おはようございます。
すてきな夏日が続いている南カリフォルニア、
サンクレメンテです。
ブライアン・ベントと長女エスター。
頭脳明晰明朗活発なエスターは、
16歳なのに飛び級で高校を卒業し、
この夏から大学生。
Seea(シーア)のモデルやプロダクションも手伝っているのですよ。
天才少女のお父さんは、
この通りピカリとしたすばらしいデザイナー。
『速いサーフボード』というネーミング。
彼の直球感にいつも感動させられる。
さて、街の北側にあるソルトクリークに行くと、
他はオンショアなのに、なぜかここは無風。
ヒントは南風。
風情報が南系のときは、
ここに向かうことをお勧めします。
美しい坂を下って、夏色の浜に降りると、
クリスちゃんがボヨヨーンっとエアしていた。
「いいね!」
とフェイスブックのようなコメントをしてみた。
俺は、
完成したばかりのポンパドール・ラウンドを持って、
「いざいざ」とクリスちゃん方面に向かった。
夏の混雑。
水温が19度程度なのに裸でずっと泳いでいるというのは、
アメリカ人はすごいのか、または鈍感なのか。
まっすぐ沖を見ると、
前方視界は無人のクリアー。
フラッフィーのお兄ちゃんこと、
クリスちゃんがエアをクヌヌ!
とまた決めた。
彼も同じポンパドール・ラウンドだったので、
「奇遇デス。最高デス!」
大喜びのクリスちゃん。
最近の俺はあれだけレッキンボール三昧だったのに、
ちょうどタイミングが良いというか、
その縁に不思議な感覚となった。
さて沖に出て、
ファーストテイクオフをしようとすると、
その滑りに驚いた。
「スルスル感」というか、
あっさり波に乗れてしまう、
そんな波の捕らえ方だった。
俺は短く、ラウンドノーズ系のデザインが大好きなので、
一本目から乗り慣れたボードのように滑っていけた。
すると、
走る走る
滑る滑る
奔る奔る
という絵本文体のようになってしまったが、
そんなインプレッションだった。
「クヌー」
とシリアスなターンもして、
いきなりマンライ注意報発令。
バックサイドも国府の浜や東浪見を思い出しながらクヌってみた。
このポンパドールは、
少しでも速度が出ると、「浮く」という感覚がやってくる。
緩慢な斜面でもシュイーっと滑っていく。
これもあれも、
こんなにか弱く、ささやかな夏波セクションなのに、
ターンは本気波と同じようにレイルが切れ上がる。
おそるべしCANVAS。
クリスちゃんが好んでこれに乗っているのは、
こんなフィーリングだったからですね。
CANVAS
POMPADOUR ROUND (SQUAREも同様)
https://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-pomp-squared.html
5’2″ x 19-1/2″ x 2-1/4″
フラットロッカー
あの浮くようなスケート感覚はボトムにあると感じ、
ボトム形状を調べてみると、
やたらと変わっていて、
さらには見たことも聞いたこともない組み合わせだったので、
シェイパー、ライアンに電話して確認すると、
「ポンパドール?今までないボトム形状でしょ、
新しいコンセプトというか、
ないものを創り出せたと自負しているよ」
「それがね、波のないセクションでもやたらと速いんだよ」
と伝えると、
「速さにこだわってコンケイブをつなげてみたんだ。
さらにはスケーティングも簡単にしようと、
VEEを絶妙な配分で落としてみたんだよ」
とやたら自信を持って答えてくれた。
そのボトムとは、
弱ダブルコンケイブ(ノーズ)
フラット(エントリーエリア)
シングルコンケイブ(前足)
弱ダブルコンケイブ?弱VEE(前足と後足の中間部分)
ダブルコンケイブ?VEE(後足)
シングルスロット+VEE(ステップバックしたときの後足)
弱いVEE(テイル)
ポンパドール・シングルスロット。
この存在もこのボードの速い要因と思われる。
スクアッシュテイルの『スクエア』、
ラウンドテイルの『ラウンド』は、
テイル形状以外は同様のスペック。
俺のサイズ。
5’2″ x 19-1/2″ x 2-1/4″
レイルをテーパーに落としてあるので、
厚くは感じず、2-1/8″くらいのフィーリング。
このスペックでの中級者の推奨体重が体重55kgくらいでしょうか。
60~65kgの中級者は、
5’4″ x 19-5/8″ x 2-3/8″
と出してみた。
66~70kgの人は、
5’5″ x 19-3/4″ x 2-3/8″
と出してみた。
71~76kgの人は、
5’6″ x 19-3/4″ x 2-1/2″
またオモシロボードが出現しました。
俺は乗ってからボード検証するのが好きで、
逆に言うと、
乗る前にはボードサイズすらも見ないようにしている。
「ボードは数字ではなく乗り味」
という純粋なる判断のために見たくないのかもしれない。
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NAKISURFオリジナル・マイクロファイバータオルが完成しました!
ご存じかもしれませんが、
ここ最近登場した薄く、軽い新素材。
タオルというか、
シーツ並に薄いのにタオルの役目を果たします。
これに大好きなペリカンショットをプリントしました。
“FEEL THE GLIDE”
(滑走を感じよう)
というサーファーたちにとっては、
永遠のスローガン入り。
とても軽く、小さくなるので、
電車旅にも車の小物入れにも収まるサイズです。
(新品時は撥水加工みたいになっていて、
あまり水を吸わないので、一度洗濯してからお使いください)
満を持して、
もうすぐオンラインストアに登場します!
どうぞお楽しみに。
いよいよ真夏に向かって近づいてきていますね!
俺たちサーファーは一年中海で遊べるので終わらない夏か。
でもこれからはじまるのは、本当の夏。
熱い暑い夏がやってきます!
それではすばらしい週末をお迎えください。
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