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naki's blog

やたらと速いポンパドール・ラウンド_そのインプレッション_NAKISURFオリジナル・マイクロファイバータオルが完成!!_(2383文字)

おはようございます。

すてきな夏日が続いている南カリフォルニア、

サンクレメンテです。

ブライアン・ベントと長女エスター。

頭脳明晰明朗活発なエスターは、

16歳なのに飛び級で高校を卒業し、

この夏から大学生。

Seea(シーア)のモデルやプロダクションも手伝っているのですよ。

天才少女のお父さんは、

この通りピカリとしたすばらしいデザイナー。

『速いサーフボード』というネーミング。

彼の直球感にいつも感動させられる。

さて、街の北側にあるソルトクリークに行くと、

他はオンショアなのに、なぜかここは無風。

ヒントは南風。

風情報が南系のときは、

ここに向かうことをお勧めします。

美しい坂を下って、夏色の浜に降りると、

クリスちゃんがボヨヨーンっとエアしていた。

「いいね!」

とフェイスブックのようなコメントをしてみた。

俺は、

完成したばかりのポンパドール・ラウンドを持って、

「いざいざ」とクリスちゃん方面に向かった。

夏の混雑。

水温が19度程度なのに裸でずっと泳いでいるというのは、

アメリカ人はすごいのか、または鈍感なのか。

まっすぐ沖を見ると、

前方視界は無人のクリアー。

フラッフィーのお兄ちゃんこと、

クリスちゃんがエアをクヌヌ!

とまた決めた。

彼も同じポンパドール・ラウンドだったので、

「奇遇デス。最高デス!」

大喜びのクリスちゃん。

最近の俺はあれだけレッキンボール三昧だったのに、

ちょうどタイミングが良いというか、

その縁に不思議な感覚となった。

さて沖に出て、

ファーストテイクオフをしようとすると、

その滑りに驚いた。

「スルスル感」というか、

あっさり波に乗れてしまう、

そんな波の捕らえ方だった。

俺は短く、ラウンドノーズ系のデザインが大好きなので、

一本目から乗り慣れたボードのように滑っていけた。

すると、

走る走る

滑る滑る

奔る奔る

という絵本文体のようになってしまったが、

そんなインプレッションだった。

「クヌー」

とシリアスなターンもして、

いきなりマンライ注意報発令。

バックサイドも国府の浜や東浪見を思い出しながらクヌってみた。

このポンパドールは、

少しでも速度が出ると、「浮く」という感覚がやってくる。

緩慢な斜面でもシュイーっと滑っていく。

これもあれも、

こんなにか弱く、ささやかな夏波セクションなのに、

ターンは本気波と同じようにレイルが切れ上がる。

おそるべしCANVAS。

クリスちゃんが好んでこれに乗っているのは、

こんなフィーリングだったからですね。

CANVAS

POMPADOUR ROUND (SQUAREも同様)

https://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-pomp-squared.html

5’2″ x 19-1/2″ x 2-1/4″

フラットロッカー

あの浮くようなスケート感覚はボトムにあると感じ、

ボトム形状を調べてみると、

やたらと変わっていて、

さらには見たことも聞いたこともない組み合わせだったので、

シェイパー、ライアンに電話して確認すると、

「ポンパドール?今までないボトム形状でしょ、

新しいコンセプトというか、

ないものを創り出せたと自負しているよ」

「それがね、波のないセクションでもやたらと速いんだよ」

と伝えると、

「速さにこだわってコンケイブをつなげてみたんだ。

さらにはスケーティングも簡単にしようと、

VEEを絶妙な配分で落としてみたんだよ」

とやたら自信を持って答えてくれた。

そのボトムとは、

弱ダブルコンケイブ(ノーズ)

フラット(エントリーエリア)

シングルコンケイブ(前足)

弱ダブルコンケイブ?弱VEE(前足と後足の中間部分)

ダブルコンケイブ?VEE(後足)

シングルスロット+VEE(ステップバックしたときの後足)

弱いVEE(テイル)

ポンパドール・シングルスロット。

この存在もこのボードの速い要因と思われる。

スクアッシュテイルの『スクエア』、

ラウンドテイルの『ラウンド』は、

テイル形状以外は同様のスペック。

俺のサイズ。

5’2″ x 19-1/2″ x 2-1/4″

レイルをテーパーに落としてあるので、

厚くは感じず、2-1/8″くらいのフィーリング。

このスペックでの中級者の推奨体重が体重55kgくらいでしょうか。

60~65kgの中級者は、

5’4″ x 19-5/8″ x 2-3/8″

と出してみた。

66~70kgの人は、

5’5″ x 19-3/4″ x 2-3/8″

と出してみた。

71~76kgの人は、

5’6″ x 19-3/4″ x 2-1/2″

またオモシロボードが出現しました。

俺は乗ってからボード検証するのが好きで、

逆に言うと、

乗る前にはボードサイズすらも見ないようにしている。

「ボードは数字ではなく乗り味」

という純粋なる判断のために見たくないのかもしれない。

NAKISURFオリジナル・マイクロファイバータオルが完成しました!

ご存じかもしれませんが、

ここ最近登場した薄く、軽い新素材。

タオルというか、

シーツ並に薄いのにタオルの役目を果たします。

これに大好きなペリカンショットをプリントしました。

“FEEL THE GLIDE”

(滑走を感じよう)

というサーファーたちにとっては、

永遠のスローガン入り。

とても軽く、小さくなるので、

電車旅にも車の小物入れにも収まるサイズです。

(新品時は撥水加工みたいになっていて、

あまり水を吸わないので、一度洗濯してからお使いください)

満を持して、

もうすぐオンラインストアに登場します!

https://www.nakisurfshop.com/

どうぞお楽しみに。

いよいよ真夏に向かって近づいてきていますね!

俺たちサーファーは一年中海で遊べるので終わらない夏か。

でもこれからはじまるのは、本当の夏。

熱い暑い夏がやってきます!

それではすばらしい週末をお迎えください。