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NAKISURFロゴ、クリスちゃん作_フシギユメヒラキ旅_豪雨はいつ止むのか?_グリーンヒルは大丈夫ですよ_(2732文字、短編です)

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こんにちは、

今日もNAKISURFにようこそ。

神ノ島より船木ブログです。

上の絵はクリスちゃん(クリスチャン・ワック)が、

『NAKISURFを描きマシタ」

と送ってきてくれた秀作。

このロゴを使って何かを作ろうと現在鋭意企画中です。

ご期待を。

台風13号(MEGI)の影響で、

時折モノスゴ豪雨となっていて、

うねりも大きくなってきました。

北東風が強く、

これは南西うねりのブレイクならオフショアになるはずなのだが、

なぜかサイドウインドとなっている自然の不思議。

波、風、潮がの3つが揃ってはじめて

“いい波”となるのだから、

俺たちはその時を待つしかないのだろう。

待つのも波乗り世界で、

風が弱まったとき、

そして潮が入り始めたころ、

そわそわしながら海に見に行くのもその醍醐味なのです。

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普段ブレイクしていないところに行き、

新しい波を探すいつもの旅。

あまりにも風雨が強いので、

山に行くと、

神さまがあちこちに漂っているようだった。

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何かが見え、

写真に撮ると、

それがしっかりと映っていた。

感じる人、

感じられる人は探してください。

”アヴァローキテーシュヴァラ”

(遍+見+自在)

という言葉が浮かんできて、

それは昨夜の夢と通じるものがあって、

不思議な場所で夢ひらく。

昨夜の夢の話はいつか書きます。

自分のために印しておくと、

「数列の予言と転生」

というキーワードでした。

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山に入り、

蛭に吸血されながらも斜面を降り続けると、

川が現れた。

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まるで桃源郷のような景色に意識は溶け出した。

また蛭に吸われながらも下山し、

里ではそれは高名な温泉に行くが、

あまりの熱さに短時間しか入れずに効果のほどは不明。

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702年から824年まで存在した多禰国(たねのくに) という歴史を学ぶ。

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第二の温泉では、

昔流のマッサージチェアを発見。

D先輩の名前でシモーンさんのグリーンルームに寄贈するアイディアを思いつくが、

陳腐で現実的ではないと反省した。

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以前に奄美大島で

『五木の冷やし中華』

を発見してツイッターなどで騒いでいたら、

「九州では普通に売ってますよ」

という冷やしツイートがあり、

上の画像はその証拠でして、

こちらでは、

小さな商店で、

”唯一売っていた冷やし中華”でした。

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小さな商店だが、

集落唯一の商店でもあるので、

酒、軍手、ロープ、ペットフード、

鍋、食料品、靴や雑誌、

灯油に釣り道具、

そしてこの画像にあるクラシック玩具が、

およそ3坪程度の店内に詰まっている。

住人にとっては重要な場所だと想像できる。

さてその後、

来年オープンする

”ハレキパ・カフェ”のマスター井内さん家におじゃますると、

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「完熟パイン食べる?」

とこんな切れ込みのパイナップルが登場した。

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高度な包丁技をお使いになられる井内さんのカフェが今から楽しみです。

オープンしたらここでお知らせしますね。

ピザ用の石窯をイタリアから空輸させたほどの凝りようなんですよ。

雨が止んだので波を見に行く。

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”山ガール”

”森ガール”

というのが日本で大流行しているらしく、

登山で有名なこの島では、

どこに行ってもスパッツにホットパンツ、

またはスパッツにスカートという服装の女の子を見かけた。

以前の山の服装よりはずっとかわいいのだが、

流行ると、

みんなが揃って同じ服装をするのが不思議ですね。

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海に通じる一本道には牧場があったり、

サトウキビ畑があったりする。

昔懐かしいドブも横に走っていて、

のぞいてみると小魚が泳いでいた。

農薬で汚染されていない排水というのがうれしい。

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島の端にあるジュエリーズ(Jeweller’s)では、

ほぼ無風のコンディションだった。

あの大きな13号からのうねりが廻り込んで、

こんな宝石無人波がブレイクしていた。

こんなことからも島はすごいと感じ、

この波を讃えた。

パチパチ。

朝日新聞で、

『奄美豪雨 道路寸断 民家多数が浸水』

という見出しを見つけた。

これはニュース等で存じているだろうから詳しくは書かないが、

奄美市名瀬では24時間の雨量が647ミリという、

猛超豪雨となっていて、

向こうのみんなが心配で電話をかけている。

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グリーンヒルのお父さんとお母さん。

そしてメキシコ大地。

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グリーンヒル親王の優人さん。

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珍客カールソン。

「サーフィンを続けなさい。

満足しような。

全てのアロハにありがとう」

という訓示色紙を寄贈していたんですよ。

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グリーンヒルのみなさん。

紅亜(クレア)ちゃんも大きくなりましたね。

さて、心配電話の向こうでは、

グリーンヒルは無事、

名瀬の美香ちゃんも大丈夫。

王子緑くんからの伝言は、

「インターネットもTVもダメです。

電話だけ通じます。

でもご心配されている方からの電話が多くて、

こちらはパンク寸前ですよ?。

ここは大丈夫なので、

心配電話はお控え下さいね?」

とのことでした。

お願いします。

しかし、

島豆腐店から中江商店に通じる道路が8キロに渡って水没しているという。

さらには未確認だが、数多くの橋が決壊しているようで、

島が北と中央、そして南で分断されていると知らされた。

これは自然の猛威なのだが、

以前にもノースハワイ島でも豪雨と雨が40日近く降り続いたことがあり、

その時は、

「もう(雨は)止まないのかもしれない」

などと弱気になって、

映画ウオーターワールドや椎名誠さんの小説を想像していたことを思い出した。

「人間の力を遙かに超えるのが自然なのだ」

と、こういうときに思い知らされる。

さて、

千葉で初試乗したAVISO Grasshopper。

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あまりにも調子良く、

この旅に持ってきたかったが、

小型車に乗らなくてはならない関係と、

スタッフたちに試乗してもらいたいことがあって、

それはかなわなかったが、

今はどこにあるのだろうか?

まだお見せしていないシークエンスがあったので、

ここにポストしておきます。

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とてもイージーな乗り味なんです。

もしサーフ教習所があるのなら、

これが教習板になるのだろうな。

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と、突然話は神ノ島に戻る。

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こんな海岸オブジェにアートを感じるのも旅の特権ですね。

「食べ過ぎで太ってしまいました」

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と勇人さんのような切り口の画像を載せ、

帰都すべく神ノ島空港に行くのだが、

件の猛雨で欠航してしまい、

予定通り帰ることができないでいる。

航空会社からは

「天候不良なので」

という理由で何も補償を受けられないので、

なかなか難儀しています。

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雨はいつ止むのだろうか?

それにしてもこの台風13号には危険な予兆を感じるので、

どうぞお気を付けください。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

少し寒いので暖かくしてお過ごしくださいね。

もう木曜日です。

すばらしい週末になりますように。

Don’t worry to be happy!!