新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、ルポライターで知られるNAKIこと、船木三秀のコンセプトサーフショップです。

naki's blog

奄美のローカルサーファー大図鑑_(2233文字)

 

201511_Amami_4869

今回の奄美では、毎朝美しい朝陽が出現している。

グリーンヒルさんの2階テラスで写真を撮っていたら、

いつものように緑くんのお母さんがやってきて、

「わー!今日もきれいねー。あの辺りなんかゾクゾクするわぁ」

彼女がそう華やいでいるのを見て、

「自然の事象に感動できる人生は、とても幸せだろう」

そんなことを思っていた。

201511_Amami_4745

宿の周りの風景を撮っていると、

緑くんがやってきて、

「NAKIさん、河口の地形が良いんですけど、今から行きますか?」

緑くんは奄美でガイド業をしているので、

さまざまな情報を持っている。

DCIM100GOPROGOPR3073.

その河口は、小さな湾の中にあって、

黒砂の美しい海岸であります。

以前にも何度かここでサーフしているが、

ここまで地形が決まっているのは初めて。

70mくらいの距離の、パーフェクトライト。

DCIM100GOPROG0033172.

Yoshihito Midori

こうして波壁がかなり長い間続いていく。

奄美には、

こんなイージーで、パーフェクトな波もあるのですね。

「もう少しうねりが強ければチューブ巻きますよ」(緑くん)

「奄美はすごい場所だね。やはり」

「奄美は最高よー」(緑くん)

そんないつもの会話。

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この緑くんを筆頭とした島のグレイトサーファーたちは、

いつも笑顔で私たちビジターのことを迎えてくれる。

それがうれしくて、

みんなに会いたくて、

旅に出るとなると、

まず最初に想いを馳せるのがここ奄美大島。

奄美のローカリズムについて聞いてみると、

「(ローカリズム)ありますよ」

「なんだ、ないのかと思っていた」

「でも基本はみんなで楽しくサーフィンできれば、その考え方」

「いいねいいねふむふむ」

「乗れる人が来たら、乗っていってもらえばいいです」

「すばらしい」

「ローカルサーファーとビジターが仲間になって、

わいわい楽しくできたほうがサーフィンもおもしろいですし。

ローカルがよそに行ったらビジターになるわけですし」

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ローカルサーファーの次世代牧野大智くん。

切り返しの重さ、

ターンの深さなど世界クラスであります。

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ミック・ファニング系のナローカービング。

大智くんはプロサーファーなので、

コンテストに勝つことが要求されているようだが、

これだけの波乗りができるのなら、

勝敗はあまり気にしないで、

自分の求める波乗りを追求してもらいたい。

それが彼らしいし、

そこにポテンシャルがあるのだと思う。

大智くんの目指してもらいたいのは、

笑顔のフリーサーファーで、

世界クラスというのが私が考える彼の立ち位置だろうか。

IMG_1914

Yusei Ikariyama @Amamian Backdoor

碇山勇生(いかりやま・ゆうせい)さん。

彼はノースハワイにも来たことがあり、

トッププロでもてこずるイナリーズ波にテイクオフしていたのを見て、

ものすごいレベルのサーファーだと知っていたが、

今回の奄美バックドア&パイプセッションを見て、

彼のテイクオフは感動するほど完璧だということに気づいた。

どんなに波が掘れ上がろうが、

必ずレイルが斜面に食い付いていた。

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みんなこの上の画像を見て

「うわー、いいな、乗りたい」

そう思うのだが、

彼レベルのテイクオフを、

しかも完璧に全ての些細大胆をメイクしないと、

ボードはこの角度でこの位置にはない。

通常の人の倍はあるパドリングスピード。

ぶれることのない体幹バランス。

そんな全てが結集してのサーフィングだと改めて感じさせてくれた。

IMG_1906

そう感動していたら、

文 英二(かざり・えいじ)さんとなおさんが、

サーフ犬バイオを連れてやってきた。

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えいじさんは、

クリエーターであり、

島では大工と農家、

そしてアート関係に没頭たまにサーフというスタイルの、

口数少ないハッピーサーファーであります。

彼も世界を旅しているからこその

「暖かいウエルカム」があり、

そしてそれは10年後もずっとそうしてくれるだろう、

そんな広大な気配を漂わせている。

DCIM100GOPROG0083323.

今回新しく友だちになったのが、この一生くん。

バックドアで、

彼が伝説的なエアドロップをメイクしたのを見て、

私と緑くんで、

「アマミアン・ブルース・アイアンズ(ABI)」

と命名するに至る。

DCIM100GOPROGOPR3695.

このボードを持っているのがABIブルースで、

中央は昨日も登場したクレア(紅亜)ちゃん。

カイラ(右)の、島でできた初めての友だちであります。

彼女の名字が牧野。

そう、大智くんの妹なのでありました。

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今回の荷物。

Z1サーフスーツと、ハッピーサーフィングの象徴であるデュークTや、

日焼け対策でいつものココサンシャイン一式に、

寒い日でもトランクス&タッパでできるようにインナースーツを。

陽が落ちると、

みんなのところにハングアウトしにいくことにしていた。

旅は地元の人との交流が大切で、

たいていは波乗りの話になるけど、

いつもおもしろい話が聞ける。

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プロサーファーでもあるゆうせいさんは、

一家でキャンネンサーフさんを営まれています。

右からゆうせいさん、すいちゃん、

ひなこ(日菜子)ちゃん、げん(玄)くん、カイラ。

とても大きなサーフショップ。

スクールやレンタル等もありますので、

奄美にお越しの際はぜひチェックしてみてください。

http://cannensurf.amamin.jp/

(奄美空港から10分南に下った龍郷町赤尾木にあります)

こうして、奄美のローカリズムは、

世界でも珍しいほどすばらしいのです。

今度しっかりとこのことを書いてみます。

他のブレイクにも伝播することを祈って。

風がものすごく強くなってきました。

それではすばらしい週末をお迎えください。


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