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naki's blog

祝再接続!特大号_スコット・アイクナー_コールのクアッドフィン

昨日は接続できずすいませんでした。
ここのモデムが壊れ、他機(旧機)に変えたら復活しました。

コネクション(接続)がないとすごく不便。
弊社のやりとりも、掲示板やブログの閲覧もできないし、メール送受信も途絶える。

陸の孤島となり、情報から取り残される。

この旅はドノバンが招待してくれたバケーションなのだが、俺は写真を撮り始めると止まらなくなる。

海の上で一日5時間は撮り、波乗りをし、遊び、その間にメールや原稿等の仕事をこなしているのだが、昨日は接続がなかったおかげで遊びだけとなった。

そしてワークホリック(仕事中毒)の俺はひどく不安になった。

でも一度海に入り、太陽をどっぷり浴びると、そんな世俗的なことはどうでもよくなるから不思議だ。

「世間から取り残されたい」という退廃的な気持ちとなり、それは自由なこころと連結する。

「このまま行方不明者となろうか?」

と一瞬だけ、ちいさく瞬(またた)くように考えるが、それは若い頃に持っていた「こころの暴走」の名残のようで、実際には現在の自分の生活や家族が恋しくてたまらない。

でも一瞬でもこんな危険なことを考えてしまうのは、この楽しすぎるバケーションの持つ罠のようだ。

それは各時、大小異なるが、こんなアプローチで「自身の世界から離れなさい」と囁(ささや)かれる。

「気をつけなくては…」と、もう一度それを思い出しながら、空の色と海を分けた広い水平線を見て、汗で濡れたTシャツのまま水を浴びた。

それにしてもこんな場所でインターネットがつながるなんて驚いた。

波はあいかわらずダブルオーバーヘッドよりも大きい波がクランキン(=とても良いこと)している。

↑SURFER誌のフォトグラファー、スコット・アイクナーの波乗りを撮った。

このまま右側に見えるように岬に沿って250mは続く、美しい世界的な波だ。

このファイルを見せると、「OHナキ!すばらしい!すばらしい!俺の人生で一番すばらしいサーフィンショットをお前が撮ってくれた!アリガトウゴザリマスルぅ!」とその喜びようといったらない。

でも困るのがうれしすぎるようで、各所に隠してある俺のカメラを見つけると、こうして勝手に自分の笑顔を撮していってしまうこと。

画像をチェックしようと画面を見ると、まず最初に飛び込んでくるのがこの「にっこにこの彼の顔」で、

昨日なんか酔っぱらってやってきて「ヘイナキ!俺のヌードを撮らしてやるぞ」と、例の低い声で言いながらプール帰りの腰巻きタオルを取っちゃう始末。

ここでは卓球大会も数多く催され、アメリカ方式のルールは負けた人が交代し、勝った人がゲームに残るという「道場破り方式」。

これは自慢となるが新島の体育館で鍛えた俺の腕で、一度も負けることなく、2時間をかけて人々の挑戦を受け続けた。

エルサルバドル人はもちろん、アメリカ西海岸、東海岸、ベネズエラ人、そしてハワイアン(スコット)も撃沈して、ついにワールドチャンピオンに輝いた。(笑)

これはそのファイナル風景。

波乗りして、泳いで、走り廻っているので、中学生の時のようにお腹が空き、ご飯をたっぷり食べている。

この中米風チキンサンドウイッチがめちゃくちゃおいしい。

ここに滞在する多くのサーファーが中毒的にはまっているので、この味を表現しようと思ったが、字数がすでに多すぎるのでやめる。

食堂のメニュー。
もちろんスペイン語です。

よく遊びにくるマリー。
ベネズエラ生まれのフレンチカナディアンの美人です。

ここは男ばかりの所帯なので、かわいいマリーが来るとみんな着替えてきたり、名刺を持ってきたりと忙しい。

マリーはそんなことには興味はなく、波だけが気になるサーファーガールのようです。

これはドノバンとスタンリーが仲良くマイスペースを見ているところ。
USAではマイスペース人気がすごいです。

(昨日アップできなかったお詫びのおまけ)

コールのクアッドフィン人気がすごく、ここエルサルバドルでもコールボードに乗ったローカルサーファーをよく見かける。

これは我がリゾートのキャプテン、マールリシオのさっき入っていたバレル。
こうやって30分後には見られるというデジタルフォトは便利だなあ。

彼もこのようにファイヤーフライの愛用者で、「コール、ムイ・ビエーン(最高)!」と親指を立てながら近寄ってくる。

「俺はコールと友達なんだぞ」と自慢をすると、

「オービエンビエン!!」
と驚いてくれるので、少し偉くなった気がして、いつもより胸をそらして会話をした。

これはサンクレメンテから送られてきた画像で、ライダーはロボことジョン・ロバートソン。

ロボとはフィジー未踏島にボートトリップに行った間柄であるけど、当時より少し体重をお召しになっているのが気になるが、このようにビッグエアをかましているのを見ると、波乗りにダイエットなど必要ないのだなぁ、と実感する。

ではまた明日にぜひ!


4 thoughts on “祝再接続!特大号_スコット・アイクナー_コールのクアッドフィン

  1. Fg

    《ワークホリック》に《こころの暴走》とは、フナキ信者として、とても興味深いところでした。(笑)
    いつもは撮る側のスコット氏の喜び度はいかに!?
    卓球ってワールドクラスのリゾート・スポーツだったのですね。(笑)
    こちらは、鼻炎の季節になりました。

  2. 卓球王子723

    もしもーし!
    貴方がワールドチャンプ?違ーう!スイング湘南所属のオレ様を倒さないと認めんぞー

    ん??そういえばナキ様との勝負で1度も勝った事なかったか・・・

    んじゃーオレは世界2位か?

    そしてアイクナーが撮ったナキさんが見たい!

    お願いしますぜ!

  3. てつ

    こんにちは。

    非現実・・・とはこのことでしょうか。
    海や今そこにいる方々のエネルギーが伝わってきますね。
    また、それをリアルタイムで拝見できることに、感謝です。

    ファイアーフライの数スゴいですね。
    今日は、千葉で波乗りしてきましたが、見知らぬ隣の人はepxyのファイアーフライで、私がavisoのファイアーフライでした。
    やはり世界で通用するボードなのですね。再認識・・・
    乗りこなせるように頑張ろう。。。

  4. ふなき

    Fgさん、
    そうなんです。
    旅は自分を見つめるものでもあります。
    花粉症季節なんですか。
    お気を付けて。

    卓球王子723さん、
    アイクナーは写真がたっくさん撮れたので、撮るのを止めているようです。(笑)

    てつさん、
    はい、今いる現実も夢うつつのようで、幻想型毎日となっております。
    ファイヤーフライこそがベストデザイン賞を受賞すべきだと堅く思っております。