昨日ここで、
およそ100年〜50年以上前のサーフィン史のことを書いた。
近代サーフィンの始祖デューク・カハナモクのことだ。
マネジャーのキモは、
ワイキキ『マクヴェイ』の創始者であり、
ドン・ホーのマイタイ・グラスを仕掛けた張本人だと知った。
いままでは、
デュークを商業的に使われていたように見ていた。
だが、
キモは実直で敬意あふれた人だったとわかった。
逆に言うと、
デュークはキモによって、
自身の名声を使ったビジネスに成功したのだ。
しかも50年以上も続いている。
するとその余韻からか、
デュークが夢に出てきた。
そして、
「善を重ねることだ。
善を重ね、喜びとしなさい」
と問いかけてくれた。
日本語だったような気がして、
夢だから翻訳されていたのか、
妄想だったのかは夢のことなので、
あまり掘り下げることはしない。
空海は、
言語や見てくれは関係がないとも教えてくれたし、
そんなことをぼんやりと、
春になったような日差しの下で考えていた。
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″
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千葉北の水温が11度まで下がった。
先週までは15度まで上がったので、
グローブを脱いだのに、
また冬服となった。
けれど、
千葉北で一冬越すと、
10度程度の冷水は恐怖ではなくなった。
『マンダラ・コーヒー』と、
『ヘルシー・ジャンク・フード・ストア(HJFS)』
の市場調査の一環で、
さまざま名品を探しに都内に出た。
このグスマン・イー・ゴメスはかなり良い線だ。
メキシカンフードは日本にもある。
けれどたいていは、
1980年代のカリフォルニアでの寿司みたいに、
「そうであって異なるもの」
そんな印象を受ける。
「ニセもの」にも迫ってすらない。
タコライスもそうだし、
タコスだとメニューにはあるが、
注文してみると、
レタスだらけのブリトーだったりもした。
サルサソースは別売りだなんて、
寿司屋で醤油とガリは別売りですと言われているような感覚となる。
大手コンビニエンス・ストアに行くと、
『トルティーヤ』という商品名でケセディア風の薄いブリトーを販売している。
このことを説明すると、
「海苔」という商品名で、
カンピョウ・キュウリ巻きを売っているのと何も変わらない。
そんな興奮度合いで、
これまでのいろいろを思い出していた。
ヘルシー・ジャンク・フード・ストアのターゲットは、
安全な野菜がたっぷりと採れるメキシカンだ。
私がサンクレメンテにいたときは、
ペドロスのビーン&チーズブリトーが金欠空腹の救世主であり、
リチャード・ニクソンが大好きだったオラメンディスのおいしさに涙した。
名店ラ・シエスタがあり、
隣町のサン・ファン・キャピストラノ(タイラー・ウォーレンの街)には、
伝統的なエル・アドビがあった。
そしてそして、
メキシコで食べたフィッシュ・タコスのおいしさ。
おいしくて、
体に良いものを作りたく、
ヘルシー・ジャンク・フード・ストアというのを始めることにした。
ジャンクフードの様相だけど、
体に良いものを出すお店という意味だ。
インスタグラム:
@healthy_junk_food_store
マンダラ・コーヒーも同じように、
サードウェーブの上を今日も目指している。
例えば、
トレーサブル(農家まで追跡可能)な生豆を温水で洗浄し、
乾燥させてから直火で焙煎する。
品川では、
サードウェーブの先駆者、
ブルーボトル・コーヒーもゴメスのそばにあった。
人気店のメニューは、
省略形というか、
シンプルイズベストのビジュアルだ。
もちろん日本にも絶品はある。
渋谷区代官山の『アシエンダ』のフィッシュタコスは、
メキシコで食べた絶品と遜色がないもので、
都内で出るたびに頭に浮かんでしまうほどだ。
そのアシエンダの系列店がここ品川にある。
『エル・カリエンテ』だ。
私はチポーレ・チキン・ブリトーを注文した。
このお店のメニューは、
ワカモーレ、
トルティーヤ、
ファヒータと、
他の表記が完璧なのに、
なぜチポーレではないのか?
もしかしたらメキシコの地域によって、
茨城の末尾がイバラキと濁らない正解なのか、
または高知県の南国のように、
ナンコクでもナンゴクでもどちらも良しなのかを知りたくなった。
こちらが4種のタコス+フィッシュタコス。
ハラペーニョと赤カブのピクルス、
ライムという符号に昔のいろいろを思い出していた。
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【巻末リンク:フィッシュタコス神@沖縄本島】
【日英版サーフィン研究所沖縄道場特大号】ジェダイ師範ダニー・メルハドのこと_オリジナル・フィッシュ・タコス_(5733文字)
【巻末リンク*2:マンダラ・コーヒー】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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