Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish 6’０”
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear) + VT
at Chiba Jeffreys
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ドラグラ部にずっといらしたのが華厳さん。
というか、
ウナクネの頃から私たちに影響力を与えてくれた人だ。
常識があって、
わからないことは彼に聞く。
華厳さんは文学が大好き。
「いまは何を読んでいるのですか？」
そう聞いてみると、
「アンドレ・ブルトンだよ」
「ブルトン。ナジャのですか？」
「そう。稲田三吉の訳だけどね」
「何が違うのですか？」
「それぞれの作品は翻訳で全く変わるものだね」
「そうですよね」
「たとえばこれを村上春樹訳で読んでみたいと思うのは僕だけではないと思うよ」
「華厳さんの時代はみんなブルトンを読んでいたらしいですね」
「そう。これを読むと自分にそれなりの自信というものが持てるようになるんだよ」
「そうなんですね」
「異性と話すきっかけにもなるんだ」
「論議を投げかけたりして」
「そう。その論のなかに相手の思想や理想を垣間見られたんだ。
そんなことも文学の楽しみだったんだよ」
「へー」
【お知らせ】
渾身というか、
全力投球で編集したスペシャル・カレンダーが３種発売されました！
その特色３がこちらです。
【フルセット】渾身カレンダー３種フルセット
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またはこの詳しくは、
どうぞNAKISURFまでお問い合わせください。
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先行予約された方は、
初回プレスよりお届けいたします。
（発送は１２月下旬予定です）
千葉北は、
水平線に太陽が昇り、
沈むときは山側の田園を照らす。
少し詩的な表現だが、
今日の私はここまでとして、
室戸スカシーのいろいろと、
土佐西南のクリームパイ屋さんのデザイン等に没頭する。
【ドラグラ・ドット】
by 華厳（広報部）
こんにちは、
本日は、
ドラゴン・グライド・プロダクションズ広報部より、
華厳（ケゴン）が後半部を取り持ちます。
どうぞよろしくお願いします。
自己紹介します。
１９４８年７月２８日生まれです。
専攻は文学で、
対抗文化（カウンターカルチャー）が好きで、
つい最近ビットマップ画像編集に目覚めた７２歳のヤングサーファーです。
今日はマイブームのグラフィック・デザインではなく、
私が大好きな文学版でございます。
どうぞよろしくお願いします。
アンドレ・ブルトンに捧げる
華厳旭
十二月十五日——タキビ神のほうが先に来ていた。
波は昨日とは全然ちがっていた。
背丈以上の高さの壁が左右同等にくずれていくのが、
ボクにはかなりエレガントに見えた。
とても美しい波先は、
オフショア風に打ち負かされずにかなり長いあいだ空中にとどまっていた。
波がくずれるときに丸くなると、
サーファーの滑る範囲が限定される。
しかもその丸まりの速度によっては、
普通のサーファーならためらってしまうほどといったふうだった。
だが、それもタキビ神が波に乗るに及んで、
なめらかにすべりだすと、
ボクはいつか読んだソネットの一節を思いだしていた。
「真紅の波の上を
笛のように進む海の一角獣
荒野の月のしたを歩く旅人は
自らの影の上をゆらめかせる」
これは四行詩からなる第二節目の終わり部分だったな。
そんなことを思い返していると、
タキビ神がセカンドセクションでボーナス・バレルに包まれた。
まるであの詩人が宇宙に旅立ったかのようである。
「いいえ、タキビ神は波に乗っているだけだ。彼は波の中に入るが宇宙には入らない」
そらの上からそんな一編がうかんできたが、
ボクはそうは思えずにタキビ神が波に刻んだ一節一節を思いだしていた。
（終）
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【巻末リンク：華厳１】
【巻末リンク＊２：華厳９】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎
