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【サーフィン研究所】ストールとトルティーヤ_パイプラインのミルクバー_(1026文字)

いつだかの台風波。

後ろ足を限界まで加重して、

ストール・タイムだ。

この波が大好きな泉(いずみ)くんのことを思い出した。

元気だろうか?

まだ須崎の造船所で働いているのだろうか。

この泉くんからつながって、

ソーアンの公文潔さんのことを思いだし、

宗安寺の川のほとりへ心が漂った。

今日はパイプライン・マスターズのファイナルデー。

日本時間の2時45分にWILL CALLだとあったので、

2時に起きて、

コーヒーを淹れたりしながら開始を待っていた。

波はご覧のように小さく、

風もクロスオフショアで、

ロッキーの方からわりと強く吹いていた。

R16を見たところで、

瀧朗と藤沢大新の担々麺をかけた。

決勝はジョディかジョンジョン、

または裏の目で、

イタリア人とロボ(ジャック・ロビンソン)かもだというと、

彼も同じなので賭けにはならないねぇと、

なぜか『時計仕掛けのオレンジ』に出てくる

コロヴァ・ミルクバーの話となってから就寝した。

サッカーくじみたいに賭けられたらいいのにねと話していると、

イギリスで合法のスポーツくじがあるという。

考えてみると、

サーフィンは波次第で強者が弱者になったりするので、

ギャンブルとしてはなかなかおもしろい。

そんなことを考えながらQFを見終えるころに出発時間となった。

今日はハマムラ方面を目指す。

私の波写真が掲載されている写真集を発見した。

(この本を作った)

スティーブ・ホークはいま何をしているのだろう?

まだ生きているのだろうか?

そんなことを考えていた。

タコスを食べた。

というより、

小麦粉を練ってトルティーヤを焼き、

それに具となる鶏肉を焼き、

刻んだタマネギとのせて、

サルサソースをかけてシンプルにいただいた。

これこそが、

スーパー・クラシックというか、

メキシコの正統的なストリート・タコスである。

すると、

サユリータあたりの夕焼けがぼんやりと浮かび、

パシフィコ・ビールの泡が立ち上って、

さらにはその時代の日々が、

走馬灯のように浮かんでは消えた。

味の記憶というものは、

そういうことであるらしい。

これはタイラー・ウォーレン。

彼はトルティーヤをこのように直火焼きし、

つぶしたハス・アボカドをのせる。

それにサルサソースをかけて、

モデロ・エスペシャルをグビリとやる。

サンファン・キャピストラノの夕陽と、

鐘の音が聞こえてきた。

【巻末リンク:マンダラコーヒー2周年記念!】

【巻末リンク*2:ビールが持つ景】

メキシコビールの正しい飲み方_日本からの雪嵐波到来_こちらのローカルは?_(1914文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!