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naki's blog

コスタリカは天国の門なのか?_(1377文字)

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こんにちは、

今朝の話ですが、目を覚ます寸前に夢を見ていました。

それは「天国の門」というのがあるのならここだ!という内容でした。

そこではすばらしい波があり、

そんな感動を受けていると、

キャッチサーフのジョエルが俺用のピッチングマシーンを開発してくれて、

そのボールをサンクレメンテのオフィス内で打っていると、

カエルが「俺にも打たせてくれ」

というので、「ぜひ!」と交代すると、

そのピッチングマシーンは変な、

ものすごく曲がる変化球を投げて、

カエルを一球三振(三球三振ではなく)に取り、

俺は「ストライクワン!バッターアウト!」

と言って、カエルを困らせてそれに大笑いして起きると、

ここは夢のような、天国のような場所にいて、

それがコスタリカのカリブ海だった。

「ああ、俺はこんなところにいるのだな」

と実感した。

飲み散らかしたビールの瓶、

潮に濡れ、砂にまみれたトランクスが床に散っていて、

湿ったまま乾くことのないタオルとTシャツ。

部屋の外は半月が今まさに落ちようとしていて、

溢れる木々に森の深さを知り、

虫が騒々しく泣き、鳥が鳴き、猿が吠え、

聞いたことがない音がして、昼より夜の方が騒々しく、

蚊が、3つも焚かれた蚊取り線香の煙幕の中から誇らしく、

しぶとく飛び続けて俺を刺してくる。

そんな夜明け前の時間を、

鈍く廻る扇風機の羽根を視界の隅で追いかけながら過ごしていた。

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マイルドで、夢見がちなコスタリカコーヒー。

陽気なカウアイコーヒーよりもテツガク的であるように思える。

そんなテツガクコーヒーを飲みたく、街に出ると、ハゲタカの群れに遭遇した。

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昼は天国のように見えるこの街も夜になると、

こんな悪魔の使いのようなハゲタカだらけとなっているのを見て、

「陰と陽」

または「光と影」という言葉を反射的に思い浮かべていた。

「いいこと、わるいこと」

これらの比率はどこに行っても足すとなぜか100%となり、

「やはり天国に行けるのは死んでからなのだろうな」

とテツガク的にテツガクコーヒーを飲みながら

さもするとややこしくなる意識をほどいていた。

旅ではーー特にこんな遠い旅ではーーこんな思考が生まれてくることがある。

いつかきっと、この意識をしっかりと文にして書いてみなくては、

と自分に言い聞かせながら早朝のカリブ海の街を徘徊していた。

こちらは地元サーファーのディノに紹介された

『パンペイ(Pan Pay)』というベーカリー。

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おいしいコスタリカバターをたっぷりと使ったすばらしいパンをいただきました。

街にはこんなデッフェンダーが走っていて、

このデザインのサーフボードが欲しいといつも思ってしまう。

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今までも今でも、デッフェンダーを見ると、コスタリカを思いだしていたが、

この国はいまだに、それも多くの、

こんなクラシック車が2010年の今も道路を駆けていることが印象的だった。

ランチにサラダを頼んだらこんなにカラフルで、おいしいのが出てきました。

バルサミコドレッシングとカリビアン豆のハーモニーに熱い体が冷える。

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忘れていた真夏の重さとだるさ、

そしてセクシーさをこのお皿から感じたのでありました。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

そうだ、今日はものすごくいい波に乗ったんですよ。

明日にでもその波の詳細をお伝えしますね。

ではではPURA VIDA(純粋人生を)!