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【サーフィン研究所】中央公論の思想に見えるサーファー区分とは_ブックオフにて真夏日_(1369文字)

Cosmos Classic 8’

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サーフィンには全く関係がなさそうな話だが、

雑誌の思想と、

サーフィンの種類が「似ている」ということに気づいた。

漢字が多いので、

活字好きな人に贈ります。(笑)

中央公論という月刊誌がある。

その歴史を調べてみると、

明治20年(1887)に発刊。

当初は、

仏教徒の模範規律公布を目的とした機関誌だったとあった。

誌面は青年の正しい生き方を探り、

剛健なる日本男子像を形成していくための教本となった。

やがて大正時代になると、

自由主義を掲げる誌となり、

マルクスの共産主義の流行によって、

大正9年ごろから中道となった。

中道になったついでに小説を多く掲載し、

それらの人気によって、

文学誌の様相を帯びつつ、

歴史という裏書きによって強い意見力があったようだ。

それから左に触れたあたりで戦争となった。

(左というのは、

思想のことで語尾に翼を付けるとわかりやすくなる)

あの時代の戦争なので、

こういう危険な考えの印刷物はすかさず廃刊させられた。

終戦後すぐに復刊したのは、

やはり人気がある雑誌だったのだろう。

やがてオヤカタこと深沢七郎の問題作を掲載し、

それをきっかけに右翼に思想を暴力的に封じ込まれて中央(全体主義)となった。

しかしそのまま発刊を続け、

現在は読売グループの傘下でやたらと保守的な雑誌となっている。

ということで、

左=私たちのような変わり者(別の、オルタナティブ)サーファー(少数)
中=全体主義の流行やテクニック大切サーファー(大多数)
右=正論という規律を模範とし、
その正論でないサーファーを取り締まるサーファー(少数)

雑誌のような区分けと割合があるのだと気がついた。

こちらはサーフ自由主義で、

ハッピーサーフィン。

分け隔てなどないことを望んでいるが、

その剣(サーフボード)の形や浮力が気になって仕方がない人は、

とにかくやたらとサーファーを仕分けするようだ。

とすると、

日本人の思想は、

明治のころからあまり変わっていないのだとも静かに感じたのだ。

そんな気持ちを胸にみなぎらせて、

ブックオフに行った。

昨日、

文芸書棚の前で腕組みしていたのは私です。

村上春樹さんの新作がたくさん売っていて驚いた。

藤子不二雄A先生の

『魔太郎がくる!!』

が全巻セットで売っていた。

この時代の少年チャンピオンは、

鴨川つばめさんの

『マカロニほうれん荘』が連載されていた。

この作品こそが、

天才的なキラメキを光らせたギャグ漫画界のベネット彗星だと思う。

または金字塔か。

数千回も熟読した小林まことさんの『柔道部物語』。

一冊あたりおよそ380円というのも当時の価格ぽくてよろしい。

この作品によって、

武道漫画の幅が大きく拡がったし、

何よりも高校柔道部の中身がよくわかったのは、

『花の応援団』に通じる表現力だと思う。

昨日も暑い日だった。

そのままミスタードーナッツに行き、

坦々冷麺みたいなものをいただいた。

この中庸(ちゅうよう)なる味に、

どうせならドーナッツ風味の冷麺があればいいのにと、

突飛なことを感じるのはいつものことだ。

【巻末リンク:浮力について】

【サーフィン研究所】適正浮力はカニカマ説_(1828文字)

【巻末リンク*2:全体主義者たちの願いとは?】

【サーフィン研究所特大号】全体主義への圧力を感じて一筆_(2772文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!