こんにちは、
今日はちょっと波乗りスピンアウト編です。
ノースハワイ。
北側がダブルからトリプルオーバーヘッドという波サイズ。
でも島の裏、
つまり南側なら波が穏やかです。
カイラとノア、
そしてブロンソンたちはこんなビーチブレイクを楽しんでいた。
ノアもハッピーグライド。
波はサイズではないということがよくわかりますね。
みんなでランチをいただきました。
最近のノアはサーフというより素潜り。
水中メガネと足ヒレを付け、
銛を持ってそれは見事に魚を突いてくる。
いつもサーフしているビーチハウスでも。
ククイウラの港でもふわりと潜って、
おいしい魚を選んで獲るので、
ローカルのおじさんたちに人気がある。
「NOAH、BBQしているから例のを頼むよ」
「OK!」
とさっきまで泳いでいた魚が現れる。
各リーフにはノアたちが目当てにしている魚がいて、
その亀裂や穴を探っているようだ。
各リーフには、
一帯をナワバリにするサメがいて、
それぞれタイガーの20ftとか、
ロングフィンの10ftというように特徴とサイズで呼んでいた。
ホワイトハウスの下には、
なんとタイガーの20ftがいつもいるのだそうで、
以前ノアと一緒にこれが波を乗っているのを見たときは、
高速滑走するサメ型潜水艦かと思ったほどの大きさだった。
海中でサメを見たらしっかりとアイコンタクトをし、
銛とかで威嚇すると、ノラネコのように逃げてしまい、
復讐してくることはないのでかなり安全だという。
そうは言っても、
ちょっと前にノアは獲った魚群をネットに入れて泳いでいて、
サメにそのネットごと盗られてしまい、
海中に魚が散乱したのを目撃したばかりだから、
そのワイルド、または無法さにはただただ驚かされる。
今日は鬼カサゴを突いたので、
ポケにするのだという。
自分のよく研がれたナイフを持ち、
三枚に下ろしたり、
フィレにしたりもしていた。
ちょっぴり野蛮だが、
ハワイでは伝統的なことで、
継承されるように多くの人たちが潜って魚を突いている。
獲った獲物をホワイトハウスマスターのデレック、
そしてその仲間たちに見せると、
それぞれの情報交換が始まったようだ。
きっとこれは、
「俺はこんなのを見たぞ」
という話だろうか。
自然に密着したライフスタイル。
そしてどこまでも豊かな海があります。
その写真を撮ろうと思い、
カメラ片手にノアについていったら、
ワイオハイとヌクモイの間にあるレフティ岬の沖に向かった。
ビーチから軽く300mはある遙かなる沖合です。
そこでノアは潜る潜る。
こんなに深くまで行き、
そこから亀裂の中に入って、
魚が顔を出すのを待っていた。
しかも素潜りなので、
気が遠くなるほど長く潜っていた。
こんな海底にある穴に寝っ転がって余裕のポーズをしていたが、
こちらは水圧でカメラのシャッターは切れてしまうし、
耳抜きをいくらしても頭が割れそうになるほどの深さである。
写真の左上にライアンがいるが、
彼の身長が1.6mとすると、
ゆうに10mは潜っているのですね。
上がってきて、
このことをよく考えると、
とても危険なことに気づいた。
で、誉めながら、
もし何かあったら危ないからちゃんと達人と行って、
そしてずっと何十年も楽しめるようにあせらずゆっくりと上達するといい。
もし体に異変があったとき、
またはサメやリーフに体を傷つけられたとき、
そんなことがあっても無事に帰って来られる距離のリーフを選びなさい。
そんなことを伝えました。
けれど、冒頭のホヌ(ウミガメ)は、
ここで泳いでいたものだから、
ここに俺を連れて行ってくれたノアに感謝です。
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パイプラインを空撮した映像を見つけた。
しかも前半1分1秒のところで、
ケリー・スレーターがパイプラインマスターズを決めた
史上最高の究極バレルまでも映っていた。
私流に解説したブログはこちらです↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/50068
ぜひごらんになってください!
Pipeline Winter 2013 from Eric Sterman on Vimeo.
それでは、
すばらしい水曜日をお過ごしください。
1月もあと9日で終わります。
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