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【サーフィン研究所】イリエの光る波_パイプラインのエンスーラボ_(1116文字)

千葉北には、

『イリエ(Irie)』というサーフ・ブレイクがある。

ここは北うねりはもちろんのこと、

北東、

東までも堤防にブロックされる波質だ。

堤防に当たって威力が下がったうねりは、

およそ半分程度まで小さくなるだろうか。

そんなことなので、

ここはいつも人気がない。

逆に言うと、

たいてい空いている。

そこが長所なのかもしれない。

ということで、

私はイリエ効果のおかげで、

「光る波」に乗ることができた。

大谷翔平くんが

「光る球」を投げられるように、

光る波はまたいつかやってくる。

その日までまた鍛錬しておきたい。

この話は、

いまから少し前にさかのぼる。

「前田博士の工房兼研究所の愛称があるんだよ」

華厳さんがそんなことをおっしゃった。

少しして、

「でね、エンスーラボというのはどうかな?」

Enthusiast Laboratory

(*エンスー・~に熱中する人)

そんなことになった。

互換も音感も良く、

言葉の意味もいいので、

前田博士の即答も得ることができた。

『エンスーラボ』

「私たちは千葉でひっそり、
熱狂的にサーフィン研究をしています」

こんなサブタイトル付きのビジュアルが届き、

ここに名称発表の運びとなりました。

そのエンスーラボでは、

ツインザー・ピンのシェイプが終わった。

使われるはずのフィンが置かれていた。

完成時のフィン起角を想像すると、

超能力というわけではないが、

このボードに乗る日が見えた。

斜面を疾走するツインザー・ピン。

ボラン・クロスもいいなぁ。

またはマーブル・ピグメントなどと、

ボディ・カラーをしばし考えていた。

パイプライン・マスターズ。

1.5m/15秒が北東315°

そして、

2m/9秒の東北東うねり75°

エクセレント波は少なく、

ファースト・リーフのノースウエストと、

ブレイクの角度と、

バレルラインが合わずにとても難しそうだ。

妖獣のようなバレル。

ラインを完璧に合わせてメイクするしかない。

ヒートのタイミングが悪いと、

このエクセレントに乗るチャンスすらやって来ない。

そんな中、

本日最終ヒートのジョンジョンは、

来ないはずのエクセレントがやってきて、

満点近くをたたき出し、

2本目も満点近いマンライを決めていた。

ジョンジョンは、

ひとりだけ違うサーファーというか、

違うサーフィンに思えた。

先日ここに

「ムーンクレスタ」の画像を載せると、

各地からあれはギャラガだ、

いやギャラクシアンだと声が上がった。

ちょうどそれをジローくんが聞いていたので、

どう思うのかを聞いてみると、

「どっちでもいいよ〜」

やっぱりそうだよな。

【巻末リンク:マスターズ一日目】

【サーフィン研究所】パイプライン・マスターズ2023とウルトラセブン1967_(1567文字)

【巻末リンク*2:元祖どっちでもいいよ】

【サーフィン研究所】50年後のボンザー_コジローの「どっちでもいいよ」_(888文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!