりの向きって大事ですね。
これからサンディエゴのペソズライブに行ってきます。
ヤタくん(ヤーン)たちの初ライブに行く気持ちはプライスレス。
サンディエゴは遠いので、道中までも楽しみ。
それではまた明日!
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