新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所】激烈沖縄_ジミーのクリームパイはアンナミラーズ由来_北風はるばる3500km_(1539文字)

沖縄波。

とにかく全力でパドリングしてノーズを落とす。

落とすと書いたが、

ボードのノーズを下に落とすという意味だ。

落ちた瞬間に波壁に張り付く。

張り付くのは体の片側だけ。

胸側か背中側だろう。

落下が始まった。

いわゆる墜落なので、

「始まった」という感覚は一切ない。

落下または墜落中にレイルを波壁にくい込ませる。

そのときの接水度によってくい込ませるか、

滑らせるかの判断をする。

くい込ませるという具体は、

上の画像ならば、

レギュラーフットのサーファーは膝と胸側であり、

肩だったり右腕、

右膝の感覚だろうか。

グーフィーフットならば、

膝と胸であり、

肩だったり左腕、

そして左膝を意識し、

加圧や角度を加えていく。

なぜ減速するかというと、

降りきってしまうと分厚いリップの餌食となる。

なので波の内側にとどまって、

バレルアウトというイメージだろうか。

波のサイズにもよるが、

このくらいとなると身長3mのレスラーの押し出しとしてみた。

激烈とか爆発というような多い字画となるが、

シンプルに言えば波先に叩きつけられているのだ。

こちらを向いたリーフの牙。

ズガンと音がすれば、

一日が強制終了するだろう。

そんなヒリヒリとした気持ちを味わえた。

サーフィンの話をすると尽きないので、

このあたりにするが、

沖縄での楽しみなことのひとつが「クリームパイ」を食べることだ。

私はアンナミラーズのパイが大好きで、

10代後半頃に目黒店から始まり、

高輪、

青山、

自由が丘店で食べた記憶がいまも鮮烈に残っている。

あの頃の記憶がこのクリームパイと共に焼き付いている。

アンナミラーズ好きが高じて、

果てにはアイエアのパールリッジ本店に行って、

『マカダミアナッツ・クリーム』

とか、

『ハウピア・ストロベリー』を真剣に食べた結果、

“日本のアンナミラーズがダントツで一番おいしいです、

なのでハワイ店も日本味のマネをした方がいいですよ”と、

スタンレー・ミラー(Stanley Miller)に手紙を書きそうになった。

ちなみにスタンレーの母が、

店名のアンナ(Hanna)だとは、

アメリカ人にすら知られていない。

これはそのアンナ・ミラーズの模写であり、

ハワイ経由で沖縄に伝わったジミーのバナナパイ。

名前から「クリーム」が省略されているが、

クリームだらけのパイなのでどうかクリームを付けてほしいと感じた。

これはジミーこと稲嶺盛保(いなみね・せいほう)さんが、

1976年に宜野湾で始めたベーカリーでケーキ類やパイを提供したものが始まりのようで、

その6年後の1982年には、

那覇にまでやってきて今は沖縄全土にいたるものとなった。

ジミー(ズ)はチーズケーキが有名だが、

私はこのバナナ・クリームパイを推したい。

ジミーのチーズケーキが大好きなツヨシくんは、

その食へのこだわりから

「”てるきな”の『そば』が沖縄そばの真髄です」

そう教えてくれた。

冬型の気圧配置は、

沖縄を曇天にし、

本土と同様の北風を吹かす。

この風が北海の低気圧まで吹き込んでいるのがすごい。

風の吸い込みは、

3500km以上もの距離だという事象にロマンなどは感じずに、

大自然の偉大さ、

人間の小ささなどを知らせるべく南に吹く風だとすら思えてしまった。

そんなことに想いをはせていると、

沖縄の名医「ホワイトジャック」こと、

山本さんが単気筒の単車でババババ〜とやってきた。

なんとサーフィン研究所のジャケットを召してらして、

遠く沖縄まで届いた「ハッピーサーフィン・バイブス」に胸が熱くなった。

@yusuke_santamonica9

【巻末リンク:創業2年目記念日】

【サーフィン研究所】ムロト・バナナ・クリームパイ_ボンザーT到着_(2006文字)

【巻末リンク*2:去年の沖縄】

【サーフィン研究所沖縄道場】ロングボードでの加重やその他の修練_(1232文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!