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naki's blog

モンスター南うねり予想_すばらしいローカリズム_マイク・ヤング_ヱビスビール_ココナッツ・フェスティバルのフラ道_波乗道に近道なし_(2511文字)

こんにちは、

新しい週をいかがお過ごしですか?

こちらは3フィート@21秒というモンスターうねりの予想が出ています。

ただ、

微妙で気まぐれな南うねりなので、

このままノースハワイにやってくるかはわからないけど、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/25151

もしヒットすれば、

あの10年ぶりだったという

8月最終日の波と同等近くなるはず。

だけど、波は数字でもブイの数値でもないので、

目指すブレイクに波がやってくるまでは誰にもわからない。

週末に北海岸に行ってきた。

北側は緑だらけで、

この島の別名がガーデンアイランドと言われている意味がよくわかる。

映画『ジュラシックパーク』もこの島でロケをして、

最近だと、

ジョニー・デップ主演の

『パイレーツオブカリビアン/命の泉』

の舞台として知られています。

パイレーツ・オブ・ノースハワイのノアは、

相変わらず波乗りをしまくっていて、

昨日ポストしたスラッシュのシークエンスをここに。

こうして画像を見ると、身体が育ったようで、

4’7″のルースキャノンが小さくなってきた。

こんな岩場でサーフしているのだから、

島人サーファーは、

間違いなく全員が海の子です。

こちらはイライジャーのオフザトップ。

チェックしたら長さよりも幅があって、

それは前足使いのイライジャーにぴったりだった。

お父さんのチャーリーがオーダーしたのだそうで、

さすがサーフィンパパだから、

子どもの波乗り指向をよくわかっていて、

そんなことにも驚かされた。

オープンで、

すばらしいローカリズムのノースハワイ。

日本とは大違いだ。

「怖い」というローカリズムがメディアで喧伝されているけど、

実際は真逆。

それはグレイトで、

暖かいサーファーたちがそれぞれのサーフブレイクを守っている。

サーフィングの本家本元がそうなのだから、

日本もそうなるといいのになあ。

と切に願っているひとりだ。

日本のローカリズムのたいていは、

自分たちに都合が良いようにねじまげていて、

それをまわりのみんなが当然のように

「はは〜」と敬服しているので、

これは当分のあいだ続くんだろうな。

さて、

ビーチハウス・ローカルのマイク・ヤング。

ノアのともだちのクイオ・ヤングの父親だ。

マイクは、

ノースハワイを代表するミュージシャン。

ワイメアでの『エディアイカウ・コンテスト』

に招待されるイライジャー・ヤングの父でもあります。

今日はライブの日だそうで、

超がつくほど気に入ってくださっている

「『SURFSURFSURF T』を着て演じるんだよ」

と教えていただき、

「それはありがたいです」と写真を撮らせていただいた。

これが有名すぎる彼のCD。

けど、島でしか売っていないという妙。

ディストロビューションに乗っていないのですね。

曲名一覧を見ると、

それは有名な曲が並んでいる。

『ナニ・オ・カウアイ』は、

みなさんも聴いたことがある有名なマイクの曲です。

ロングボード・ママも、

The Ocean Is My Home、

パラダイス等々と、すてきな曲が多くて、

しかもほとんど(ハワイ古典カバー以外)が、

マイクの作詞作曲というのだから驚かされる。

天才マイクの暖かさと、

ノースハワイのすばらしさとうれしさが詰まった音楽なんです。

No Music No Life!

閑話。

沖縄から林田さんが、

「ビーチハウス&ホワイトハウスツアー」

にやってきました。

「夢がかないました〜」

フレちゃんにお会いすることと、

イシハラマートも楽しみにされているそうです。

さらには、

わざわざヱビスビールを2週間分を持ってきてくださった。

ヱビスビールは、

麦芽100%のジャーマンスタイルのビア。

「こんなにめでたいことはない〜!」

と思いまして、

ノアとセイジも呼んでヱビスさまと一緒に記念撮影しました。(笑)

重たいのにわざわざありがとうございました。

MLB地区シリーズを見ながら飲みますね。

ありがとうございました!

週末話の続きですが、

北海岸の帰路にカパアというオールドタウンで、

ノースハワイ秋の恒例行事

『ココナッツ・フェスティバル』

があったので行ってきました。

ローカルフードのスタンドがたくさんあって、

アサイボウルをいただきました。

ココナッツ・フェスティバルというだけあって、

ココナッツだらけのイベントなんですよ。

冷やしたココナッツを飲み終えて、このおじさんに実を渡すと、

ナイフで割ってこうして中身を供してくれる。

ココナッツ大好きなので、

お腹が心配になるほどのココナッツの飲食大会でした。

このフェスティバルのセンターステージでは、

フラのイベントがあり、

アニーとカイラが踊っていた。

今年のそれは、

ハワイ島ヒロで開催されているフラの祭典

『メリーモナーク』

にカウアイチームが招待された年の記念だということ。

フラ世界も歴史があり、

それは深く険しい道であるようで、

伝統芸能のすごさと美しさに感動させられた。

それはサーフィングに通じるものがあるようだ。

めでたい日には、

アニーもいつものようにプルルルンとニコリンしていましたよ。

そして、

フレちゃん世代もこうしてうれしく踊り、

子どもたちもかわいく踊り、

年頃の美しい娘さんも恋心を踊っていました。

本場ノースハワイだけあって、

海をバックにしたステージがすてきで、

どこまでも美しい夏の日でした。

今年はカイラが初ソロでした。

しかも二曲も踊ったので、

父親はびっくりしながらシャッターを押したんですよ。

いつかミス・アロハ・フラになれたらいいね。

学校を終えてからの練習は日本の高校球児みたいで過酷だけど、

こうして晴れ舞台が用意されているのは、

「必ずその努力が実る」

ということを教えてくれているのでしょうね。

「カイラ、おめでとう〜!」

努力だとは思っていないだろうが、

ノアも朝に夕にサーフしている。

それにしてもこの岩場で足を切らないのがすごい。

美しい花も夜を越えて、

風にもマケズに美しい花をつけるのですから、

人間世界も同じ。

武道にも芸能にも、

もちろん波乗りに近道なし、

「たくさん努力して、研究した人が深く楽しめる」

ということを知った2011年の秋の始まり。

ラカ法王が教えてくれることは計り知れない。