新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

ブランド波の混雑_トレッスルズのがっかり度はいかに_ビンテージボードへ_レッキンボールT、じつは大変でした_ローワートレッスルズ大攻勢日_(2770文字)

こんにちは、

昨日の停電の影響で本日2回目のポストです。

三連休おめでとうございます。

サンクレメンテには、

ハリケーン”エミリア”からの南南東うねりが届いている。

ロス・アンジェルスから聖(きよし)さんが来て、

一緒にサーフすることとなった。

聖さんは、

ソフトサンドリーフでリッジの写真を撮ってくれた人であります。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/17496

さてさて、

南うねりなのでサンオノフレ岬のレフトか、

オーシャンサイド、

または混んでいるアッパーズ(トレッスルズ)という選択肢をさしあげた。

聖さんは悩みに悩んで、

「せっかくなのでアッパーズに行きましょう」

ということとなった。

やはりトレッスルズというのは、

ロスからの人には憧憬があるらしい。

着いてみると、

混んでる混んでる。

50人はいるだろうか。

しかも他の場所では、

頭からオーバーヘッド程度はあるはずなのに、

ここは南南東うねりをかわしているのか、

腰サイズ、セット胸でくらいしかなかった。

がっかりする俺たち。

もうサーフしないで帰ってもいいかな、

と思うのだが、せっかくここまで35分かけて歩いてきたから、

インサイドでサーフしようということとなった。

(ちなみに上下の画像は、本日一番のセットであります)

一本の波には常時2?5人は乗っていて、

俺と聖さんはそこまで嫌な思いをしなかったが、

ラインナップでは、

サーファーの10人に一人くらいしか乗れないほど波数が少なく、

そうなるとお互いに

「あいつを出し抜いてやろう」

とか、

「こいつより早くテイクオフしてやる」

といったサーファーとしてはかなり寂しく、

悲しいオモワクがあるのが見えた。

さらには、お互いにシネシネ光線を出していて、

それはそれは険悪な雰囲気だった。

こういうのが俺をトレッスルズから遠ざける原因で、

険悪な中でサーフするなら、

波が悪くても無人のビーチブレイクがいいと思ってしまう。

入って15分で「もう上がろう」と決めたのだが、

それから1時間も自分の波がやって来ずに、

ようやくやってきたダンパー波に腹ばいになって上がってきたほどだった。

ライディング写真は先週の波でして、

このくらい空いていればハッピーサーフとなるのだけど、

土日はともかく、

平日は混んでいるのかどうかの判断に苦しむ。

下の二枚の写真は、

バックサイドで泡波にバウンスさせようとしているのだが、

見事にフォームが一緒なので、

ここに掲載してみた。

フォームって大事と聞くけど、

こうして何年も同じフォームでサーフしながら、

ラインやヒットポイントを模索している。

サーフィンの難しさはゲレンデが動くこと。

逆に言えば、それがおもしろさということで、

「二度と同じ波はやってこない」

という言葉通りの28年間。

楽しいが、自身を試されることもある。

波乗りは深い。

こうして海を越えてもサーフ愛好者が多いのがその理由だろう。

今日はアッパーに50人、

コットンズに40人、ローワーズに60人、

その間にきっと50人はいたので、

総勢200名ものがっかりインプレッションが、

今夜のツイッターやフェイスブックで飛び交うのだろう。

まあ、ブランド波だから仕方ないのかもしれない。

再び反省。

俺が車を停めたハンセンズの駐車場に戻ると、

プレイングマンティスに興味津々の聖さん。

彼もコール信者に他ならず、

現在フライトデッキを所有していて、

ルースキャノンをオーダー中です。

楽しみですね。

友人宅でこんな9ストリンガーボードを見つけた。

「真ん中のバルサストリンガーを挟み込む2ストリンガー」

で9本ということです。

これはとても珍しいのだそうで、

彼のジマンボードとなっていた。

こちらは志摩国府の浜は、

プラヤサーフさんで見つけたビンテージボード。

国産『マリブ・サーフボード』。

これもやたらと珍しい。

コンディションも良好で、

この時代のものでは当たり前だが、

オンフィンのシングル。

イエス!

クリスチャンが見たら乗りたがることだろう。

NAKISURFではビンテージボードの買い取りもしたく、

現在古物商の免許を頭領大西が取得中です。

年代別サーフボードをレンタルという企画もあります。

どうぞお楽しみに!

若さまとプレイングマンティス。

さとるさんが登場して、

『3万クリックしました』

というレッキングボールTシャツをゲットしていきました。

じつはこのレッキンボールTシャツ完成までに大きなドラマがあり、

それは、このアート画像がサムネイルサイズしかなかったこと。

なので、それをスクリーンプリントにするのは、

イラストレーターでファイルをアウトライン化しなくてはならず、

それをデザイナーのさとるさんが請け負ったのはいいのだが、

彼が実際に取りかかってみると、

線がやたらと多く、

3万パスも存在する銀河的なアートワークだったのです。

大きなファイルがあるはずなんだけど、

オリジナルデザイナーはこれを描き、

報酬を得た後は行方不明となっていて、

捜索したまま遂にTシャツの納期が迫ってきてしまい、

こんなさとるさん受難という顛末となりました。

どんなものにもドラマがありますが、

これはやたらと強烈でした。

さとるさんが、

腱鞘炎寸前まで追い込んで制作したのは何も知らないコール。

このTシャツを今日も気に入って着ていました。

NAKISURFにも到着していて販売中です。

コールはサンオノフレに行き、

このボードでほぼ無人、

オーバーヘッドのマンライ祭りをしてきたのだそうで、

それなら俺たちもあっちに行けば良かった、

とブランド名に揺れてしまった自分を悔やんだ。

オーストラリアンラブラドゥードル(Australian Labradoodle)。

子犬となると、ぬいぐるみですね。

あ、クリスチャン・ワックたちは、

ローワートレッスルズ・レイドというソフトボードイベントに行った。

(レイド=大攻勢、急襲、襲撃)

クリスチャン:「ねえNAKI、キャッチサーフ貸してくれる?」

船木:「あ、レイドでしょ?嫌だよ」

「だよね、ソフトボードでもボロボロになるからね」

「ごめんな」

「いいよ、でも写真撮りに来ればいいのに。

NAKIブログでやったら絶対おもしろいと思うよ」

「うーん、考えておくよ」

「来たらいいのに…」

というやりとりが先ほどあった。

これは去年のレイド。

これを見れば、

クリスチャンたちがどんなことをやったかがわかるというものです。

アメリカ的というか、なんというか….。

http://vimeo.com/25296447

Captain Barbosa’s Raid On Lower Trestles from Jacob “Eppy” Epstein on Vimeo.

俺は孤独にハッピーソロサーフがいいかな。

それではまた明日!