おはようございます。
北西、そして北うねりのミックス波が届いているノースハワイ。
セットで軽くダブルくらいあり、
弱いオフショア、快晴、鳥にイルカにクジラと天国状態の海でした。
明日からまた新しい西北西うねりが入ってくるそうで、
なんだか40年ぶりという「当たり年」のハワイ波は終わることがなさそうです。
BWT、BD5、そしてAVISO BD3をサビタに積んでいき、
それぞれのボードを確かめるかのようにターンを重ねています。
人もいなくて、それをDセンパイに伝えると、
「そんなわけないだろ、きっと鮫とかがうじゃうじゃいるんだべ?」
と疑心だらけのお返事でした。
まあいいや。
トレーダージョーズから買ってきた
『green tea MINTS』を食べています。
これは3粒で緑茶一杯分の天然カテキンが摂取できるという自然食嗜好品で、
合成着色料等は一切使っていないというのも2010年的でうれしいのです。
長老フレちゃんにお土産としてお渡ししたら感動して、
あっという間に半分食べちゃっていました。
こちらは無人販売所で、今日の収穫はSQUASH。
スクアッシュはカボチャだそうで、
ヘチマみたいな巨大なカボチャが柵の中に入っていましたよ。
波乗り後は、カレーとメキシカンを食べ、
コーヒーをガブ飲みしつつ、メール仕事を行っています。
昨夜BLUE誌巻頭コラムを脱稿し、
結局1900字までしか削れずに入稿したら
優しきフェラーリ編集長(色男なんですよ)は、
「おもしろいので、2段組にして流し込み掲載しますね」
とすてきなメールが返信されてきた。
よかったよかった。
そうだ、BLUE誌最新号の発売は3月10日なので、
ぜひぜひ読んでみてくださいね。
「俺が呑み込まれた波」について書きました。
自称自信作なので、どうぞお楽しみに!
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柳瀬が撮った画像を開いていたら
クリスちゃんのミニ・ノーズライダーセッションが出てきた。
このノーズライド写真を見て、
このボードが5’12″(183cm)だなんて誰も信じないだろう。
ハングファイブ、ハングテンはもちろん、ハングヒール、
サイドスリップ、アクセルグライドと、
ロングボードで可能なテクニックは全てできる。
エレベーターに乗るのもやさしく、
もちろん車にも軽く載せられて、
持ち運びも簡単の新時代のノーズライダー。
さらにはショートボードみたいなこんなガウジング(エグレ)ターンもできちゃいます。
俺も5’11″(180cm)、6’12″(213cm)の2本をここノースハワイに持っていて、
闘牛岬やリリコイリーフなどで大活躍していますが、
クリスちゃんに
「ノーズライダーと普通のファンボードの違いって何?」
といまさらながらの質問をすると、
「それはですね、ノーズライドしている時に安定されるノーズコンケイブ、
そしてその短い面積でしっかりとグライドさせて、浮かせるためのディープコンケイブ、
で、ノーズに乗ったときにしっかりと斜面やスープでボードを抑えてくれる考えられたテイルキックです」
ときちんと答えてくれた。
「ふーん、何でもいいと思っていたけど色々考えられているんだね」
「そうだよ、じゃないとボクがデザインした意味がないでしょ?」
と言いながら俺のファイヤーブレードと彼のミニノーズライダーを取り替えてみた。
レフト波向きのセットがやってきた。
まずはクリスちゃんが乗り、次に俺が乗った。
闘牛岬でたっぷりと鍛えたバックサイドとなる。
テイクオフして「タタッ」とノーズに行くと、
クリスちゃんの嬉々とした声が聞こえたので、
その顔を見ながらノーズライド。
なるほど安定している。
俺はノーズライドが好きで、
どんなボードでもノーズには乗れるけど、
「こんな短くて、そして安定しているのはミニノーズライダーならではだね」
と、デザインしたクリスちゃんを誉めると、
ものすごくうれしそうにしていた。
そういえば彼は、
オーストラリアのヌーサで行われたノーズライドコンテストの世界チャンピオンでした。
「横綱に向かってすいません」と少し反省し、
「こんなに安定しているのなら、逆向きでもテイクオフできるかな?」
と聞くと、
「モチロンです!」
というので試しにやってみました。
場所はローワー・トレッスルズ。
こんなに名高いクラシカルブレイクは1本の波が貴重で、
みんな大事に乗っていくというのに、
逆向きでテイクオフするのは不謹慎だと誰かに叱られそうだが、
「波乗りは自分のためにするもの」
といつか書いたことを思いだしながらテイクオフすると、
なんだ、簡単にできました。
沖の右端でうれしそうに見ているのはクリスちゃんで、
「逆向きで乗るのはこんなに楽しかったのか」
と知ってしまった。
後日、クリスちゃんがクラッシック・ログにフィンレスビーターを重ね乗り、
「下駄履きライド」を楽しんでいたので、
「ロングボーディングというのは自由なのだ」
とカギカッコばかりの感想がつらつらと沸いて出てくる。
こんなすばらしいセッションを終えた直後に一枚撮りました。
キャンバス2種と、
ファイヤーブレード(ウエットスーツの下)のすばらしサーフィング。
「お菓子のナボナ、じゃかったキャンバスのミニ・ノーズライダーをドゾ、よろしく!」
とクリスちゃんが言うCMもどきの動画を撮ると、
見学というか、監督していた柳瀬に
「ミニ・ノーズライダーでなく、パラシュートというモデルですよ」
と訂正を求められたが、
「名は体を表したほうがいいよ」
と修正しなかった。
そして空腹の俺たちはたっぷりとおいしいものを食べて、
カリフォルニアでのすばらしいセッションを終了したのでした。
ミニ・ノーズライダー、本当にお勧めします。
そうなんです。
NAKISURFでは、
『CANVASパラシュート(ミニノーズライダー)お試しプログラム』
を実施中です。
「到着日から一ヶ月以内にお気に召さなければ、代金を返金いたします」
というNAKISURFならではの安心プログラムです。
期間内にぜひお試しくださいね。
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さっきも出てきたDセンパイに
「”ヤッターマン”のカバチョッカーと、ロボダッチは知っていますか?」
といきなりメールを送ると、
「さすがにヤッターマンは知らないな、俺世代はサンダーバードだぜ」
「後はさ、”サーキットの狼” だね。このディノ246GTが沖田の愛車でな、
流石島レースで風吹裕矢が”ディノレーシングスペシャルよ!!”と叫んだときはしびれたねえ。
お前さ、この『YATABE RS』のステッカー作ってNAKISURFで売るといいぜ。へへー」
とすぐに戻ってきた。
「YATABEロゴはあまりにもコアなので、わかりやすく17番のロゴにしておきますね」
と、知ったようなことを書き、
さらなるカルトプラモのポスター「カーダッチ」画像を添付して返信したら何も返ってこなかった。
当時熱中したプラホビーの今井科学はもう廃業しちゃっているというし、
こんなオリジナルキャラクターはもうないのだなあ、
としみじみと懐かしく思っていた。
ロボダッチの超合金も8種くらい持っていたな。
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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
関東は良く晴れた暖かい日のようですね。
春のつぼみを見つけて、ハッピーな週末にしてくださいね。
Have a great day!
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