ジョニー・デップが海賊船長を演じたことで話題となっている
『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、
登場人物の黒ひげは実在の人物と知った。
“黒ひげ”船長を調べていると、
こんな”黒ひげ旗”を発見した。
なぜハートが図柄に採用されているのか悩んでいると、
奄美の緑くんから電話がかかってきた。
会話を終え、
頼まれてもいないグリーンヒル・フラッグをデザインしてみた。
緑くんと海賊には数々の類似点があり、
なかなかおもしろそうなので、少し書いてみた。
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21世紀初頭、
太平洋と東シナ海を席巻した伝説の波乗男「緑くん」。
役職はペンション『グリーンヒル』の広報担当。
俺たちは2005年頃から『奄美王』とも呼んでいる。
合い言葉は「奄美は最高よ?」である。
神出鬼没で、先日のグリーンルーム・フェスティバル、
湘南チャリティスライドショーイベントにも登場し、
さらには5月台風湘南波に乗ってもいた。
自身のサーフボードには、
「イタツケ」、そして「アイノコ」と、
奄美ならではの名が付けられ、
それはまるで海賊船の『クイーン・アンズ・リベンジ号』
や『ブラックパール号』のようだ。
太平洋の南、龍郷町では緑くんは育った。
北の笠利町から、南は瀬戸内町まで波乗人を笑顔にしてきた緑くん。
地元の土産物店や酒場、
もちろん彼の両親が経営する宿
『グリーンヒル』に集う人々の間でその伝説は健在だ。
彼腹心の部下には、
アマミノクロウサギ
ルリカケス
オオストンオオアカゲラ
オオトラツグミ
アカヒゲ
オカヤドカリ
ケナガネズミ
イボイモリ
イシカワガエル
ディーセンパイ
などがいて、
彼のウエットスーツの生地は伝統工芸の大島紬。
リーシュはハブを模したもの。
黒糖焼酎を小型チヂン（奄美の太鼓）に注ぎ、
ハイビスカスを浮かばせて今日も飲んでいるという。
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『海神（ワダツミ）の木』
を改訂した、サーファーのための歌詞も完成した。
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潮が満ちた緑丘前の海に
フィッシュボードをうかべましょう
うすい透明な風は
波を切り立たせました
バレルをまっすぐに進んで
次のセクションを廻って
岩場の波で
さまようサーファーがうたう歌
波よ もし 聞こえるなら
少し 今声をひそめて
緑くんの足が海を捉えて砂にふれたころ
緑丘の海に海亀が
ゆったりと泳いでいました
ここにあるよ
あなたの波がここに
ここにあるよ
あなたが来てくれるまで
ティダ（太陽）に花は照らされて
伸びゆくリップはそらの上
波よ もし 聞こえるなら
少し 今声をひそめて
優しく揺れた水面に
映る海亀の姿
波よ もし 聞こえるなら
ずっといつまでもそのままに
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原曲です。
元さん、ありがとうございました。
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この歌詞を知らせようと、電話をすると、
「お父さんが船木さんとお話したい、と言ってます」
とお父さんが出られた。
「船木さん、奄美の観光親善大使に推薦していいかね？」
「えっ、それはいいですけど。ぼくは日本に住んでいないんですよ」
「いやいいんですよ。役場では奄美のことを本当に好きな人を探しておったね」
「うわー、うれしいです。一日署長とかできますか？」
「それはわからんけど、大島紬織り体験とかはどうかね？」
「いいですね。奄美大島波体験をまずはしに行きますので」
「じゃ、役場に連絡しておくからね。またんきゃ?」
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親善大使ということはマグマ大使のようなものなのか？
だったら宇宙の帝王ゴアを暗黒ローカル鉄下駄ダバダとして、
D先輩を起用してTV作品にできるぞ、と脚本を考えていたら、
大雨が降ってきた。
これは梅雨の雨か、低気圧からの雨なのか。
でも新緑が喜んでいるようだ。
緑くんも喜んでいるのだろうな。
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