【サーフィン研究所思想論文号】コミュニズムのサーフ世界_『ヴェーダ』『ウパニシャッド』『マヌ法典』『スッタニパータ』思想のヨーロッパ長、ニーチェかく語りき_(1648文字)

(サーフィン界で)私が提唱しているムーブメントは、

古式であり、

自発的に波に乗ろうということだ。

で、

古式王のデューク・カハナモクを教祖と崇め、

トム・カレンに神秘と神性を求めている。

おそらく周りにいるサーファーたちも独立した思想であるので、

私たちはそれに共感し、

それぞれの心を寄せる。

「ハッピーサーフを祈っています」

PRAY FOR HAPPY SURFING

そんなグラフィックがあるのだが、

じつはこれがいかに皮肉的なメッセージなのかを書いてみる。

世間が見るサーファー像は、

アナーキーの芸術論者みたいなイメージがある。

実際は全体主義概念がまんえんしている。

かなりの数のサーファーが、

平等思想なのではないかとわかってきた。

先日、

ドラ大教授の華厳さんによる

「支配構造への理論把握論」

という論文を拝読させていただいた。

感じたのは、

内側から詳細で見た日本でのサーフィン業界は、

じつに規律的なのだと、

再確認させられた。

まずは競技によるルールの制定があり、

ゲレンデであるサーフスポットでは、

厳格なるルールが存在している。

©wsl

確かに正しいことは多い。

でもコンテストは時間競技でもあるので、

フリーサーフとは似て異なる。

「自由にやらせちゃうと危険だ」

そんな懸念があるが、

そういうときは丁寧に言えばわかるだろうし、

言葉が通じない人だったら逃げたらいい。

(山登りなども自由だが、

人はわざと崖の下に転がるようなことはしない)

そう、

誰も負けないのがフリーサーフなのに、

勝ちを求めるあまり、

価値観の違う人にまで勝利しようとする。

「ネコとじゃんけん」

そんなニューワードを思いついた。

多数派(マジョリティ)は、

自分たちの評価が完全体だと信じているが、

ゴールが違うので、

私たちには、

勝敗という評価すらないのかもしれない。

Takibi God on 910(300cm)

たとえばだが、

以前に、

「ターンもしないのに波に乗るな」

そう言われたことがあった。

余計なお世話である。

もうこれ以上は書かないが、

私のおかれている立場というのは、

そういうことなのである。(笑)

こちら側――少数派(マイノリテイ)からすると、

疑問だらけになって、

あげくの果てには波に乗ることまで妨害される。

ヘタをすると、

着替えているところまでやってきて、

その自分たちのルールを確認と称して押し付けてくる。

なので、

「これからサーフする」

と決意すると、

「(人的なことが)何もおきませんように」

そう法王かタキビ神あたりのお顔を思い浮かべつつ、

Tシャツに祈る。(本当)

でも私たちの悲しみを、

憂いを知らない多数派は、

俺もみんな同じ意見だと、

多数決の勝利者こそが正しいのだと、

こちらに向けて入隊を迫る勢いで執拗である。

19世紀のドイツの哲学者がいる。

思想家というカテゴリーの文献学者だ。

名はフリードリヒ・ニーチェとある。

ニーチェは、

当時のヨーロッパでは異端の古代インド思想派であり、

(後の空海と同じように)

ガウタマ・シッダールタ論に傾倒していた。

彼の名を永遠にした著のひとつに

『悲劇の誕生』(1872)がある。

彼はそこで、

私たちの気持ちを代弁するかのように書いていた。

以下ここに引用する。

こうした現象を「病」として嘲笑し、

顔をそむける連中がいる。

それは彼らが未熟だから、

あるいは単に愚鈍だからにすぎない。

彼らは自分たちこそ健康だと思いこんでいるのである。

しかし、

彼らには思いもよらないことだろうが、

ディオニュソス的な熱狂者のわきたつような生が、

目のまえを嵐のように通りすぎてゆくとき、

「健康な」

彼らの方こそが、

死者や亡霊のように青ざめて見えるのである。

ニーチェ
*ディオニュソス的=秩序や理性を支配させる「アポロン的」の対語

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Happy Surfing and Happy Lifestyles!

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