こんにちは、
初夏の土曜日をいかがお過ごしですか？
こちらは少しだけ波が上がってきました。
今日は新しいステッカーのオーダーや、
それらのレイアウト、カラーリング等をしていました。
下のデザインは新しく登場する
『クラシック・バード』です。
今月末には、
この夕焼け色カラーの他に2色クリアステッカーとしてNAKISURFと
原宿ショールームに登場しますので、どうぞよろしくお願いします。
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https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/10588
こちらはGLIDE誌の紹介ページに掲載されたファイヤーブレード。
『波上のスーパーカードライブ』
といかすキャッチコピーがつけられていました。
毎回感じるのだが、
この美しいフォルムを見ると、
うっとりと溶けてしまう自分がいる。
昨日お客さまから
「ファイヤーブレードがうまく乗れません。
乗り方指南してください」
とメールがありました。
俺も初めて乗ったときに
「あれ？こんなもっさりしたボードだったっけ？」
と疑問を感じ、コールに会ったときに
「なんだか重いけど、フィンを変えたらいいのでしょうか？」
と質問すると、
「テイルは踏んでいるか？
ディープチャンネルはテイルを踏まないと真価を発揮しないんだよね」
と教わった。
翌セッションで、
テイルを踏むことを意識したら
ファイヤーブレードの素性が変わったことを思い出していた。
（その日のリンクです）
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/11423
チャンネルによる面積増加に伴って、
パワーバンド（アクセルとも呼ぶ）がテイル寄りに設定された特性から、
『スパルタンな趣を与えられたサーフボード』
というコピーを作ってみた。
上にリンクしたブログでも書いたが、
切り立ったリップへのアプローチをあまり好まない俺でさえも楽しむようになり、
その高速域の伸びにオーバーランする特性と、
低速の安定したコントラストが際立つボードデザイン。
そういえばかなり昔（20年前）にディープチャンネルボードに乗っていて、
当時は「かっこいいから」
という理由だけでディープ、
しかも６チャンネルを削っていただいたのだが、
やはり重く、
「テイルを踏め」
という情報も誰からもなく、
「フィンの枚数や大きさを変えられることはできない」
時代だったので、
「自分は修練が足りない」
と信じ込み、
明け暮れと、
修行のようにチャンネルボードを乗り込み、
ある日、オンショアチサンの沖でテイルを強く踏んだら、
いままで乗せられなかった分厚いリップの上に、
失速も体勢も損なわずにボードを運ぶことができ、
さらには「バンー！！」という迫力ある音と共にボードは返って、
気づいたら完全にメイクしていた。
そんなことを思い出し、
このファイヤーブレードのディープチャンネルの登場は、
消えかかっていた
「コアで激烈な深層心理を」呼び戻してくれた。
激烈ではないが、
熱い男である勇人さんもファイヤーブレードを気に入っていている一人で、
彼はメンタワイの波を高速滑走すると、
「それはまるで風のようだった」
と伝え聞いた。
以前、何を表現してそう言っていたかは忘れたが、
『ジェット・ロケット』
という言葉があったが、
波乗りの楽しさはこのロケットの加速を体現できるスリルだった。
波の硬い斜面上を滑りながら、
「フルターン」しながらテイルを強く押しつける。
それはまるでトルクのある大排気量のバイクのアクセルを全て開くようなものだろうか。
こういったピーキーな特性には好き嫌いがあるけど、
俺はこんなサーフボードがあることを歓迎する。
多くのユーザーに向けて、
やさしく丸くなってしまった昨今のデザイン傾向だが、
特性を剥きだしにし、
それを操る楽しさを思い起こさせてくれるボード。
とすると、
『スーパーカードライブ』
というコピーがやはり秀逸で、
この編集者のすばらしさがさらに開花していく。
良質のコピーと、
佳い質問にボードの方向性と意識を知った日。
ファイヤーブレードに狂ってしまったスパーキーから返してもらって、
明日これを乗りに行こう。
たまには野蛮な波乗りがしたくなってきた。
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すてきな土曜日になっていますか？
今日もあれもこれもあるでしょうが、
せっかくなので、ゆるりとしていってくださいね。
そうだ、
さっきカウアイコーヒーを濃いめにドリップで落として、
氷に入れたらそれは
「初見参！」というほどすてきで、
斬れ味鋭い味になりました。
ぜひお試しください。
アイスコーヒーの季節にもNAKISURFをよろしくお願いします。
今日もありがとうございました。
明日もアイスでいきましょうね。
ALOHA!
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