.
images from: www.surfline.com
上のイメージマップはサンクレメンテ南部のトレッスルズの各ブレイクの俯瞰図で、
上から西、南西、そして南うねりの入り方がイメージされている。
コットンズ、アッパーズ、ローワーズというトレッスルズ御三家。
そしてChurchはこのブログ上では「教会岬」と表記しています。
教会岬とローワーズのちょうど中間地点がミドルスで、
画像右端に切れているあたりがサンオノフレとなっている。
ずっと眺めていると、
このうねりの進入角度を記した矢印が複雑な方角を向いているが、
見れば見るほどこれが正確だということがわかった。
加えて等圧線のように数字分けされた水深ラインは、
陸地と同じように沖まで岬状になっているのだと知った。
この沖に突き出た地形がうねりの向きによっては波を集めたり、寄せたり、
または逃したりしているのもわかった。
ーーこれは上級者トークとなるがーー
「全く同じ波は二度と来ない」
そう聞いたことがあるはずだろう。
そう、これを見ると西うねりと単一方向でありながら、
矢印の角度があちらこちらに向いているのがわかる。
説明するために分析してみると、
海底が岬状に突き出ているので、
うねりが分散したり、逆に集まったりしているのだろう。
サーフィング博士であるライアン・イングルに聞いてみるとやはり同様な答え。
サーフィングを教わるときに、
「岸に向かって一直線でパドリングして波に乗れ」
とあったと思いますが、
実際私たちは、波のピークやポケットの微妙な向きに合わせて、細かい角度を付けて対応しています。
ボード浮力があって、波が乗れる位置よりも早くテイクオフできるときは、
わざと反対側に行って(フェイド)速度をかせいだりします。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65468
【テクニック編】フェイドターンの全て_(1589文字)
とにかく、全ての波の角度が違うとすると、
全てのテイクオフの角度を変えなくてはなりません。
沖と同じようにテイクオフする寸前に向きが変わったりするのも、
海底の変化ですからそれを読んで、アジャストメントさせてみてください。
みなさんの行くブレイクでも「波の進入角度」を気にしてみてください。
波チェックのときに、波待ちのときに、そして波に乗る前に。
サーフィングのレベルが一段引き上がる重要なことです。
■