アメリカ最大の都市。
800万人を超える市域人口。
2,000万人以上の都市圏人口。
市内総生産は6,014億ドル(約50兆円、2009年度)。
これは世界第二位を誇り、全米最大であるという。
「眠らない街」ニューヨーク。
バットマンの舞台になった『ゴッサム・シティ』は、
この街の愛称「ゴッサム」から取られている。
下の作品は、
ノースハワイの西側の街、
ワイメアタウンのもので、
このコントラストは対称にもならないほどである。
ほんの少し前までのんびりと風を感じ、
虹の風景にうっとりし、
青く、温かい海でニコリンサーフをしていたのに、
突然こんな大都市を歩いているのだから人生はわからないものだ。
今回の旅はW氏が一緒で、
これからはじまるプロジェクトの視察も兼ねているのです。
まずはMOMA(ニューヨーク近代美術館)に行く。
ここは年間来場者数が250万人を越えるアートの殿堂であります。
開館が1929年と古く、
この時代に前衛美術を集めるというコンセプトがあったことに驚いた。
ここはほとんどの展示の写真撮影が可能なのだそうで、
やはり「近代」と銘打つだけあって進んでいます。
NYでうんならかした、
いや名声を手中にし、
内面を捨てて表層を追ったアンディ・ウォーホル。
線画にのせたインクを紙に転写する
「ブロッテド・ライン(blotted line)」
という大量印刷に向いた手法を初めて行ったのが彼。
このマリリン・モンロー作品はあまりにも有名だが、
その作品数も半端ではないほど多い。
ポップアートの父、マルチアーティスト。
アートの歴史のお勉強はこれで十分!?
トイアートですね。
これはフィンセント・ファン・ゴッホの代表作のひとつ
『星月夜(1889年、La nuit etoilee、The starry night)』。
横尾忠則さんのアートも三点展示してあった。
いまだに時代と共振する感性も、
この当時の奇抜さまでも全てがすばらしい。
天才特上。
ほぼ全て拝見して外に出ると、
ヤンキースのゲームが生放送されていた。
これはトロントのアウェイゲームだけど、
ニューヨークでイチローさんの打席を見るというのは、
野球ファンなら感動的なことなのだ。
セサミストリートで見た建築があちらこちらにあって、
昔のアメリカというのは、
東海岸のことだったのだ、と確認できた。
□
まるくんが、
鋭意お勧めしてくださった銘イタリアンレストランに行く。
ランチ開店直後だったので、予約なしで席につけた。
信じられないほどおいしい料理に一同しばし驚く。
ここはイタリアか?
そういえばニューヨークというのは、
美食の街としても知られていたな。
マッシュルームのラビオリ、
トマトソースのスパゲッティ、
ミートソース・リガトーニ。
それらが全て食べ放題ということで、
おいしかったのもあって、
一日分以上も食べてしまった。
さらには、
謎のW氏にごちそうになってしまいました。
ありがとうございました。
中学生の頃やたらと好きだった
ビリー・ジョエルの曲名&アルバム
『ニューヨーク52番街 (”52nd Street”)』
を見つけて静かに感動する。
地下鉄メトロに乗ってアッパー・ウェスト・サイドまで移動する。
シングルライドの切符($2.50)を買って、
地下鉄移動にも慣れてきました。
車内はこんな感じで、
一昔前の荒れて、治安の悪いニューヨークとは違うようだ。
79 st駅に到着。
1934年創業という老舗の食材屋ゼイバーズ。
W氏によると、
グルメをうならせる品揃えが魅力だそうです。
オリーブ漬けだけでもこの種類。
チーズなどはどこまでもチーズだらけだった。
上の写真は総量の1/4くらいだろうか。
品揃えと、お店の雰囲気に感動しました。
さすが老舗だけに
創業当時からのファンも多く買い物に来ていた。
コーヒーの売り方もダイナミックでオリジナル。
291
こうして焙煎した豆のを樽に入れて量り売り。
パック売りのコーヒーも表情豊か。
ジャムもこの通り。
イタリア通のW氏が絶賛する自然乾燥したパスタもあって、
「かんざし」状になったまま販売されていた。
メトロで42 st駅、
タイムズスクエアまで戻り、
ヤンキースストアをのぞくと、
ミッキー・マントルの斜め下に
イチローさんのユニフォームが売っていてうれしくなる。
ミニーとキティが仲良く歩いていた。
日米友好ですね。
.
夕食を食べて、ジャズクラブに行き、
タイムズスクエア前に行くと、
深夜0時過ぎだというのにこの人混みと、
看板の明るさに驚く。
やはり眠らない街というのは本当だ。
あ、今夜は満月がきれいです。
それではまた明日!
日本からももうしばらくしたらこれが見えるのですね。
■