今日はどこにも書かれていないけど。
重要度が高いマナーの話を書く。
「そんなの知っているよ」
という方は読まなくて大丈夫です〜。

海の奥ということを考えていると、
秘波という言葉を感得した。

そこから、
クマビーチや、
ジェフリーズの奥のインポッシブルを思いついた。

どちらも無人か少数派であるのが魅力であるので、
ここにサーフツアー等で客が押しよせると、
とたんにその魅力を失ってしまうのだ。

ではなぜ他者、
他のサーファーを疎(うと)むのか?
それは宗教と似ていて、
違う価値観があり、
波に乗る順番も自分たちのやり方ではないからだ。

これは3月の話だが、
シャッチョがパーフェクトのリーフ波に乗ったとき、
一本前の波に乗ったサーファーが見事にふさいでしまい、
流血事件が起きそうになった。

詳細はこうだ。
サーファーAは、
テイクオフ位置まで行って、
自らワイプアウトをした。

いわゆる自爆系の意味不明の動きに見えた。
波質は完全なるリーフブレイクで、
すべての波は同じ場所で崩れるバレル系のパーフェクトだ。

浮き上がってきたAは、
なんとピークに向けてパドリングしはじめた。
(上図表、レッド)

Aが乗ったのはセット波の一本目だったので、
波は次々に来ている状態だ。
波の来ないチャンネル側(流れもそちら、ブルー)に移動するのだと思った。

すると、
シャッチョが完璧な位置、
ピークの少し後ろからテイクオフした。
そのAを見ると、
シャッチョが滑ってくる方向にパドリングしている。

ちょうど崩れるセクションの中に向かっていく形だった。
波を喰らいたくないのだろうが、
まったくの横暴に近い方向だった。

ピークの下、
眼の前にパワフルな波が崩れて、
誰かが乗ってくるセクションなので、
奥のスープ側に逃げるか、
陸側にパドリングして接触しないようにしないとならない。

Aは見事に激突方向に進んでいった。
「なんだあれは危ないよ」
一緒に見ていたナッキーに言うと、
彼女も見ていたようで、
「なんであっちに行くのかな?」
と言った。

そしてシャッチョは、
バレル・セットアップ(エンゲッツ)の飛沫を上げつつ、
極限的にスライドしながら波壁に張りついている。

バレル際なので、
シャッチョからは、
Aのことは全く見えていないはずだ。

で、
バレル手前の激突寸前でシャッチョが気づき、
Aの手前でベイルアウト(ボードを沈めること)した。(涙)
接触したかに見えたが、
数cmのところで回避できた。

で、
Aはそんな横暴をしたのに、
自分のした履歴というか、
間違ったゲッティングアウトラインには一切気づいておらず、
ただ接触しそうになってしまい悪かったと、
シャッチョにそう謝ったという。

その彼は、
堤防の上にスマートフォンを置いてセッションを録画していた。
今すぐ何が問題だったのかを見て欲しい。

急がば回れであり、
他者を危険にさらし、
その日で最高の、
もしかするとその人の人生でイチバンの波を失わせたのだ。

各地のワールドクラス波ですら、
このAはいるのだろうけど、
基本というか、
常識的なパドリングアウトは、
ブレイクエリアを回りこむこと。

これが鉄則だ。
千葉でもよくあるのだけど、
乗っていくラインの真下にいて、
一切動かずに平気な人、
またはAのようにぶつかろうとする人
(自分にとって最短距離だけを主張するのだろう)。

はたまた、
ラインをふさいだのがわかると、
両手を合わせて「ごめんなさい」と拝んでいる人。
謝る時間があるのなら、
ラインが合致しているのだから前後左右どちらかに動いてほしい。

または波の原則をわからなくては波乗りをしてはならない。
なのでわからない人は、
ビーチブレイクで所作のイロハを学んでからリーフブレイク、
ポイントブレイクでサーフするということになっているのだ。

で、
こちらはとても嫌な気持ちになって、
やはり無人が良いということになる。

クマビーチのスマイリー・グリズリーさんは、
人が好いクマだと知られているけど、
それはこれまでAとか、
変なサーファーたちが来ていないからだろう。

もし変なサーファーが、
クマさんのラインをふさいだらガォーとやられてしまうだろうか。

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【巻末リンク:サーフハッピー】
【巻末リンク*2:全体主義!?】
【巻末リンク*3:波乗り世界の慣習】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!
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