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naki's blog

昨日の無名岬の俺たち_コロッケ量に知る年齢_(1485文字)

ーー私の歌にも欲するところは気分である。

陰影である、なつかしい情調の吐息である。(北原白秋)

バクダン低気圧が抜けて、

一同夜明け頃起きるが、

あまりの北風に海に行くのを少し待ち、

シーキャビン店主ジマンのコロンビアコーヒーの香りを楽しんだ。

波情報が次々と入ってくる。

狙いを定めたのは無名岬。

到着してみると、思ったよりも小さく、

そしてささやかだった。

でもこの波に焦がれてしまったので、

小さくてもいいから入りましょう、と提案する。

D先輩に

「隠れ根」という水深20cm程度の

リーフ群の位置を伝える秋元さん。

先輩は俺に

「お前らよ、わざと危ないところで俺をやらせて、

からかおうとしているんだべ?」

「そんなことないですよ。また被害妄想ですか。

先週の台風のときは、

ここで超距離波に乗ってマンライ祭りだったんですよ」

「ふーん」

「気にしないで乗っていって、岩が出てきたらやめれば平気ですよ」

「そんな簡単に言うなよな。こっちは孫がいるんだからな」

という会話があって、

やさしい秋元さんがまずは写真を撮ってくれることとなった。

いつものように

「2?3本撮ってくれたらいいですから」

と伝えると、

「もっと乗ってください」

「え、五本とかいいの?」

「もちろんです。ドーゾドーゾ!」

と秋元さんのご好意に甘えてパドルアウトしました。

ここは、あいかわらずすばらしい波で、

こんな斜面がずっと続いていく。

壊れたバッティングセンターのピッチングマシンのように乗り続けられる。

小学生の頃、建設中の大きな橋の上で、

長い斜面をずっとスケートボードで滑らせていたことを思い出した。

あの日に食べた

「ごまつけ麺」の味までが

フラッシュバックしたほどの長い距離波。

予定数終了となり、

秋元さんとボードとカメラ交代して波を追っていった。

小波でも根を避けてユラリ乗法で斜面をつなぐ秋元さん。

先輩はライトのピークを見つけて、

ずっとバレル風の張りつきグライド。

上がってきて、

「あのチューブ掘れてたでしょう!」

「はい、バッコリ掘れて、スタンディングでもいけたくらいですね」

「そ?かぁ!もう一回言ってくれぃ!」

という会話をした後、

先輩はカメラのプレビューを見て、

暗い顔となり、

「お前、絶対にこのチューブをブログに使うなよ」

と言われていたことを今思い出した。

さらには、

「孫に見せるから明日はさ、かっこいいのだけ載せてくれよ」

「いいですよ。選んで作品番号だけくださいね」

「おー、この1597と…..」

と先輩が選んだのが、

やはりクヌヤロ系ではないショット。

「あのよ?、どうして俺の手はグーなんだろうか?」

「知りませんよ。手のひらを開けばいいじゃないですか」

「それができたら悩まないんだよ。教えてくれよ」

「じゃんけんでパーを出す練習しましょうよ」

「うーん、人が真剣に聞いているんだよ…」

といつもの会話があって、

東京に戻り、四国うどん屋さんを見つけて、

「讃岐づくし」をいただきました。

さらには、

NAKISURFファミリーのOTNさんより

アップルストアイベントの際にいただいた発泡酒がこれ。

秋元さんと291&4V!!とおいしくいただきました。

ありがとうございます。

ドッキーからのメールで、

俺の新しいフライングタートルが完成したと聞き、

「ドモアリガトー!」

と返信して、

この大戸屋コロッケ写真に涙。

というのは、

コロッケが大好きで、できたらたくさん食べたいのだが、

この歳になるとそうもいかずにいつもガマンしてしまう。

いつかまたお腹いっぱいのコロッケを食べるのがユメです。

20個とか。

それではまた明日!