まんまるの春月
現在ノースハワイは美しい春満月です。
この月を見ていたら、『ドラゴンボール』の悟空が満月を見て、巨大な猿に変身してしまうエピソードを思い出しました。
そんな魔力のある月のようです。
さて、ノースハワイは晴れが続いています。
いつも北西1番ブイを見て、波を大きさと強さ、そしてうねりの向きを知っているのだが、今朝からこのブイだけ通信が途切れてしまっている。
つまり一切更新がされていないのだ。
俺たちサーファーにとっては波の情報がなくなって、結果的には仲間からの電話が増えた。
少し昔だったら『サーフライン』の波情報を見ていたのだけど、ここはいい加減な情報と、朝8時まで何も更新されないので最近は一切見なくなった。
サーファーは朝が大事なのだから、情報部員は夜明けには海に行って波を見るべきだと思うのは、俺のエゴなのか?
以前は年会費を払っても見たかったサイトなのに、やはり努力をしないとこうなってしまう典型です。
「俺も気合いを入れよう」
とこのブログをしっかりと書いています。
で、しょうがないのでハワイ周辺のブイ情報を見るが、北側にあるのはこの1番ブイのみなので、目下盲目状態です。
↓黄色の菱形が現在のブイ位置で、一番左上がその一番ブイです。
復活MIL FRUTASをサーフウオッシュ
「まあ、波はあるでしょう」と昨日と同じようにイナリーズにココと行く。
今日はクレイグがイナリーズ詣でをしたいとのことで、4駆を持たない彼をトムクンズ前で拾い、サビタ号に収容する。
到着すると、波は昨日の半分くらいに下がってしまったが、青空の下で美しいピークが跳ねるようにブレイクしていた。
昨日から履きっぱなしのトランクスと、昨日届いたアメリカンアパレルの「新作VネックT」をサーフウオッシュしようと、着替えずに海に入る。
洗濯が苦手なので、こうして「波乗りしながら洗濯」というのは実に合理的だと感動してしまった。
このTシャツを加工して、シルクスクリーンを切って、現在「NAKISURF-T」と、ハンドメイド加工の「MIL FRUTAS」を制作中なのです。
MIL FRUTASは以前、ビームス・インターナショナルで個展をしていただいた俺制作の洋服シリーズアイテム。
NAKISURFコムがオープンしてから、ずっと忙しく洋服作りをしていなかったのですが、またそのの愉しさを再確認しています。
完成次第、いくつかのセレクトショップと、原宿にある弊社ショールームで販売しますのでお待ち下さい。
朝一発目のドロップ↓
きんちゃんと電話で話したら、彼が一番やってみたい技が「アーチ・ボトムターン」だと言う。
「みっちゃん、どうやってやるの?」
と聞かれたけど、「簡単ですよ」としか答えられず、今朝どうやっているのかを自分で確認しながらターンしてみると、それを説明するのはなかなかむずかしいなあ、と感性的なターンだったと知る。
今までこれを「省エネターン」と呼んでいたけど、1970年に流行ったターンとは知らなくて、
「温故知新」という四字熟語が浮かんできた。
でもいい波だなあ。
春のハワイは風が強く、雨も多いけど、こうして風が止んで晴れた日は本当に美しく、忘れられない大好きな時となるのです。
クレイグことクレちゃんは
「バレルに入るのはヒサシブリなんだヨねー」とにっこにこ。
今日が彼のイナリーズ初挑戦日でした。
「こんな波があるこの島はスゴイナー。いつもだけどビックリデスネー」
と繰り返しながら彼も次から次へバレルインしていました↓
俺流アクションの解説編
昨日は波が大きすぎて、アクション系があまりできなかったので、今日はこんな切り返し系のターンに集中しました。
↓これは「グラブレイル・ガウジング」という怪獣みたいに濁点が多いテクニック。
レイルをつかんでいるから体が開かないので、高速のまま波内側に切り込ませられるという優れ系。
切り込ませたところ↓
ここからでもボードが下側に入りこむので、こんな狭いセクションも簡単にメイクできるのです。
ぜひお試しを!
↓次はトップターンの発展系です。
これは、斜面と泡の切れ目を使って切り返せばいいのだけど、
スピードが出すぎていたのと、そのエリアで切り返すと角度が付きすぎて膝を痛めるので、
ボードを当てる打点を少し泡側(先)にして切り返した。
このポイントはボードを波側、つまり泡に押しつけることです。
そうするとメイク率が非常に高くなります。
バックサイドはこうして膝をたたんで、進行方向の腰と肩を波側に入れてボトムターンします。
トップに上がりやすく、次のアクションにも備えられるので、イメージしながら反復練習をしてみてください。
後ろ足の膝を前方に曲げるようにし、前足はかかと重心を意識します。
うーん、サーフィンライフ誌のHOW TOページみたいになってきた。
と書いていたら、そのサーフィンライフ誌のらつ腕編集者のMioさんから電話がかかってきた。
メガカタログの件で、確認事項をいくつか打ち合わせする。
彼は「らつ腕」と言われるだけあって、こうして細々したことを毎日のように直接やってくれるのです。
プロを感じ、うれしくなって「今度、海童の焼酎を飲みましょうね」と電話を置く。
小さいインサイドバレルの写真もあって、今日はピンボケでないことを知って、うっとりとする。
これは肘を使って波に張り付く「俺流」で、こうすることによって波壁から離れずに、トリミングできるのです。
バレルになる瞬間、この透明な波の壁に太陽がギラリと当たり、それはまるで酢じめしたコハダの皮の銀色のようで、じつに粋だった。
波で洗えなかったVネックT
元々大きなサイズを着ていて、薄く柔らかな素材であって、なおかつこの強力な波洗濯機で巻かれすぎたため、襟がこんなに伸びてしまった。
で、このVネックTはサーフウオッシュには向いていないことを知る。
何事もテストは大事ですね。
波乗りの興奮と微熱をデザインに描き、現在それをプリント中です
で、そのまま走るようにオフィスに行き、この波乗り意識のままフォトショップでデザイン何点かを完成させた。
ドクサープリントに行き、さらに届いたTシャツ9箱にうっとりとする。
新型iMacで作業中のカイル鞠黒↓
彼は昨日のヒーローです。
だが今日は忙しく、波乗りできなかったようで少しイライラしていました。
カイル君、早寝早起きですよ。(笑)
ハワイアンタイム
アニーのフラ時間なので、教室の連れていくと、今日は広場で稽古をしていた。
↑左にいるのがクム(先生)で、今日は帽子を使った踊りの稽古でした。
↓終了時はみんなこうして輪になって、お祈りするのです。
ハワイだなあ、と横に目を移すと、鮮やかに咲いたプルメリアの甘い芳香にうっとり。
横の広場では、こうして家で採れたものを路上で売っていて、これこそがローカルマーケットだ、と嬉しくなってしまった。
フラに来ていたのは、フェイマス社のジェイミーの奥さんサマーと第4子のオリーブ↓
最近は「寒いね」というのがノースハワイの合い言葉のようですが、西の海は良く晴れて、日中は暑いことを付け加えておきます。
(おまけ)
アラモアナに帰ってしまった石関夫妻↓
今度はイナリーズでサーフしましょう。
また遊びに来て下さいね!
(おまけのおまけ)
さっきインターFMのフーミンからのメールで、
「今日はモスバーガーの日」ということを知った。
各店でプレゼントがもらえるそうですよ。
ぜひ!
ローカルマーケット、ウチの近所にも何カ所もありますよ。
なんせ周りが畑ですから。(笑)
「グラブレイル・ガウジング」インプット完了しました。
いつか、ぜひ?ですね。
今週は湘南でも波がでかそうです!
飽きるほどボトムターンの写真を見たので実践しますぜ!
しかし、最後のアップ写真での胸キン凄いネェ~。
清原さんかと思いました。
なんか体がでかくなっているように見えますよ。
でもね、あなたは気付いていないと思うけど、もう一つスタイル?癖?があって、ローラーコースターを決める時、バンザイするんだよね~、知ってたかな??
おれはその写真を何枚も持っているよん。
アーチターンは腰痛に注意が必要だ。サイズがあればさらに高度なテクニックになる。簡単そうに見えるが実は難易度が高いテクニックだ。普通にドライビングボトムターンするよりも難しい。これがマスター出来れば完璧だ。だが70年代のロペス氏やバリー・カナイアプニ氏のような流麗なアーチターンはシングルフィンだからこそ出来た賜物だ。もう一度言う。腰に注意だ。
新しい技があって、それは「花畑牧場スラッシュ」というものです。
どうでしょうか?
実践ぜひです。
具体的には
ターンに入る前に腰を波側に入れることです。
レギュラーなら右足、グーフィーなら左足で体を支えて、軸を回します。
この練習をしてください。
目的は、野球で強い球を打ち返すのと似ています。
下半身がぶれなければより良いボトムターンが可能なのです。
キンちゃんはレギュラースタンスなので、
1)左わき、左腰の開きをなくす
2)波の内側に切れ込ませるようにする
3)トップに上がるまでそのままの姿勢で
4)軸を始点にし、軸をずらさないこと
はい、体を大きくしています。
サーフサプリでアミノ酸を、それとビタミンを採り、イナリーズで巻かれるケビン山崎式です。
バンザイはわかりました?
ボトムターンで手を下にしたので、トップでは腕を上げることによって、東洋の陰と陽を表現しています。(笑)
東郷さん、
さすがです。
腰は気をつけています。
冷やさないようにして、ウエットスーツを着ています。
「流麗なアーチターン」という言葉にしびれました。
さすが裏と表の境界線からの表現です。
ガウジングって「掘る」って意味ですかね?
ブ厚い鉄と鉄を溶接するときに、表面だけ溶接しても弱いので、
強度をつける為に溶接面を掘る作業をガウジングって言うんですよね。
鉄を溶かしてエアーで噴き飛ばすんですが、音と火花がハンパじゃないです。
まさにこのターン、ガウジングですね。
Z35さん、
ガウジングはその通りの意味だと思います。
波を掘って体を溶接して、一体化したい、と思いました。
Z35さんは溶接工だったんですね。
今度AVISOを溶接してください!