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【アメリカ生活編】チップのこと_(1860文字)

 

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こちらに暮らしていて、

日本にはないことのひとつに『チップ』というものがある。

みなさんもこちらに来たときに困っているのではないでしょうか。

まずはレストランでのチップ。

自分で注文口に行って、

注文して料理を自分で運ぶ店ならばこのチップは必要ない。

チップが必要なのは、

テーブルなりカウンターに座って、サーバーが注文を聞きにきて、

料理や飲料をテーブルに運んでくれるスタイルだとチップが必要となる。

日本人の考え方だと、

「チップは感謝の気持ち」

「心付け」

そう思ってしまうが、

実際には「食事代金を料理とサービスで分けて支払っている」となっている。

例えば日本でデニーズに行って、ハンバーガーセットを頼んで650円というのは、

食事代金520円にサービス代金(ウエイターや片付け係)の130円をまとまって支払っているということ。

アメリカでは、それをバラバラに払っていて、それがチップという制度になっている。

逆に支払わないのは無銭飲食と同じ考えとなる。

客にとっては計算しなくてはならず、

しかもその金額も高低があるものだからとても面倒で、

こんなことは撤廃すればいいのにと思うのだが、

調べてみるとアメリカ(グアム、ハワイ)はもちろんのこと、

オーストラリア、メキシコ、イギリス、フランス、カナダ、

タイ、インド、イタリア、ドイツで必要とあり、

世界のほとんどの国でチップが必要とされているので、当分なくならないと思う。

(逆にチップを必要としないのはニュージーランド、中国、韓国、そして日本)

利点は、チップという金銭を直接渡せることで、良いサービスが期待できる。

話が逸れるが、

「着席レストランで”Excuse me(すいませんー)”とサービスを呼んではいけない」

というマナーはご存じでしょうか。

もしそんなことをしたら、「この客はかなり不満に思っている」と、

周りが判断することになる。

(着席)レストランでは、サービス係に顔を向けておくか、

係がこちらにやってくるまで気長に待つという気構えを持たなくてはならない。

急いでいる食事の場合にはご存じファストフードというものがあるので、

着席レストランは時間がかかるもの、

「座ってサービスされて食べる」ということは「待つ」ということを覚悟しなくてはなりません。

ただ、サービスが良い店は待たされることはほとんどないのだが、

日本の人を見ていると、

「注文が決まったら120秒以内にオーダーしたい」という人がほとんどに見える。

これはアメリカでは通用しないので、まあ10分は待つ心構えでいてください。

話は逸れて恐縮だが、

そのチップ金額を調べてみた。

「地球の歩き方」という本を開くと、

『レストランのサービスには10〜15%』そうあった。

知り合いのウエイターやウエイトレスに聞いてみると、

『15〜20%。少なくても15%は置いてくれないとめげる』

口を揃えてそう言う。

ということは、地球の歩きかたを鵜呑みにして10%としまうと、

サービスの人の給料を下げてしまっているようなので、

この本に関わっている人はここを改訂したほうが良いと思う。

上記したようにもしこのチップが「旅館の心付け」とかであれば、

仲居さんは給料をもらっているわけで、

これは感謝の気持ちと思えるが、レストラン等でのチップは性質が違う。

『食事代金を料理分とサービス代金」を分けて支払っている、

そう考えると落ち着けると思います。

ただ、このチップはアメリカの友人たちもわずらわしいと思っているようだけど、

あなたが、または同行した人が不愉快な思いをしないように自分で考えるしかない。

15〜20%というのはあくまで目安でしかないが、

あなたが旅行しているときにチップに対するストレスを減らす上でお役に立てればと願う。

あと15〜20%に当てはまらないチップは、

レストランでコーヒーやビール等の飲料だけを注文した場合は、

例えばコーヒーが2ドルで、チップ3ドル=5ドル置いています。

この意味はテーブルに着席したらサービス係は最低3ドル程度の報酬を欲しがっている、

そう考えての3ドル。

長居して、おかわりしていたら5ドル置いたりしています。

このあたりは臨機応変に。

あと、スターバックス等でレジ横にTip Jarなるチップを入れる容器があるが、

あれは入れなくて大丈夫です。

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台風からのうねりが入ったハッピーサンデーのようですね!

それではどうぞすばらしい日をお過ごしください。

今日もNAKISURFにお越しくださって、ありがとうございました。