ミヤサバ先生からSMSがあった。
そこには「詩」がしたためてあり、
鮮烈波のクアトリーノが舞台になっていた。
はっきり言って驚いたし感動もした。
で、
今日は視点というか、
文体を変えて「先生の詩」で始めてみました。
本編ここまで。
もしかしたら続きます。
春とワタクシ
(mental sketch modified=心の現象の観察)
.
私の心にあったプリオシン海岸は
それぞれの番号をまとい
神社や河口干潟の湿地
いちめんのAフレーム
(午後の細野さんが華やぎ
モルツのかけらがそそぐとき)
海の苦さは知っている
春のQUATLINOはいつになく動いている
波の中に絞り込まれ 息を止める
私は波と一体になる
(風景はときににじむ)
波面を追うと、その上には
美しい天の世界が拡がっていた
プリオシンの波が花を咲かせる
QUATLINO 春の波群
みっしりと風素を蓄え
複数のうねりの線からは
天への答えが光っていく
(幻影の波と白い鮮光)
解説:
この「春とワタクシ」で、
『私』つまりワタクシは、
波と自身を一体化させている。
「春のクアトリーノはいつになく動いている」
というように、
大きな波がやってきたクアトリーノを表現し、
自らをその中に溶けこませたのは見事だ。
さらに宮澤賢治さんが掲げる『理想の海』というプリオシン海岸を登場させ、
読み手を神社がある河口の干潟から天へ引き上げてくれる。
ちなみにクアトリーノはサーフブレイクの名前で、
35年前に一度その姿を現したが、
その後、
海岸侵食で消失してしまった悲劇があったが、
数年前くらいに復活し、
また美しいAフレームを見せるようになったスポットだ。
(巻末リンク*2を参照ください)
細野さんは細野晴臣さんであり、
その楽曲はアンビエントであるかもしれないし、
彼なりの表現というのを自身のサーフスタイルに置きかえている示唆だろうか。
文責:華厳旭
私は連日レンバイに行き、
総料理長の『ささやき戦術』を受けた。
戦術とはレシピと同じ意味で、
「このくらいに切って、塩をこのくらい」
そんな感じのササヤキがあり、
心に浸透させるように料理の手順を焼き付けていく。
波乗りと料理は何か通じるものがあると、
しばし考えてみると、
『生き方』というものなのだと気づいた。
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【巻末リンク:宮鯖賢治さく】
【巻末リンク*2:クアトリーノのこと】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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