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naki's blog

再確認NATIONソニックブームのすごさ、うれしさ、そして興奮度_(1965文字)

ちょうどというか、

ほぼ1年前の10月10日に誕生したNATIONソニックブーム。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/61754

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このソニックブームの初号機5’4″を日本に持っていき、

千葉NAKISURFで試乗用としていたソニックブーム。

それが再びサンクレメンテに戻ってきた。

アメリカ生まれで、日本で育ち、

戻ってきたわけだから帰国子女というのだろうか。

自分的にはかなりうれしかったようで、

深夜1:33に起きてしまい、興奮して眠れなくなってしまった。

iPhoneで将棋をしても眠れずに困った深夜。

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夜明け前にコーヒーを淹れると、

こんなハッピーコーヒーちゃんが出現した。

せっかくソニックブームが戻ってきたので、

カメラを持ってたつやくんと一緒にサーフしようということになった。

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私が平日のため時間がなかったので、

サンクレメンテ・ピアでクイックサーフするために波をチェックしてみると、

このようにウオール(wall)だった。

これを日本語ではダンパーというのだろうが、とにかくうねりが強すぎるようである。

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次に思いついたのが教会岬。

ただ、ブレイクまで駐車場から距離があるので、

それぞれ30分しかできない企画だが、

サーフィンをはじめたばかりのたつやくんにとって、

こちらの波の方がはるかに乗りやすいと話はまとまった。

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木曜日からずっと波があって、

しかも新月満潮だったので、いつもは混んでいる教会岬はガラ空きだった。

全部で10人くらいだろうか。

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上手に乗ってくるのはフィッシュを操るJJウエッセルズで、

彼もまた南サンクレメンテでは、

重要なキャラクターとなっているサーファーであります。

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先発はタツヤくん。

生まれて初めてのソニックブームに乗って、

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「これめちゃくちゃ速いです」

そんな感想を輝く瞳で発していた。

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遠くから山崎さんが歩いてきて、

「岡さんと一緒だよー」

同行されている方を見ると、

なんと私が10代の頃から、

鎌倉支部のときにものすごくお世話になったラッシュ主宰の岡さん(中央)がいらしていた。

なんでもオーシャンサイドでアマチュア世界選手権が開催されているので、

その視察だということでした。

「本当におひさしぶりです」

蓮沼さん(ボードと)とお三人の写真を撮らせていただいた。

岡さんは65歳になられたということで、

こうして日本からいらしてすぐにサーフしているバイタリティに感激しました。

体型も変わらずにすごいです!

みなさん、いつまでもお元気でサーフし続けてください。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/66204

上のリンクの物語、

『東京オリンピックのサーフ競技ストーリー』

を書いているときにこの岡さんを思い浮かべたりしていたんですよ。

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前出したJJを望遠レンズで。

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早くソニックブームに乗りたくて、

待ち遠しかった自分の順番がいよいよやってきた。

7月からショートボードには一切乗っていなかったので、

3ヶ月ぶりのソニックブームでのセッション。

しかも10月中旬だというのにまだサーフウオッシュができるカリフォルニア。

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テイクオフすると、両足にボードが接着して、

適正浮力(実際には渦浮力)とはこんなにも愉楽操作だったのかと驚き、

そのまま切り立ってきたセクションにフルカービングしてみた。

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レイルとフィンからけたたましい音が「ブオッー!」と発せられ、

その重力感覚と、加速するような遠心力に感激してしまった。

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あまりにも調子がいいので、

ノーズにも乗って、大マンライのセッションを終えました。

今まで「なんだショートボードか」

そんな気持ちになっていたけど、

これほどまでに安心に操作でき、

さらにはダックダイブしても軽く沈むので、

肘も痛くならず、夢でうまく乗れたようなセッションを終えた。

しかも現実。

「ショートボードさま、すいませんでした」

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人生が再び変わるほどのすばらしいセッションでした。

しかも30分だけという省エネルギー。

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あまりにもうれしいので、そのままNation工場に行き、

創造主であるライアンに撮ってもらった写真と一緒に見せると、彼もまた感慨深げであった。

さらには、私が装着したFCSllスロットへのフィン4枚全てが浮いているらしく(笑)、

「これが調子いいんだから、”こうして装着しましょう”と説明書に書いたほうがいいね」

そんな冗談なのか、皮肉なのかわからないコメントを賜った。

とにかく突然ショートボードに目覚め、

体の芯がヤング気分になっているので、

後でひさしぶりにビールでも飲んで乾杯しよう。

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こんなささやかな浮力の偉大なるサーフボード。

NATIONは世界一だと断言できるほど、

すばらしいサーフボードを誕生させたようです。