【サーフィン研究所】サーフ文学論によるマンダラ思考_トム・カレンという神性サーファー_(892文字)

Cosmos TheOne 64 (193cm)/ Groovy Power Twinzer
金閣はだんだんに深く、堅固に、実在するようになった。

これは、

昨日も書いた三島由紀夫さんの「金閣寺」からの引用だ。

母の本棚にあったこの本を読んでいるとき、

文章に美というものを感じた。

それからというもの、

この美に近づきたく文章を書き始めた。

それから50年以上経って、

文章はかなりの量を書いてきたはずだが、

いまだに到達点には近づくどころか、

もはや文体の美という像ですらおぼろげになってしまっている。

文章というのは、

それほどまでに広大な世界なのだ。

サーフィンを始めると、

あまりのスリル感覚に驚きつつ、

サーフ世界の水平線は、

丸く、

遠くにおぼろげに見えた。

その遥かさに挫折しそうになるころ、

サーフィン芸術を感じるようになった。

トム・カレンの登場だ。

VHSテープに収められた彼の全てのターンはもちろんのこと、

トリム、

ステップバック、

キックアウト(プルアウト)も詳細に確認した。

トム・カレンさまのパドリングの手の位置軌道、

ボードの持ち方全てが模範であり、

同時に彼の持つ神性までも明確に感じられたのだ。

で、

冒頭に書いた三島由紀夫さんにもトム・カレンがいたようだ。

川端康成さんである。

彼の代表作は「雪国」。

その文体はこうだ。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった

あまりにも有名な一文はこう続く。

夜の底が白くなった。
Photo by Jeff Devine

静的な描写によって、

神秘性というものが浮かびあがった。

Photo by Takiro

それはまたトム・カレンがいまも持つ、

東洋的な無常観と同じなのだと気づいて、

書きたかったテーマではなかったのだが、

ここに着地した。

金閣寺は、
トム・カレンであり、
サーフィンは小説なのだ。

本日の円を閉じる。

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【巻末リンク:金閣寺思考の発端】

【サーフィン研究所渾身特大号】芸術的思考と生死刃の境界線_「サーフィンは純粋な遊び」_(1639文字)

【巻末リンク*2:コーヒーとフィンを求道した】

【サーフィン研究所】マンダラ波乗道_マジカル・カーブ・ツイン_第二弾ブライト・ロマンチカ二種が到着!!_(1369文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!

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