こんにちは、
今朝の話ですが、目を覚ます寸前に夢を見ていました。
それは「天国の門」というのがあるのならここだ!という内容でした。
そこではすばらしい波があり、
そんな感動を受けていると、
キャッチサーフのジョエルが俺用のピッチングマシーンを開発してくれて、
そのボールをサンクレメンテのオフィス内で打っていると、
カエルが「俺にも打たせてくれ」
というので、「ぜひ!」と交代すると、
そのピッチングマシーンは変な、
ものすごく曲がる変化球を投げて、
カエルを一球三振(三球三振ではなく)に取り、
俺は「ストライクワン!バッターアウト!」
と言って、カエルを困らせてそれに大笑いして起きると、
ここは夢のような、天国のような場所にいて、
それがコスタリカのカリブ海だった。
「ああ、俺はこんなところにいるのだな」
と実感した。
飲み散らかしたビールの瓶、
潮に濡れ、砂にまみれたトランクスが床に散っていて、
湿ったまま乾くことのないタオルとTシャツ。
部屋の外は半月が今まさに落ちようとしていて、
溢れる木々に森の深さを知り、
虫が騒々しく泣き、鳥が鳴き、猿が吠え、
聞いたことがない音がして、昼より夜の方が騒々しく、
蚊が、3つも焚かれた蚊取り線香の煙幕の中から誇らしく、
しぶとく飛び続けて俺を刺してくる。
そんな夜明け前の時間を、
鈍く廻る扇風機の羽根を視界の隅で追いかけながら過ごしていた。
マイルドで、夢見がちなコスタリカコーヒー。
陽気なカウアイコーヒーよりもテツガク的であるように思える。
そんなテツガクコーヒーを飲みたく、街に出ると、ハゲタカの群れに遭遇した。
昼は天国のように見えるこの街も夜になると、
こんな悪魔の使いのようなハゲタカだらけとなっているのを見て、
「陰と陽」
または「光と影」という言葉を反射的に思い浮かべていた。
「いいこと、わるいこと」
これらの比率はどこに行っても足すとなぜか100%となり、
「やはり天国に行けるのは死んでからなのだろうな」
とテツガク的にテツガクコーヒーを飲みながら
さもするとややこしくなる意識をほどいていた。
旅ではーー特にこんな遠い旅ではーーこんな思考が生まれてくることがある。
いつかきっと、この意識をしっかりと文にして書いてみなくては、
と自分に言い聞かせながら早朝のカリブ海の街を徘徊していた。
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こちらは地元サーファーのディノに紹介された
『パンペイ(Pan Pay)』というベーカリー。
おいしいコスタリカバターをたっぷりと使ったすばらしいパンをいただきました。
街にはこんなデッフェンダーが走っていて、
このデザインのサーフボードが欲しいといつも思ってしまう。
今までも今でも、デッフェンダーを見ると、コスタリカを思いだしていたが、
この国はいまだに、それも多くの、
こんなクラシック車が2010年の今も道路を駆けていることが印象的だった。
ランチにサラダを頼んだらこんなにカラフルで、おいしいのが出てきました。
バルサミコドレッシングとカリビアン豆のハーモニーに熱い体が冷える。
忘れていた真夏の重さとだるさ、
そしてセクシーさをこのお皿から感じたのでありました。
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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
そうだ、今日はものすごくいい波に乗ったんですよ。
明日にでもその波の詳細をお伝えしますね。
ではではPURA VIDA(純粋人生を)!
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