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停電その後_寒く冷たいサンクレメンテの今日_小波スラッシュのやりかた解説_砂漠ドリフトVS小波ドリフト_サンクレメンテ_(1791文字)

すごい停電でした。

新聞発表では原因が明らかにされていないが、

なんだったのだろうか?

このラップトップは平気だったけど、

インターネットのモデムが使えないから通信できず、

携帯電話の充電も残り4%となっていて、

さらには街全員で電話をかけたからか、

電話回線もパンク状態。

仕方がないので早寝しました。

さて、昨日の書きかけです。

霧サンクレメンテ。

ジューングルームという季節は6月のものだけど、

7月半ばになってもお寒い気候が続いている。

水温も下がり、昨日は16°、今朝は17°。

フルスーツでも出ている足と手が痛くなるほど。

日本の水温分布を見てみると、

北海道(オホーツク海を除く)でも現在18°もあるので、

こちらの水温の冷たさが際だって低いのですね。

でも白人は、

トランクスだけでサーフしている人もいるのだから、

同じ人間とは思えないほど体感温度が違うのですね。

逆に言うと、

だからアメリカ製のウエットスーツは進化を遂げなかったのだと思う。

さて、サンクレメンテ・ピア。

デモボードとして、

日本に送るプレイング・マンティスのカラーフォーム版と、

カリフォルニアでの最後のサーフセッションをしてきました。

水温情報を見ないで、

トランクスとタッパだけで来てしまった俺。

波打ち際のヒンヤリ感に嫌な予感が。

海に足を踏み入れてみると、

「しまった。冷たい…」

と冬並の温度を知り、全身硬直。

それでも息を止めながらパドルアウトし、

両手に息を吹きかけながら波を待ちます。

あいにくうねりは小さく、

満潮時だったので、

パワーもなく、ゆるやかだったけど、

湘南波か、国府の浜みたいにサーフしてきた。

タッパーを着ている場所は暖かく、

他の部分はちょっとした拷問状態でした。

そういえば友人に

「スラッシュのやり方を教えて欲しい」

というリクエストがあって、

こういう小波でのアクセントムーブになるので、

ここに紹介します。

俺の波乗りは、

ふわりとしながら加速していくのを楽しむのが好きなんだけど、

たまにこうして自身最大の負荷をかけて切り返す

「クヌヤロ」的なこともします。

若い頃はクヌヤロ必須派だったのに

加齢するというのはこういうことなのでしょうか。

千葉公平さんやガーラック、ドノバンなどに憧れて育ち、

いまではクリスチャン・ワックもいいな、などと感じている。

なぜこのスラッシュが好きなのかを解説内に記載しておきますね。

さて、解説です。

まずはカットバック位置と、

オフザリップ箇所の中間地点のトップからボードの背中側に倒れ込みます。

後ろ手を入れてここを支点とさせます。

レイルが入ったのを確認したら、

ボトムまで滑り降りる要領で前足を20%、

後ろ足を80%の割合で波の中に押しつける。

↓この波だと、

この位置まで押しつけます。

ここまで来たら後ろ足土踏まずを進行方向(ノーズ)へ押す。

じつはこの瞬間が一番楽しく、

自分で立てたスプレイの音と加速感に満たされて至福の時なのです。

クヌヤロの「ロー」と伸びる部分であります。

押していって、

泡の手前でテイル加重とします。

泡が当たると同時に前足45%、

後ろ足55%のバランスとしましょう。

波のフックがもう少し大きいと、

波の中に戻しながら、

リエントリーターンで落としたりもできるのですが、

それはまた次の機会に。

小波編なのでこれで完了です。

泡が来て押されて倒れないように体勢を低くしましょう。

じつはD先輩から教わった秘伝です。

木村さん、

これはバイクだとドリフト走行ということでしょうか?

チャボさんブログを見ると、

なんと砂漠でドリフトをしていたのでありました。

http://shinyakimura.blogspot.com/2012/07/desert-animals.html

4V(シブイ)

881(ヤバイ)

S51(スゴイ)

と三冠王で木村さん一同を讃えました。

(翌、水曜日の木村さんがSURFx3Tを着ていたのを見逃さなかった)

こちらはストロベリーの季節です。

ラホヤでいただいたこの枝付きイチゴのおいしさに驚いた。

エルカミノを走っていたら、

前にエスター・ベント発見。

こんな車に乗っている16歳の女の子がいるのですね。

そのまま街を北上しコールに行くと、

たくさんのブランクスが届いていた。

これらが多くのサーファーにとって、

究極なる一本となるのでしょうね。

すばらしい週末となりますように!