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【サーフィン研究所&ドラグラ文学館】春とワタクシ(mental sketch modified=心の現象の観察)_(1026文字)

ミヤサバ先生からSMSがあった。

そこには「詩」がしたためてあり、

鮮烈波のクアトリーノが舞台になっていた。

はっきり言って驚いたし感動もした。

で、

今日は視点というか、

文体を変えて「先生の詩」で始めてみました。

本編ここまで。

もしかしたら続きます。

春とワタクシ  

(mental sketch modified=心の現象の観察)

.
私の心にあったプリオシン海岸は
それぞれの番号をまとい
神社や河口干潟の湿地
いちめんのAフレーム
(午後の細野さんが華やぎ
モルツのかけらがそそぐとき)
海の苦さは知っている
春のQUATLINOはいつになく動いている
波の中に絞り込まれ 息を止める
私は波と一体になる
(風景はときににじむ)
波面を追うと、その上には  
美しい天の世界が拡がっていた
プリオシンの波が花を咲かせる
QUATLINO 春の波群     
みっしりと風素を蓄え      
複数のうねりの線からは       
天への答えが光っていく       
(幻影の波と白い鮮光)       

解説:

この「春とワタクシ」で、

『私』つまりワタクシは、

波と自身を一体化させている。

「春のクアトリーノはいつになく動いている」

というように、

大きな波がやってきたクアトリーノを表現し、

自らをその中に溶けこませたのは見事だ。

さらに宮澤賢治さんが掲げる『理想の海』というプリオシン海岸を登場させ、

読み手を神社がある河口の干潟から天へ引き上げてくれる。

ちなみにクアトリーノはサーフブレイクの名前で、

35年前に一度その姿を現したが、

その後、

海岸侵食で消失してしまった悲劇があったが、

数年前くらいに復活し、

また美しいAフレームを見せるようになったスポットだ。

(巻末リンク*2を参照ください)

細野さんは細野晴臣さんであり、

その楽曲はアンビエントであるかもしれないし、

彼なりの表現というのを自身のサーフスタイルに置きかえている示唆だろうか。

文責:華厳旭

私は連日レンバイに行き、

総料理長の『ささやき戦術』を受けた。

戦術とはレシピと同じ意味で、

「このくらいに切って、塩をこのくらい」

そんな感じのササヤキがあり、

心に浸透させるように料理の手順を焼き付けていく。

波乗りと料理は何か通じるものがあると、

しばし考えてみると、

『生き方』というものなのだと気づいた。

【巻末リンク:宮鯖賢治さく】

【ドラゴン・グライド・プロダクションズ文芸ミヤサバ先生】銀鯖鉄道の夜_(1927文字)

【巻末リンク*2:クアトリーノのこと】

【サーフィン研究所】信仰と実在のクアトリーノ_総料理長のモナコ公国&伊豆波_(1485文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!