こんにちは、
暖色に彩られたサンクレメンテから船木です。
こちらでの朝は、まずこのマンゴ紅茶で目覚めます。
豆乳と蜂蜜を入れて、かき回しながら飲む甘さの幸せ。
それからコーヒーを飲んで、少しすると、
こうしてアップルパイやホットケーキ(冷凍食品)にバニラアイスをのせて朝食です。
冷蔵庫の全てはトレーダージョーズ(TJ)製で、
カリフォルニアにいるときは、
このTJ印か、カフェヒロ料理が俺の体が欲しがるようです。
これを食べながら支度し、海に行く。
波チェックというのが好きではないので、
潮加減とうねりの向き、
そして風だけをインターネットで確認し、
めざすブレイクに行き、波も見ずにこうして服を着たまま浜に降り、
波乗りと撮影、
今日もカメラ係を柳瀬と交代でする。
https://www.nakisurf.com/blog/staff/
スタッフブログでおなじみの柳瀬は、
情報吸収力ということに優れている。
事項をすばやく察し、それに順応できるのはサーファー向きで、
大学の専攻は哲学というだけあって、
俺の「なぜ?」質問に快く答えてくれるのもうれしい。
柳瀬の車はこうして、試乗用ボード満載で西海岸を南へ北へ移動している。
この中の何本かは今週ショールームに送られるので、
原宿でお見せできるのも近いでしょう。
そうだ、先日ブログでお伝えした
「脚力の弱い人用のフィンセッティング」
を紹介します。
ND1-Eからクアッドを外し、
ファイヤーブレードに装着するのだが、
その際に「サイドとバックフィンをタイトに」
つまりこうして矢印の向きのようになるべく前後を詰めてセッティングする。
こうしたことができるのもZXフィンの利点で、
フィンの前後を狭めることによって、
取り回しは「よりルースになる」。
まずはファイヤーブレードから外したトライフィンを装着したND-E1で、
ソルトクリークはグラブルズ(降りて右側)で、
こちらはトライフィンセッティングを試した。
(少しややこしいのですが、わかりますよね)
ND1-Eトライは速い速い。
みるみるとスピードを付けた。
こちらは「タイト・クアッド」の柳瀬。
「こちらのセッティングだと、ターンの入り方と、反応が敏感に感じます」
というのが彼のインプレッション。
メキシコ大ちゃんもこうして、
テイルをBC(バハ・カリフォルニア)ターンさせた。
「うーん、エンセナダ!」
といいかげんなスペイン語で誉めると、
「それは地名ですよグラシアス」
とまたたしなめられた。
俺もファイヤーブレードに乗りたくなり、
カメラを柳瀬と取り替えて、また入った。
インサイドからのテイクオフ。
こんな小さなバレルだけど、バレルはバレル。
「天はバレルの上にバレルを作らず」
と福澤諭吉も言っていたとかいないとか。
あれー?
速いファイヤーブレードがさらに速くなった。
フィンセッティングの重要さを深く、そして再確認する。
スラッシュも速すぎて、こんなラインとなってしまう。
もっとテイルを踏まないと。
セットがやってきて、
今度は少し大きなバレルにイン。
クローズアップすると、
自分はのスタンス位置はこうだったのかと知った。
レイルはこうして軽く握りましょう。
空は平和で、海上はスリリング。
「怪我もなく、楽しく、めでたし?」
と笑顔で駐車場に戻ると、
サーファー誌のシニアフォトグラファーの(ジェイソン・)ケンウオージーが現れた。
彼は元サーファー誌の同僚で、
フィジーのボートトリップは同室だった。
「フォトグラファー同士のボートトリップで仲違いしなかった初記録だ」
とアーチに言われたほどの珍しい仲間。(笑)
ケンウオージーはナイキのチームマネジャーもしていて、
「NAKISURFとコラボできないの?」
と言うと乗り気になっていた。
いつかNIKE/NAKISURFシューズを紹介できるのかもしれません。
ここからコールの工場に寄り、製作進行状況を柳瀬と確認していく。
オーダーされている方、
もうすぐなので、もう少々お待ちください。
ボードを持っているのはギャベン・デイで、
マネジャーロボのアシスタントをしています。
偶然クリスちゃんがコールの工場に現れ、
スリングショットとグラスホッパーをオーダーしていった。
「サンクレメンテボーイズ御用達のコール」
ということを改めて知った。
□
さっきからお腹と背中がくっつきそうで、
メキシコ大ちゃんをトレーダージョーズに送り込み、
「メキシコ純正風味のワカモーレを作って」
とお願いするとそれが実現しました。
「なあに、簡単ですよシンプレメンテ(Simplemente)」
と言うので、ここにその作り方を記しておきます。
材料:
アボカド
ライム
トマト
コリアンダー
タマネギ
塩
黒こしょう
チップス
これだけなんだと言う。
トマト、タマネギを包丁で刻み、
皮をむいたアボカドと手でちぎったコリアンダーをボウルに入れて、
ライムと塩こしょうをして、こうして混ぜるだけ。
本当にそれだけ。
本当においしい、
メキシコの路上で食べたあのワカモーレが再現されました。
「蛇の道は蛇」とあるけど、
「メキシコの道はメキシコ大ちゃんだね?」
と言いながら、おいしくおいしく食べました。
でもこれは前菜なので、今度は大ちゃんに
「麺道八段の技を見せてください」
とせがまれたので、
「八段は自称だからね?」と謙遜しながら
スパゲッティ・アラビアータをちゃっちゃっと作りました。
フライパンにオリーブオイルを入れ、
熱しすぎないうちに刻みにんにくを投入し、
鷹の爪、トマト、ブロッコリーの順で炒めて、
そのあいだに少し多めの塩で茹でたスパゲッティを指定時間の70%程度で湯から上げて、
ソースパンに移して、茹で汁で味を調整し、
パスタにソースを吸わせながらアルデンテまで混ぜ合わせます。
それだけ『麺道自称八段パスタ」ができあがりました。
それでも足りないという
「大食いチャンプ」のふたりに即席でタマネギだけのカレーうどんを。
「ねーそんなに食べて平気なの?」
と聞いちゃうほどの食欲だった。
「グランデ(大)!」
とはメキシコ大ちゃんで、
「食べ過ぎです」
とはテツガク柳瀬であった。
□
それからメール仕事、写真整理を終わらせ、
単独で、
サンクレメンテピアまで行き、
夕陽クリスちゃんを撮りました。
これは彼のキャンバス、
『クラッシック・ログ9’11″』
こんな長いボードを軽々と操るクリスちゃんは、
やはりすばらしいウオーターマンだと思う。
夕陽のサンクレメンテは少し切なく、
そしてもの悲しいようで、
初めてここに来たときのことを思いだしていた。
クリスちゃんのボードショットを撮ってみると、
ありとあらゆる種類のボードがあることに気づいた。
しかも全てを完璧に乗りこなすクリスチャン。
これにコールのスリングショットとグラスホッパーが加わるのですね。
ビーターからアライヤ、そしてBD3にホットタブ、
ミニノーズライダーにクラッシック・ログ、
AVISO CJノーズライダーまで。
フリーマインドのサーファーには、こんなサーフボードが集まるのだなぁ。
と、ゆったりと感じてしまった。
波に乗る、自由で豊かな「刀たち」。
20才のクリスちゃんにとっての海は、
さらに大きく、そして豊かななのでしょうね。
□
陽が沈み、クリスちゃんのボード群の片付けをしていたら
「波に乗ってくるよ!」
とジーンズのまま海に飛び込んだクリスちゃん。
「おいおい、2月だぞ?(水温14度)」
まあ、彼のことなので大丈夫だろう。
おかげでこんな美しいソウルショットを得ました。
ロングっていいなあ。
ニーパドルで、ひょいひょい?と乗っていて、
上手ければ濡れないことに気づきました。
でもワイプアウトは厳禁ですよ。
□
夜は愛するMTとディナーデートで、
それは楽しいイタリアンディナーをマックスのお店で楽しみました。
ここでいただいた白ワインが絶品で、
それを誉めると、ケースでいただけることとなりました。
特級ワインをケースでなんて、
「なんだかMTは桁が違う」
といつも驚かされてしまいます。
MTはガッチャの創始者で、
ステューシーを世に出した張本人です。
俺の洋服と、アートの先生であります。
紹介してくださったのは土井さんで、
後でお礼の電話をしてみようっと。
□
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
明日ノースハワイに戻るので、
「新展開」になるかどうかはわかりませんが、
どうぞまた明日もお越しくださいね。
今日の日替わりトップページはどうなるのでしょうか?
https://www.nakisurf.com/index.html
すばらしい日にしてくださいね。
MUCHOアリガトウ♪
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